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【こんなに】と【そんなに】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「こんなに」と「そんなに」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「こんなに」と「そんなに」という言葉は、どちらもとある場所にあるものを指すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「こんなに」と「そんなに」の違い

「こんなに」と「そんなに」の意味の違い

「こんなに」と「そんなに」の違いを分かりやすく言うと、「こんなに」とは自分の手元やそばにあるものを指して使う言葉、「そんなに」とは相手側や遠くにあるものを指して使う言葉という違いです。

「こんなに」と「そんなに」の使い方の違い

一つ目の「こんなに」を使った分かりやすい例としては、「こんなに優しくしてもらったのは初めてです」「こんなに面白い漫画は見たことありません」「こんなに暑くては仕事に集中できない」「私はこんなに食べきれない」などがあります。

二つ目の「そんなに」を使った分かりやすい例としては、「そんなに嫌なら辞めればいいと思うよ」「そんなに高い車よく買えたね」「今年はそんなに寒くないので助かっています」「そんなに騒がないでください」などがあります。

「こんなに」と「そんなに」の使い分け方

「こんなに」と「そんなに」はどちらもとある場所にあるものを指すことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「こんなに」は「こんなに安いなんてお買い得だ」「こんなに面白い小説は読んだことはない」などのように、自分の手元やそばにあるものを指して使う言葉です。また、実際に目に見えていなくても、精神的に近ければ「こんなに」を使うことができます。

一方、「そんなに」は「あそこのケーキそんなに美味しかったんだ」「そんなに高いパソコンよく買えたね」などのように、相手側や遠くにあるものを指して使う言葉です。また、実際に目に見えていなくても、精神的に遠ければ「そんなに」を使うことができます。

つまり、「こんなに」と「そんなに」は自分に対して近いか遠いかの距離によって、使い分ける言葉と覚えておきましょう。

「こんなに」と「そんなに」の英語表記の違い

「こんなに」を英語にすると「such」「like this」「so much」となり、例えば上記の「私はこんなに食べきれない」を英語にすると「I can not eat so much」となります。

一方、「そんなに」を英語にすると「so much」「like that」「such」となり、例えば上記の「そんなに騒がないでください」を英語にすると「Don’t make so much noise」となります。

「こんなに」の意味

「こんなに」とは

「こんなに」とは、自分の手元やそばにあるものを指して言うことを意味しています。

「こんなに」の使い方

「こんなに」を使った分かりやすい例としては、「こんなにたくさんみかんを貰っても食べきれない」「こんなに美味しいお肉を食べたのは久しぶり」「こんなに寒くては勉強に集中できません」「こんなに大変だとは思ってもいませんでした」などがあります。

「こんなに」は形容動詞「こんな」の終止形である「こんなだ」が連用形になり、自分の手元やそばにあるものを指して言うことを意味する言葉です。

形容動詞とは、活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができ、言い切りの形が、口語では「だ」、文語では「なり」「たり」で終わるもののことを意味しています。

「こんなに」は自分の手元やそばにあるものを指して使うのが特徴です。また、「こんなに愛しているのなぜ伝わらないのだろう」のように、実際に目に見えていなくても、精神的に近ければ「こんなに」を使うことができます。

「こんなに」の類語

「こんなに」の類語・類義語としては、 目の前に示されている程度のことを意味する「これほど」、程度や分量を強調することを意味する「これだけ」、こういう風になることを意味する「このように」などがあります。

「そんなに」の意味

「そんなに」とは

「そんなに」とは、相手側や遠くにあるものを指して言うことを意味しています。

「そんなに」の使い方

「そんなに」を使った分かりやすい例としては、「そんなに美味しいなら私も食べてみたいです」「そんなに急がなくてもいいよ」「そんなに怒らないでください」「そんなに高い腕時計よく買えたね」「そんなに素晴らしい家族がいるなんて羨ましい」などがあります。

「そんなに」は形容動詞「そんな」の終止形である「そんなだ」が連用形になり、相手側や遠くにあるものを指して言うことを意味する言葉です。連用形とは、活用する語の語形変化のうち、文中で文を中止するときの形のことを意味しています。

「そんなに」は相手側や遠くにあるものを指して使うのが特徴です。また、「そんなに嫌なら別れればいいと思うよ」のように、、実際に目に見えていなくても、精神的に遠ければ「そんなに」を使うことができます。

「そんなに」の類語

「そんなに」の類語・類義語としては、そこに示されている程度のことを意味する「それほど」、聞き手が置かれている状況がそのようであることを意味する「そういう」、聞き手が置かれている状況のようなことを意味する「そのような」などがあります。

「こんなに」の例文

1.異性からこんなに親切にされたのは初めてなので、好きになってしまいそうです。
2.こんなに暑いと熱中症になる危険があるので、一時的に練習を中止しました。
3.こんなに長く待つと思ってもいなかったので、並んだことを少し後悔しています。
4.こんなに面白い映画を観たことはありませんでした。間違いなく今まで観た中で一番面白いです。
5.こんなに仕事が長く続いたのは、労働環境がとても良いからだろう。
6.こんなにがんばっているのに認められないということはまだまだ努力が足りないのかやり方が間違っているということだろうか。
7.いやあ、こんなに美しい花束を贈ってくれるなんて、彼は本当にロマンチストですね。
8.こんなに短期間で仕事を終わらせるのは、彼くらいなもので、私達には到底無理ですよ。
9.私もいろいろ世界中を旅しているが、こんなにうまいものがあったとは知らなかったよ。
10.彼女からはこんなに優しくしてもらったのは初めてというものだから、どれだけ苦労してきたのかが垣間見えた。

この言葉がよく使われる場面としては、自分の手元やそばにあるものを指して言うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「こんなに」は自分の近くのことに対して使う言葉です。

「そんなに」の例文

1.そんなに通勤するのが辛いのなら、いっそのこと辞めてしまえばいいと思うよ。
2.韓国語は最初は難しいと思うかもしれないが、実際はそんなに難しくありません。
3.そんなに大きいの食べれるのと、友人から驚かれてしまいました。
4.彼女はそんなに仕事ができるとは言えないので、難しいタスクは振らないようにしています。
5.そんなに彼のことが好きなら、告白してみてはどうだろうか。
6.好きなアイドルの推し活をしている友人を見てそんなに何かに夢中になれるなんてうらやましいと思った。
7.普段からそんなに高価なアクセサリーを身に着けていると、誰かに盗られてしまうかもしれませんよ。
8.悩んでいる部下に対して、そんなに嫌なら辞めればいいと思うよと突き放したことをいうだけでは、何の解決にもなりません。
9.いくら外でも、そんなに大きな声で話されると、周りの人達にも聞こえてしまいますよ。
10.私は、そんなに好きなら結婚しちゃばいいのにと言うと、友達は唖然食らっているような表情をしました。

この言葉がよく使われる場面としては、相手側や遠くにあるものを指して言うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「そんなに」は相手の近くや遠くにあるものに対して使う言葉です。

「こんなに」と「そんなに」はどちらもとある場所にあるものを指すことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、自分の手元やそばにあるものを指して使う場合は「こんなに」を、相手側や遠くにあるものを指して使う場合は「そんなに」を使うと覚えておきましょう。

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