【イヤホン】と【ヘッドホン】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「イヤホン」と「ヘッドホン」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「イヤホン」と「ヘッドホン」という言葉は、「小型のスピーカー」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




イヤホンとヘッドホンの違い

イヤホンとヘッドホンの使い方の違い

イヤホンとヘッドホンの違いを分かりやすく言うと、イヤホンは耳に差し込むタイプを指し、ヘッドホンは耳の上に覆いかぶせるタイプを指す時に使うという違いです。

イヤホンとヘッドホンの使い方の違い

一つ目のイヤホンを使った分かりやすい例としては、「イヤホンをつけるために充電器を外した」「ワイヤレスイヤホンを家に置いてきてしまったため音楽を聞くことができない」「イヤホンをなくしてしまったためスマホで探知する」などがあります。

二つ目のヘッドホンを使った分かりやすい例としては、「ヘッドホンを外してリスニングテストを終える」「今使っているヘッドホンは重いため、首や肩に負担が掛かっている気がする」「ヘッドホンをしていると外の音が聞こえない」などがあります。

イヤホンとヘッドホンの使い分け方

イヤホンとヘッドホンはどちらも、小型のスピーカーを指し、音声や音楽を聞くために用いられていますが、特徴が若干異なります。

イヤホンは、耳に差し込んだりかぶせたりして、音声を聞くための器具を指します。インナーイヤー型とも呼ばれており、音が出る部分の形状はインナーイヤー型とカナル型の二つに大きく分けられています。

一方のヘッドホンは、両耳を覆う形の小型スピーカーを指します。オーバーヘッド型とも呼ばれており、オープンエアー型と密閉型、耳に乗せるようなものと耳を全て覆うものと種類が豊富です。

つまり、イヤホンは耳に差し込む音声器機を指し、ヘッドホンは耳の上に覆いかぶせる音声器機を指すという違いがあります。

イヤホンとヘッドホンの英語表記の違い

イヤホンを英語にすると「earphone」となり、例えば上記の「イヤホンをつける」を英語にすると「put on earphones」となります。

一方、ヘッドホンを英語にすると「headphone」となり、例えば上記の「ヘッドホンを外す」を英語にすると「take your headphones out」となります。

イヤホンの意味

イヤホンとは

イヤホンとは、耳に差し込んだりかぶせたりして、音声を聞くための器具を意味しています。

イヤホンの使い方

イヤホンを使った分かりやすい例としては、「イヤホンをずっと耳に差し込んでいると耳の中が痒くなる」「ワイヤレスイヤホンの中でも左右一体型のものの方が扱いやすい」「イヤホンのノイズキャンセリングはなかなか侮れない」などがあります。

その他にも、「音楽を聴かずとも耳栓代わりにイヤホンをすることもある」「用途に合わせてイヤホンを購入したいと思っている」「iPhoneのイヤホンは性能が良いため、今ではずっと使っている」などがあります。

イヤホンは英語で「earphone」と表記され、「耳」を意味する「ear」と「音」を意味する「phone」を組み合わせた言葉です。日本語では、「イヤフォン」「イヤホーン」などと表記されることもあります。

イヤホンの特徴

音が出る部分の形によって呼称が異なり、耳の入り口にのせて使うため外の音を聞きながら音声を聞くことができる「インナーイヤー型」と、耳の中に差し込むため遮音性に優れている「カナル型」に大きく分けられています。

イヤホンの対義語

イヤホンの対義語・反対語としては、入力されたオーディオ信号に電力を加えてより大きな電力を持つ信号に変換する機器「アンプ」があります。

イヤホンの類語

イヤホンの類語・類義語としては、直接耳にあてて使う、電気信号を音声信号に変換する装置を指す「レシーバー」などがあります。

ヘッドホンの意味

ヘッドホンとは

ヘッドホンとは、両耳を覆う形の小型スピーカーを意味しています。

ヘッドホンの使い方

ヘッドホンを使った分かりやすい例としては、「ワイヤレスヘッドホンで音楽を聞きながら家事をすることがほとんどだ」「最近スマートホンとヘッドホンが無線でつながらないことが多い」「ヘッドホンの接続方法を一度確認する」などがあります。

その他にも、「ヘッドホン人気ランキングでノイズキャンセリング搭載のものを探している」「ゲーミングヘッドホンは普通のヘッドホンとはやはり異なるのだろうか」「有線ヘッドホンの方が遅延が少ないと思っている」などがあります。

ヘッドホンは英語で「headphone」と表記され、「頭」を意味する「head」と「音」を意味する「phone」を組み合わせた言葉です。日本語では、「ヘッドフォン」「ヘッドホーン」などと表記されることもあります。

ヘッドホンの特徴

ヘッドホンには、耳を全て覆うことで遮音性を高め、耳が痛くなりにくいという特徴を持つ「オーバーイヤー型」と、軽量かつファッション性に優れたものが多く、耳に乗せるように装着する「オンイヤー型」の二つに大きく分けられます。

また、スピーカーなどが納まる器をハウジングと呼び、そのハウジングが開放されている「オープンエアー型」と、ハウジングが密閉されている「クローズド型」といった区分も存在します。

ヘッドホンの類語

ヘッドホンの類語・類義語としては、頭部に装着するヘッドホンとマイクが一体化した機器を意味する「ヘッドセット」などがあります。

イヤホンの例文

1.今のスマートホンにはイヤホンジャックがほとんどないため、イヤホンピアスも使われることが減った。
2.小さなワイヤレスイヤホンは、外で使うとなくしてしまいそうだが、なくす人は少ないのだろうか。
3.イヤホンを直接指すことができない機器は、変換アダプタなどを別途購入して接続させなければならない。
4.安いイヤホンでも気にしないが、音質にこだわるなら高いイヤホンを買うべきだということは理解している。
5.失敗しないイヤホンの選び方をネットで調べたり、友人に尋ねてみている。

この言葉がよく使われる場面としては、耳に差し込んだりかぶせたりして、音声を聞くための器具を意味する時などが挙げられます。

例文1の「イヤホンジャック」とは、携帯電話や音楽再生機器などの本体に存在する、イヤホンやヘッドホンの端子を差し込むための部分を指す言葉です。「イヤホンピアス」とは、イヤホンジャックに差し込んで固定する装飾品を指します。

ヘッドホンの例文

1.バックバンド型ヘッドホンはいつかずり落ちてしまうのではないかと不安になってしまう。
2.有線のヘッドホンを使っているが、遅延こそないものの、配線が非常に邪魔に感じる。
3.Bluetoothでヘッドホンを接続する方法がわからず、ネットで検索しなければならなかった。
4.安いヘッドホンだからか、長時間装着していると耳が痛くなる。
5.オフィスで使うためのヘッドホンなので、少しはおしゃれをしたっていいだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、両耳を覆う形の小型スピーカーを意味する時などが挙げられます。

例文1の「バックバンド型ヘッドホン」とは、後頭部に装着して使うヘッドホンである、帽子や髪型を気にせずに装着することができるという特徴を持ちます。

イヤホンとヘッドホンは、どちらも「小型のスピーカー」を表します。どちらを使うか迷った場合は、耳に差し込むタイプを表す場合は「イヤホン」を、耳の上に覆いかぶせるタイプを表す場合は「ヘッドホン」を使うと覚えておけば間違いありません。

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