【ご連絡ありがとうございます】と【ご連絡いただきありがとうございます】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ご連絡ありがとうございます」(読み方:ごれんらくありがとうございます)と「ご連絡いただきありがとうございます」(読み方:ごれんらくいただきありがとうございます)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」という言葉は、どちらも連絡してくれたことに感謝することを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」の違い

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」の意味の違い

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」の違いを分かりやすく言うと、「ご連絡ありがとうございます」よりも「ご連絡いただきありがとうございます」の方が丁寧な表現という違いです。

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」の使い方の違い

一つ目の「ご連絡ありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「本日はお忙しい中ご連絡ありがとうございます」「迅速なご連絡ありがとうございます」「休日にもかかわらずご連絡ありがとうございます」などがあります。

二つ目の「ご連絡いただきありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「お忙しい中、わざわざご連絡いただきありがとうございます」「ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます」などがあります。

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」の使い分け方

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」はどちらも連絡してくれたことに感謝することを意味しており、大きな違いはありません。

あえて違いを挙げるならば、「ご連絡ありがとうございます」よりも「ご連絡いただきありがとうございます」の方が丁寧な表現というのが違いです。

ただし、「ご連絡ありがとうございます」は「ご連絡いただきありがとうございます」の「いただき」を省略しただけの言葉なので、ビジネスシーンなどで使っても問題ありません。

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」の英語表記の違い

「ご連絡ありがとうございます」も「ご連絡いただきありがとうございます」も英語にすると「Thank you for contacting me」「I much appreciate your contacting me」「Thank you for getting in touch」となります。

「ご連絡ありがとうございます」の意味

「ご連絡ありがとうございます」とは

「ご連絡ありがとうございます」とは、連絡してくれたことに感謝することを意味しています。

「ご連絡ありがとうございます」の使い方

「ご連絡ありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「早速のご連絡ありがとうございます」「夜遅くにもかかわらずご連絡ありがとうございます」「ご多忙の中わざわざご連絡ありがとうございます」などがあります。

「ご連絡ありがとうございます」は、気持ちや考えなどを知らせることを意味する「連絡」に、接頭語の「ご」、感謝したり礼を言ったりすることを意味する「ありがとう」、補助動詞「ある」の丁寧語の「ございます」が合わさった敬語表現です。

「ご連絡ありがとうございます」は「ご連絡いただきありがとうございます」の「いただき」を省略した言葉ですが、「ご連絡ありがとうございます」でも十分に丁寧な表現なので、ビジネスシーンで使っても問題ありません。

また、「ご連絡ありがとうございます」はメールと電話どちらでも使うことができます。

「ご連絡ありがとうございます」の類語

「ご連絡ありがとうございます」の類語・類義語としては、連絡してくれたことに感謝することを意味する「ご連絡くださいましてありがとうございます」があります。

「ご連絡いただきありがとうございます」の意味

「ご連絡いただきありがとうございます」とは

「ご連絡いただきありがとうございます」とは、連絡してくれたことに感謝することを意味しています。

「ご連絡いただきありがとうございます」の使い方

「ご連絡いただきありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「早朝にもかかわらずご連絡いただきありがとうございます」「お忙しいところご連絡いただきありがとうございます」などがあります。

「ご連絡いただきありがとうございます」は、気持ちや考えなどを知らせることを意味する「連絡」に、接頭語の「ご」、もらうの謙譲語の「いただき」感謝したり礼を言ったりすることを意味する「ありがとう」、補助動詞「ある」の丁寧語の「ございます」が合わさった敬語表現です。

「ご連絡いただきありがとうございます」は二重敬語ではない

「ご連絡いただきありがとうございます」を二重敬語と勘違いする人もいますが、二重敬語ではなく正しい日本語になります。二重敬語とは「尊敬語+尊敬語」「謙譲語+謙譲語」「丁寧語+丁寧語」などのように、同じ種類の敬語を重複させてしまう間違った敬語の使い方です。

今回の場合ですが、「ご連絡」は尊敬語、いただきは「謙譲語」、ありがとうございますは「丁寧語」なので、二重敬語には当てはまっていません。

「ご連絡いただきありがとうございます」の類語

「ご連絡いただきありがとうございます」の類語・類義語としては、連絡してくれたことに感謝することを意味する「早速のご連絡感謝申し上げます」、連絡してくれたことに感謝することを意味する「ご連絡くださりありがとうございます」などがあります。

「ご連絡ありがとうございます」の例文

1.ご連絡ありがとうございます。株式会社セラーバンクの古橋です。
2.日程調整のご連絡ありがとうございます。以下の日時にお越しいただけますでしょうか。
3.早速ご連絡ありがとうございます。すぐに対応に移らせていただきます。
4.この度はご連絡ありがとうございます。またお返事が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
5.わざわざご連絡ありがとうございます。その件は承知いたしました。
6.早々に折り返しのご連絡ありがとうございます。こちらの都合で時間を変更していただき申し訳ございません。それでは明日10:00に御社に伺います。
7.ご多忙中にもかかわらず、ご連絡ありがとうございます。例の面談の時間なのですが15時ごろはいかがでしょうか。
8.休日にもかかわらず、ご連絡ありがとうございます。急な案件がありまして、ご相談がありご連絡いたしました。
9.迅速なご連絡ありがとうございます。すぐにその手順でシステムの再起動してみたいと思います。
10.ご丁寧にご連絡ありがとうございます。息子のけがの方は命にかかわるものではありませんのでご心配には及びません。

この言葉がよく使われる場面としては、連絡してくれたことに感謝することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ご連絡ありがとうございます」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「ご連絡いただきありがとうございます」の例文

1.休暇中にもかかわらず、ご連絡いただきありがとうございます。
2.ご多忙の中はご連絡いただきありがとうございます。すぐ上長にお伝えしましたので、後ほどお返事させていただきます。
3.ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます。ご予約の件承知いたしました。
4.わざわざご連絡いただきありがとうございます。部長に伝える件承知いたしました。
5.お忙しい中ご連絡いただきありがとうございます。本日の14時頃、来社いただける旨、承知いたしました。
6.相手の業務外のことをお願いしているのだから、電話がかかってきたらお忙しいところご連絡いただきありがとうございますとまずは伝えるように。
7.大事な資料を忘れて帰ってしまい慌てていたところでした。お忙しい中、わざわざご連絡いただきありがとうございます。
8.昨日はご連絡いただきありがとうございます。その時は会議中のために電話に出られず、たいへん申し訳ございませんでした。
9.〇〇さんはあの後家に戻ったということなのでご安心ください。ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます。
10.この度はご連絡いただきありがとうございます。早速ですが契約プランにつきましてご説明させていただきます。

この言葉がよく使われる場面としては、連絡してくれたことに感謝することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ご連絡いただきありがとうございます」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「ご連絡ありがとうございます」と「ご連絡いただきありがとうございます」はどちらも連絡してくれたことに感謝することを表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、「ご連絡ありがとうございます」よりも「ご連絡いただきありがとうございます」の方が丁寧な表現と覚えておきましょう。

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