【濡れ手で泡】と【濡れ手で粟】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ぬれてであわ」という読み方の「濡れ手で泡」と「濡れ手で粟」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「濡れ手で泡」と「濡れ手で粟」という言葉は同音の言葉ですが、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「濡れ手で泡」と「濡れ手で粟」の違い

「濡れ手で泡」と「濡れ手で粟」の違いを分かりやすく言うと、「濡れ手で泡」とは「濡れ手で粟」の間違った使い方、「濡れ手で粟」とは苦労しないで利益を得ることです。

一般的には「濡れ手で泡」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「濡れ手で粟」のことを間違えて「濡れ手で泡」を使っている人がほとんどです。

正しい言葉である「濡れ手で粟」を使った分かりやすい例としては、「福引を引いたら一等賞があたったので濡れ手で粟でした」「濡れ手で粟の金儲けの時代ではなくなってきている」「彼の商売は濡れ手で粟でした」などがあります。

「濡れ手で粟」という言葉はあっても、「濡れ手で泡」という言葉は存在しません。同時に「濡れ手で粟」ということわざの意味について「苦労しないで利益を得ること」と覚えておきましょう。

「濡れ手で粟」を英語にすると「make easy money」「make easy profits」となり、例えば上記の「彼の商売は濡れ手で粟でした」を英語にすると「His business made easy profit」となります。

「濡れ手で泡」の意味

「濡れ手で泡」とは、「濡れ手で粟」の間違った使われ方です。

「濡れ手で泡」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「濡れ手で粟」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「濡れ手で泡」と「濡れ手で粟」を間違えやすい理由としては、同音であることと、「粟」という漢字は一般的に使われていないのに対して、「泡」という漢字が一般的使われているため間違って覚えてしまうことが原因です。

また、「濡れ手で泡」の「で」を「に」した「濡れ手に泡」と表現する人もいますが、これも間違った日本語になります。

間違った言葉である「濡れ手で泡」の「泡」とは、液体が空気を包んでできた小さい玉のこと、 口の端に吹き出る唾液のあぶくのこと、すぐ消える儚いことの例えを意味する言葉です。

また、「濡れ手で泡」をいくら努力しても実りがないことの意味で使うのも間違いと覚えておきましょう。

「濡れ手で粟」の意味

「濡れ手で粟」とは、苦労しないで利益を得ることを意味しています。

「濡れ手で粟」を使った分かりやすい例としては、「大穴狙いで買った馬券が大当たりし濡れ手で粟の大金を得た」「この作品が売れたら濡れ手で粟な毎日を過ごせるだろう」「石油王の息子に生まれたので濡れ手で粟な日々を過ごしている」などがあります。

「濡れ手で粟」の語源は、濡れた手で粟を掴めば、手にたくさんの粟粒がついてくることです。このことから苦労をしなくても粟粒が取れるという意味になり、これが転じて、苦労しないで利益を得ることの意味で使われるようになりました。

「濡れ手で粟」のよく間違える表現方法としては、「濡れ手に粟」があります。「に」を使うのが間違った日本語で、正しい日本語は「で」を使う「濡れ手で粟」と覚えておきましょう。

また、漢字が非常に似ているため、「粟」と「栗」を間違える人もいます。「くり」ではなく「あわ」が正しい日本語です。

「濡れ手で粟」と似たようなことわざはいくつか挙げると、苦労せずして良いものを得ることを意味する「棚から牡丹餅」、両者が争っているのにつけ込んで第三者が利益を横取りすることを意味する「漁夫の利」などがあります。

「濡れ手で粟」の類語・類義語としては、元手がかからず収入のすべてが自分の利益になることを意味する「丸儲け」、元手や労力の割に多大の利益を得ることを意味する「ぼろ儲け」、一度にしかもたやすく大きな利益を得ることを意味する「一攫千金」などがあります。

「濡れ手で泡」の例文

1.「濡れ手で泡」という言葉は存在しないので、おそらく「濡れ手で粟」の言い間違いだろう。
2.「濡れ手で粟」という言葉は苦労しないで利益を得ることで、「濡れ手で泡」という言葉はない。
3.「濡れ手で泡」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.この商売は濡れ手で泡ですという言葉を使う人はいるが、正しくはこの商売は濡れ手で粟です。
5.濡れ手で粟の収入を得られたという言葉はあるが、濡れ手で泡の収入を得られたという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「濡れ手で粟」という言葉を間違えて「濡れ手で泡」と表現している時などが挙げられます。

「濡れ手で泡」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「濡れ手で粟」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「濡れ手で泡」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「濡れ手で泡」ではなく、「濡れ手で粟」と表現するのが正しい使い方です。

「濡れ手で粟」の例文

1.開業医が濡れ手で粟だったのはもう昔の話で、今はどこもそう楽ではありません。
2.たまたま購入した宝くじが大当たりし、濡れ手で粟の大金を得たため、会社を辞めることにしました。
3.親から譲り受けた土地にマンションを建てたら、何もせずに収入が入ってくるので濡れ手で粟だ。
4.私が経営しているお店がテレビで紹介されため、大した宣伝もしてないのにお客さんが来るなんて濡れ手で粟です。
5.授業中ずっと寝ていたが、友達にお願いしたらノートを貸して貰えることになった。まさに濡れ手で粟です。

この言葉がよく使われる場面としては、苦労しないで利益を得ることを表現したい時などが挙げられます。

「濡れ手で粟」は苦労しないで利益を得ることを意味しているため、不労所得や宝くじが大当たりした場合によく使われています。

「濡れ手で泡」と「濡れ手で粟」どちらを使うか迷った場合は、「濡れ手で泡」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「濡れ手で粟」を使うようにしましょう。

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