【なお一層】と【より一層】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「なお一層」(読み方:なおいっそう)と「より一層」(読み方:よりいっそう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「なお一層」と「より一層」という言葉は、どちらも程度や状態がさらに進むことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「なお一層」と「より一層」の違い

「なお一層」と「より一層」の意味の違い

「なお一層」と「より一層」の違いを分かりやすく言うと、「なお一層」よりも「より一層」の方がやや丁寧な表現という違いです。

「なお一層」と「より一層」の使い方の違い

一つ目の「なお一層」を使った分かりやすい例としては、「このプロジェクトを成功させるにはなお一層の努力が必要です」「健康を維持するためになお一層の運動を心掛けている」「なお一層のご愛顧をお願い申し上げます」などがあります。

二つ目の「より一層」を使った分かりやすい例としては、「今回のライブでファンとの絆がより一層深まりました」「直接お会いしたことでより一層あなたのことが好きになりました」「私たちはお客様にご満足いただけるようより一層努力してまいります」などがあります。

「なお一層」と「より一層」の使い分け方

「なお一層」と「より一層」はどちらも程度や状態がさらに進むことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「なお一層」よりも「より一層」の方がやや丁寧な表現という点です。

ただし、そこまで大きな違いはないので、基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

「なお一層」と「より一層」の英語表記の違い

「なお一層」も「より一層」も英語にすると「more」「better prepared」「even more」「further」となり、例えば上記の「私たちはお客様にご満足いただけるようより一層努力してまいります」を英語にすると「We will make further efforts to satisfy our customers」となります。

「なお一層」の意味

「なお一層」とは

「なお一層」とは、程度や状態がさらに進むことを意味しています。

表現方法は「なお一層のご自愛」「なお一層の努力」

「なお一層のご自愛」「なお一層の努力」などが、「なお一層」を使った一般的な言い回しになります。

「なお一層」の使い方

「なお一層」を使った分かりやすい例としては、「お客様のニーズに応えられるようなお一層の努力を重ねる」「お腹が空いていると料理がなお一層美味しくなるのは間違いありません」「夫婦の時間を大切にすることでなお一層の絆を深めたいです」などがあります。

「なお一層」は程度が一段と進むことを意味する「一層」に、状態や程度が一段と進むことを意味する「なお」が合わさり、程度や状態がさらに進むことの意味で使われている言葉です。

「なお一層」は「なお」と「一層」という似た意味を持つ言葉を重ねているので、同じ意味の語を重ねた言い方である重言ではないかと主張する人もいますが、重言ではなく正しい日本語になります。

「なお一層」はプラスのイメージで使うことが多い

「なお一層」は「なお一層頑張ります」「なお一層努力します」などのように、プラスのイメージを伴って使うのが一般的です。また、ビジネスシーンだけではなく、日常生活でも使うことができると覚えておきましょう。

「なお一層」の特徴

「なお一層」はビジネスメールやビジネス文書などの書き言葉としてだけではなく、会話やスピーチなどの話し言葉としても使うことができるというのが特徴です。

「なお一層」の類語

「なお一層」の類語・類義語としては、物事の程度が前より一層進むことを意味する「尚更」、今までよりも程度が増すことを意味する「更に」、事物の程度や状態がさらにその度を強めることを意味する「もっと」などがあります。

「より一層」の意味

「より一層」とは

「より一層」とは、程度や状態がさらに進むことを意味しています。

表現方法は「より一層頑張ります」「より一層気をつける」

「より一層頑張ります」「より一層気をつける」などが、「より一層」を使った一般的な言い回しになります。

「より一層」の使い方

「より一層」を使った分かりやすい例としては、「ライバル店が増えたのでより一層のサービス向上が求めらている」「現状に満足することなくより一層頑張ります」「同じ失敗を繰り返さないようより一層気をつけます」「日本代表に選ばれるためにはより一層の努力が必要だ」などがあります。

「より一層」は程度が一段と進むことを意味する「一層」に、一段と程度が増すことを意味する「より」が合わさり、程度や状態がさらに進むことの意味で使われている言葉です。

「より一層」は「より」と「一層」という似た意味を持つ言葉を重ねているので、同じ意味の語を重ねた言い方である重言ではないかと主張する人もいますが、重言ではなく正しい日本語になります。

「より一層」はプラスのイメージで使うことが多い

「より一層」は「より一層頑張ります」「より一層精進します」「より一層努力します」などのように、プラスのイメージで使われることが多い言葉です。

「より一層」の特徴

「より一層」はビジネスメールやビジネス文書などの書き言葉としてだけではなく、会話やスピーチなどの話し言葉としても使うことができるというのが特徴になります。また、前後の表現を敬語表現にすることによって、目上の人に対しても使用できると覚えておきましょう。

「より一層」の類語

「より一層」の類語・類義語としては、程度が一層甚だしくなることを意味する「ますます」、状態や程度が一段と進むことを意味する「尚のこと」、他と比べて特に目立っていることを意味する「一際」などがあります。

「なお一層」の例文

1.中華料理を円卓で食べることによって、なお一層中国の気分を味わうことができます。
2.彼の話を聞いてなお一層筋トレに興味を持ち、毎日の習慣となりました。
3.明日から12月になるので、なお一層寒くなることが予想されています。
4.かなり危険を伴う作業なので、なお一層の注意を払う必要があります。
5.このチームのキャプテンに選ばれたので、なお一層責任感を持ってプレーする所存です。

この言葉がよく使われる場面としては、程度や状態がさらに進むことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「より一層」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「より一層」の例文

1.春の甲子園を1回戦で敗退してしまった私たちに対して、先生はより一層努力するように励ましました。
2.彼は今年の春に昇進したので、その分だけより一層一生懸命働きました。
3.家族の絆をより一層深めるために、定期的に旅行へ行くことにしています。
4.日本代表に選ばれたからには、より一層活躍できるよう精進してまいります。
5.5年間お疲れ様でした。新天地でのより一層のご活躍をお祈り申し上げます。

この言葉がよく使われる場面としては、程度や状態がさらに進むことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「なお一層」はビジスネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「なお一層」と「より一層」はどちらも程度や状態がさらに進むことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、基本的に大きな違いはないので、好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

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