【サッカー】と【フットボール】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「サッカー」と「フットボール」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「サッカー」と「フットボール」という言葉は、「一つのボールを足で移動させて相手のゴールへと運ぶスポーツ」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




サッカーとフットボールの違い

サッカーとフットボールの違いを分かりやすく言うと、サッカーはアメリカでの呼称であり、フットボールはイギリスでの呼称であるという違いです。

一つ目のサッカーを使った分かりやすい例としては、「社会人になってからはサッカーをするために人数を集める方が難しいことに気が付いた」「将来の夢はサッカー選手になることだと子どもが言っていた」「サッカーボールを足で扱うのが苦手だ」などがあります。

二つ目のフットボールを使った分かりやすい例としては、「大学のフットボールチームにも名前がちゃんとついている」「オーストラリアン・フットボールのルールはアメリカン・フットボールと異なるのだろうか」などがあります。

サッカーとフットボールはどちらも、一つのボールを足で移動させて相手のゴールへと運ぶスポーツを指す言葉ですが、使い方が若干異なります。

サッカーは、相手方のゴールにボールを蹴り入れて得点を争う競技を指します。主にアメリカやオーストラリアでは、ラグビーやアメリカンフットボールと区別するために用いられている呼称です。

一方のフットボールは、サッカー、ラグビーやアメリカンフットボールなどの総称として使われます。主にイギリスやフランスなどヨーロッパ諸国で用いられている呼称です。そのため、サッカーを含んだ表現としても使われています。

つまり、サッカーはアメリカでの呼称であり、フットボールはイギリスでの呼称であるという違いがあります。また、サッカーはフットボールに含まれるという点も異なります。

サッカーを英語にすると「soccer」「association football」となり、例えば上記の「サッカーをする」を英語にすると「play soccer」となります。

一方、フットボールを英語にすると「football」となり、例えば上記の「フットボールチーム」を英語にすると「a football team」となります。

サッカーの意味

サッカーとは、相手方のゴールにボールを蹴り入れて得点を争う競技を意味しています。

サッカーを使った分かりやすい例としては、「サッカーは海軍における訓練の合間の息抜きとされていた」「日本で一番古いサッカーチームはどこだろうか」「サッカー選手になりたいと思っていたがケガで断念せざるを得なかった」などがあります。

その他にも、「自らサッカーをやる機会はなかなかないが、ゲームであればいつでもできる」「サッカーをするためにはメンバーを集めたり会場を押さえなければならないなどハードルが少し高い」「サッカーボールを誕生日プレゼントにもらった」などがあります。

サッカーは英語で「soccer」と表記されますが、主にアメリカやオーストラリアなどに用いられる呼称です。イギリスでの呼称である「association football」の短縮形「soc」に接尾辞「cer」を組み合わせた語とされています。

別名である「アソシエーション・フットボール」「アソシエーション式フットボール」を日本語でも省略し、「ア式蹴球」と呼ぶこともありますが、ラグビーやアメフトと区別するために、サッカーと呼ばれることがほとんどです。

1チーム11人で構成されており、一つのボールを足で移動させて、相手のゴールに入れたり、自分たちのゴールにボールを入れられないように守るゲームです。ゴールキーパー以外は手と腕を使用してはいけないというルールがあります。

日本には1873年に伝来したスポーツであり、西洋人が行う蹴鞠として扱われていました。1921年には日本に蹴球協会が創立されるなど、徐々に日本国内でも人気を集めるようになりました。

サッカーの類語・類義語としては、1チーム5人で行われる小規模なサッカーを表す「フットサル」などがあります。

フットボールの意味

フットボールとは、サッカー、ラグビーやアメリカンフットボールなどの総称を意味しています。

フットボールを使った分かりやすい例としては、「アメリカン・フットボールとカナディアン・フットボールは何が異なるのだろうか」「アイルランドではゲーリック・フットボールが人気である」「フットボールでラグビーを指す地域もある」などがあります。

その他にも、「フットボールはローマ帝国の時代から似たような競技が行われていたそうだ」「フットボールの日本での歴史をあまり知らないかもしれない」「フットボールは様々なゲームを統合および調和してサッカーとなった」などがあります。

フットボールは英語で「football」と表記され、「サッカー」「ラグビー」「フットボール」を表すことができる言葉です。日本語ではこれらの競技の総称として使われています。

具体的には、サッカーを指す「アソシエーション・フットボール」、ラグビーを指す「ラグビーフットボール」、アメリカ式蹴球を指す「ラグビーフットボール」、オーストラリアで始められた「オーストラリアンフットボール」などが該当します。

フットボール一語ではその地域で最も人気のある競技を表すため、アメリカでは「アメリカン・フットボール」を、カナダでは「カナディアン・フットボール」を、ニュージーランドなどでは「ラグビー」を指すなど様々です。

日本では、サッカーが最も人気があるフットボールとされていますが、基本的にサッカーという呼称が使われ、フットボールという語は使われないことも多くあります。アメリカン・フットボールも「アメフト」と省略して呼ばれることがほとんどです。

フットボールの類語・類義語としては、革製のボールを足で蹴って勝負を争う競技を意味する「蹴球」などがあります。

サッカーの例文

1.学校の授業でサッカーをすることになったが、冬なのでしっかり体を温めなければケガをしてしまうだろう。
2.子どもに小さい頃からサッカーを習わせてきたが、ついにサッカースパイクを用意する年齢になり、感慨深い気持ちだ。
3.サッカーのJリーグに日程や順位などは公式ホームページで確認することができる。
4.体を動かすのは得意ではないが、サッカーゲームをするのは好きで楽しんでいる。
5.サッカーボールが転がってきたため、子どもたちの方に軽く蹴って返してあげた。

この言葉がよく使われる場面としては、相手方のゴールにボールを蹴り入れて得点を争う競技を意味する時などが挙げられます。

例文3の「Jリーグ」とは、「日本プロサッカーリーグ」の略称であるため、Jリーグという語のみで、日本プロサッカーチームの試合を指すことができます。

フットボールの例文

1.フットボールは一般的に1チーム11人で構成されており、アメリカン・フットボールでは攻守で選手が入れ替わるそうだ。
2.据え置きゲームでフットボールゲームをすることもあれば、今はスマホのアプリで遊ぶこともできる。
3.フットボールの試合では最低人数が定められているため、それを下回った場合試合が成立しない。
4.近くのフットボールクラブでお世話になりたいと思い、まずは練習会への参加を考えている。
5.ラグビーもアメフトもフットボールではあるが、フィールドの大きさ、ボールの色や重さ、防具など異なる点は多い。

この言葉がよく使われる場面としては、サッカー、ラグビーやアメリカンフットボールなどの総称を意味する時などが挙げられます。

フットボールは様々な競技を表すため、上記例文のように「アメリカン・フットボール」など具体的に指定された表現であることがほとんどです。

サッカーとフットボールは、どちらも「一つのボールを足で移動させて相手のゴールへと運ぶスポーツ」を表します。

どちらを使うか迷った場合は、アメリカでの呼称を表す場合は「サッカー」を、イギリスでの呼称を表す場合は「フットボール」を使うと覚えておけば間違いありません。

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