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【これを期に】と【これを機に】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「これをきに」という読み方の「これを期に」と「これを機に」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「これを期に」と「これを機に」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「これを期に」と「これを機に」の違い

「これを期に」は「これを機に」の間違い

「これを期に」と「これを機に」の違いを分かりやすく言うと、「これを期に」とは「これを機に」の間違った使い方、「これを機に」とはこれをきっかけにすることです。

「これを期に」は誤字

一般的には「これを期に」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「これを機に」のことを間違えて「これを期に」を使っている人がほとんどです。

「これを機に」は正しい日本語

「これを機に」は、「これを機会に」が省略された言葉なので、「機」を使った「これを機に」が正しい言葉になります。「これを期に」という言葉は存在しないので間違って使わないようにしましょう。

また、「これを機に」の「機」は物事の起こるきっかけのことで、「これを期に」の「期」はある一定の期間のことを意味しています。

正しい言葉である「これを機に」を使った分かりやすい例としては、「これを機に仲良くしてくれたら嬉しいです」「引っ越しするのでこれを機に断捨離する予定です」「これを機に契約を結びましょう」「これを機に東京に引っ越したい」などがあります。

「これを機に」という言葉はあっても、「これを期に」という言葉は存在しません。同時に「これを機に」という単語の意味について「これをきっかけにすること」と覚えておきましょう。

「これを機に」の英語表記

「これを機に」を英語にすると「on this occcasion」「take this opportunity」となり、例えば上記の「これを機に東京に引っ越したい」を英語にすると「taking this opportunity, I want to move to Tokyo」となります。

「これを期に」の意味

「これを期に」とは

「これを期に」とは、「これを機に」の間違った使われ方です。

「これを期に」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「これを機に」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「この期に及んで」は正しい使い方

「これを期に」とは間違った言葉なのですが、似た言葉の「この期に及んで」(読み方:このごにおよんで)は正しい使い方にになります。「この期に及んで」とは、今更になってや、今となってということを意味しています。

「これを期に」の期の字を使った別の言葉としては、ある期日から他の期日に至るまでの間のことを意味する「期間」、前もって決められた一定の期間のことを意味する「期限」、あることを行なうと前もって特定されている日のことを意味する「期日」などがあります。

「これを機に」の意味

「これを機に」とは

「これを機に」とは、これをきっかけにすることを意味しています。

「これを機に」の使い方

「これを機に」を使った分かりやすい例としては、「これを機にもっと仲良くしましょう」「これを機に更なる努力を重ねていく所存です」「これを機に甘い物を食べるのを減らしていこう」「これを機に弊社の商品をご購入してみませんか」などがあります。

「これを機に」は「これを機会に」の省略語

「これを機に」は、「これを機会に」が省略された言葉で、これをきっかけにすることや、今回の機会にという意味を持っています。様々な場面で使える言葉ですが、特にビジネスシーンにおいて登場することが多いです。

「これを機に」は敬語でなく丁寧な言い回し

「これを機に」は敬語ではないのですが、ビジネスシーンで使う場合は、後に続く文章を敬語にして丁寧な言い回しにすることが多いです。「これを機に〇〇していく所存です」「これを機に〇〇させていただければ幸いです」「これを機に〇〇と考えてますがいかがでしょうか」などがあります。

表現方法は「これを機に仲良く」「これを機に今後とも」「これを機に末永く」

「これを機に仲良く」「これを機に今後とも」「これを機に末永く」「これを機に心機一転」などが、「これを機に」を使った一般的な言い回しになります。

「これを機に」の類語

「これを機に」の類語・類義語としては、物事をするのに丁度良い機会のことを意味する「好機」、適当な時期のことを意味する「頃合い」、何かをするのに良い時機のことを意味する「時節」、何かを行なうのに良い機会のことを意味する「時機」などがあります。

「これを機に」の機の字を使った別の言葉としては、事を行うのに最も都合の良い時機のことを意味する「機会」、機会を逃すことを意味する「逸機」(読み方:いっき)、他の状態に転じるきっかけのことを意味する「転機」などがあります。

「これを期に」の例文

1.「これを期に」という言葉は存在しないので、おそらく「これを機に」の言い間違いだろう。
2.「これを機に」という言葉はこれをきっかけにすることで、「これを期に」という言葉はない。
3.「これを期に」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.これを期に転職することにしたという言葉を使う人はいるが、正しくはこれを機に転職することにしたです。
5.これを機に仲良くしていこうという言葉はあるが、これを期に仲良くしていこうという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「これを機に」という言葉を間違えて「これを期に」と表現している時などが挙げられます。

「これを期に」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「これを機に」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「これを期に」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「これを期に」ではなく、「これを機に」と表現するのが正しい使い方です。

「これを機に」の例文

1.弊社としては、これを機に今後ともお取引をと考えております。
2.健康診断の結果が悪かったので、これを機にお酒と煙草を辞めようと考えている。
3.北海道から東京へ引っ越すことになったので、これを機に友達をたくさん作りたい。
4.部長に昇進することが決まったので、これを機にプロポーズすることにした。
5.これを機に、末永くお付き合いくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

この言葉がよく使われる場面としては、これをきっかけにすることを表現したい時などが挙げられます。

例文1のようにビジネスシーンでよく使われている言葉です。また、例文2のように物事を辞めるきっかけとしてもよく使われる表現になります。

「これを期に」と「これを機に」どちらを使うか迷った場合は、「これを期に」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「これを機に」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
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