【悪評】と【不評】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「悪評」(読み方:あくひょう)と「不評」(読み方:ふひょう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「悪評」と「不評」という言葉は、どちらも「評判がよくないこと」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




悪評と不評の違い

悪評と不評の違いを分かりやすく言うと、悪評とは評価が悪いこと、不評とは評価が低いことという違いです。

一つ目の悪評を使った分かりやすい例としては、「悪評のある人との付き合い方に悩んでいます」「悪評の多い同僚とは距離を置くようにしています」「ネットに書き込まれている悪評を鵜呑みにしてはいけません」などがあります。

二つ目の不評を使った分かりやすい例としては、「利己的な姿勢は誰からも不評を買うでしょう」「長文のメッセージや絵文字は若者に不評です」「不評を招くような言動には気を付けてください」などがあります。

悪評と不評という言葉は、どちらも評判がよくないことを表しますが、厳密な意味や使い方には違いがあります。

悪評とは、悪い評判や悪いうわさを意味し、内容が否定的で非難されている様子を表します。世間的に評価が悪い場合に使用されることが多く、「悪評のある人」とは品行に問題があると評価されている人のことです。

不評とは、評判がよくないことや人気がないことを意味し、好ましくないと評価されている様子を表します。世間の評価が低い場合に使用されることが多く、「不評を招く」とは周りから低い評価を受けることです。

つまり、悪評とは評価がはっきりと悪いことを表し、不評とは評価がなんとなく低いことを表します。二つの言葉を比べると、不評よりも悪評の方がネガティブな意味を持っている言葉だと言えるでしょう。

悪評も不評も英語にすると「bad reputation」となり、例えば上記の「悪評のある人」を英語にすると「a person with a bad reputation」となります。

悪評の意味

悪評とは、悪い評判、悪い批評を意味しています。

悪評を使った分かりやすい例としては、「いったん悪評が立つと評価を取り戻すのが大変です」「悪評令嬢がヒロインのアニメに夢中です」「口コミサイトには感情的な悪評が投稿されやすいと思います」などがあります。

その他にも、「SNSで悪評が拡散されて売り上げが激減しました」「会社の悪評を書き込む社員がいます」「悪評の流布は名誉棄損罪に該当しますか」「悪い評判ではあるいけど、悪評もまた評なりと前向きに捉えよう」などがあります。

悪評の読み方は「あくひょう」です。誤って「おひょう」「わるひょう」などと読まないようにしましょう。

悪評の「悪」は正しくないことや良い状態にないことを表し、「評」は物のよしあしをはかることや品定めをすることを表します。悪評とは、悪い評判や悪いうわさを意味し、ネガティブな評価を表す言葉です。

悪評に関することわざには、「悪事千里を走る」「悪名千里」があります。悪い行いや評判は、あっという間に遠くまで知れ渡るということを意味することわざです。「悪評千里を走る」「悪評千里」とは言わないので注意してください。

悪評の対義語・反対語としては、評判のよいことを意味する「好評」などがあります。

悪評の類語・類義語としては、よからぬうわさや悪い評判を意味する「悪名」、悪い評判や悪口を意味する「悪声」、恥を世間にさらけ出すことを意味する「恥さらし」、社会や仲間の名誉を傷つけることを意味する「面汚し」などがあります。

不評の意味

不評とは、評判の悪いこと、評価の低いこと、不評判を意味しています。

不評を使った分かりやすい例としては、「お気に入りのアニメが仲間内で不評なので悲しいです」「無駄なビジネスマナーがZ世代に不評です」「こんなに素晴らしい映画が不評だなんて信じられません」などがあります。

その他にも、「思わず出た軽率な発言が不評を買うことになりました」「テレビ番組の新企画が大不評だとトレンド入りしています」「公開当時は不評だった映画が最近になって高い評価を得ています」などがあります。

不評の読み方は「ふひょう」です。同じ読み方をする熟語に「付表」や「浮氷」がありますが、意味が異なるため書き間違いに注意しましょう。

不評の「不」は否定を表したり良くないことを表す漢字です。物事の価値や善悪などを論じることを表す「評」と組み合わさり、不評とは、評判の悪いことや評価の低いことを意味します。「好評」の対義語として使われる言葉です。

上記例文にある「不評を買う」とは、周囲から悪い評価や批判、反発を受けることを意味する慣用句です。似た表現に「不興を買う」がありますが、目上の人の機嫌を損ねることを意味し、意味が微妙に異なるので注意してください。

不評の対義語・反対語としては、世間や周囲からの評判がよいことを意味する「好評」などがあります。

不評の類語・類義語としては、人気がないことや評判がよくないことを意味する「不人気」、不名誉な評判を意味する「汚名」、悪い評判が定着していることを意味する「札付き」、名誉や人格を傷つけるようなよくないうわさを意味する「醜聞」などがあります。

悪評の例文

1.どんな大きな企業でも、SNSで悪評が広まることを恐れているはずです。
2.残念ですが、日本の英語教育は話せるようにならないとの悪評が多いですね。
3.「悪事千里を走る」ということわざがあるように、悪評はとても広まりやすいのです。
4.インターネット上で悪評やクレームが多い業種は何だと思いますか。
5.何も知らないのに悪評を立てる人はたくさんいるので、噂はあまり信じない方がいいですよ。

この言葉がよく使われる場面としては、悪い評判やうわさ、悪く批評することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、悪評の慣用的な言い回しには「悪評が広まる」「悪評が多い」「悪評を立てる」などがあります。「悪評を立てる」とは、人や物事に対する不名誉な評判を意図的に広めることを表します。

不評の例文

1.新しいシステムを導入しましたが、使いにくいと社員から不評です。
2.栄養面を重視した献立にしたところ、子どもたちから不評を買う結果となってしまいました。
3.何事にも文句ばかり言う人は、誰からも不評を買うことになるでしょう。
4.日本ではヒットしたのに、海外では不評だった映画はいくつもあります。
5.新任の英語教師は授業が分かりにくい、と生徒たちから不評です。

この言葉がよく使われる場面としては、評判がよくないこと、不評判を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、不評という言葉はネガティブな意味を持ち、マイナスイメージを伴って使用されています。

悪評と不評という言葉は、どちらも「評判がよくないこと」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、評価がはっきりと悪いことを表現したい時は「悪評」を、評価がなんとなく低いことを表現したい時は「不評」を使うようにしましょう。

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