【いただきたく存じます】と【いただければ幸いです】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「いただきたく存じます」(読み方:いただきたくぞんじます)と「いただければ幸いです」(読み方:いただければさいわいです)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」という言葉は、どちらもしてほしいと思うことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」の違い

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」の意味の違い

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」の違いを分かりやすく言うと、「いただきたく存じます」より「いただければ幸いです」の方が柔らかい表現という違いです。

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」の使い方の違い

一つ目の「いただきたく存じます」を使った分かりやすい例としては、「この件についてご教示いただきたく存じます」「少々お時間いただきたく存じます」「誠に不本意ではございますが、こちらの商品の価格改定を実施させていただきたく存じます」などがあります。

二つ目の「いただければ幸いです」を使った分かりやすい例としては、「ご興味をお持ちいただければ幸いです」「今週末までにご連絡いただければ幸いです」「至急ご確認していただければ幸いです」などがあります。

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」の使い分け方

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」はどちらもしてほしいと思うことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「いただきたく存じます」より「いただければ幸いです」の方がやや柔らかい表現という点です。

また、どちらの言葉も丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対して使っても問題ありません。

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」の英語表記の違い

「いただきたく存じます」も「いただければ幸いです」も英語にすると「I would like to」「Could you please」となります。

「いただきたく存じます」の意味

「いただきたく存じます」とは

「いただきたく存じます」とは、してほしいと思うことを意味しています。

表現方法は「ご連絡いただきたく存じます」「参加させていただきたく存じます」

「ご連絡いただきたく存じます」「参加させていただきたく存じます」「行わせていただきたく存じます」「ご提出いただきたく存じます」「早退させていただきたく存じます」などが、「いただきたく存じます」を使た一般的な言い回しになります。

「いただきたく存じます」の使い方

「いただきたく存じます」を使った分かりやすい例としては、「部長からご指導いただきたく存じます」「詳細をメールに添付しましたので、ご確認いただきたく存じます」「恐れ入りますが、ご予約状況についてご教示いただきたく存じます」などがあります。

「いただきたく存じます」はもらうの謙譲語の「いただく」に、願望を表す助動詞の「たい」、思うの謙譲語の「存じる」、丁寧語の「ます」が合わさった敬語表現です。

「いただきたく存じます」を二重敬語だと思う方がいるかと思いますが、二重敬語ではなく正しい敬語表現になります。二重敬語とは「尊敬語+尊敬語」「謙譲語+謙譲語」「丁寧語+丁寧語」などのように、一つ語の中に同じ種類の敬語を重複させてしまう間違った敬語の使い方です。

したがって、「いただきたく存じます」は「いただく」と「存じる」の二つの言葉から成り立っているので、二重敬語の例に当てはまらないと覚えておきましょう。

「いただきたく存じます」は堅い表現なので日常生活はほとんど使うことはなく、主にビジネスシーンで使われている言葉です。また、上司や取引先などの目上の人に対して使う言葉なので、立場が同等な人や目下の人に対しては使用しないと覚えておきましょう。

もし、立場が同等な人や目下の人に対して使いたいのであれば、「〇〇してください」や「〇〇お願いします」に置き換えるのが適しています。

「いただきたく存じます」の類語

「いただきたく存じます」の類語・類義語としては、していただくよう願うことを意味する「いただきますようお願い申し上げます」があります。

「いただければ幸いです」の意味

「いただければ幸いです」とは

「いただければ幸いです」とは、してほしいと思うことを意味しています。

表現方法は「ご連絡いただければ幸いです」「ご指定いただければ幸いです」

「ご連絡いただければ幸いです」「ご指定いただければ幸いです」「お使いいただければ幸いです」などが、「いただければ幸いです」を使った一般的な言い回しになります。

「いただければ幸いです」の使い方

「いただければ幸いです」を使った分かりやすい例としては、「今週末までにご確認していただければ幸いです」「こちらの会にご出席いただければ幸いです」「何かご不明点がございましたら私までご連絡いただければ幸いです」などがあります。

「いただければ幸いです」はもらうの謙譲語「いただく」に、仮定形の「れば」、嬉しく思うことを意味する「幸い」、丁寧語の「です」が合わさり、してほしいと思うことを意味する敬語表現です。

「いただければ幸いです」は主にビジネスシーンにおいて使われている表現になります。「〇〇してください」と言うより、「○○していただければ幸いです」と言う方が柔らかい表現なので、相手に良い印象を与えることができると覚えておきましょう。

「いただければ幸いです」の類語

「いただければ幸いです」の類語・類義語としては、相手にお願いすることを意味する「くださいますようお願いいたします」があります。

「いただきたく存じます」の例文

1.お忙しいところ大変恐縮ですが、少しお時間いただきたく存じます。
2.誠に不本意ではございますが、次回より以下の通り値上げさせていただきたく存じます。
3.何かご不明な点がございましたら、私までご連絡いただきたく存じます。
4.この件に関して調査を進めさせていただきたく存じますが、よろしいでしょうか。
5.お忙しいと思いますが、こちらの用紙を今週末までに提出いただきたく存じます。

この言葉がよく使われる場面としては、してほしいと思うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「いただきたく存じます」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「いただければ幸いです」の例文

1.サービス向上のため、こちらのアンケートにご協力いただければ幸いです。
2.急なご連絡となってしまいましたが、ご理解いただければ幸いです。
3.お忙しいところ大変恐縮ですが、今週末までにご連絡いただければ幸いです。
4.お客様のご都合の良い日時をお知らせいただければ幸いです。
5.資料をお送りいたしましたので、お時間のある時にご確認いただければ幸いです。

この言葉がよく使われる場面としては、してほしいと思うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「いただければ幸いです」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「いただきたく存じます」と「いただければ幸いです」はどちらもしてほしいと思うことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「いただきたく存じます」より「いただければ幸いです」の方が柔らかい表現と覚えておきましょう。

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