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【上には上がいる】と【上には上がある】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「上には上がいる」と「上には上がある」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「上には上がいる」と「上には上がある」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「上には上がいる」と「上には上がある」の違い

「上には上がいる」は「上には上がある」の間違い

「上には上がいる」と「上には上がある」の違いを分かりやすく言うと、「上には上がいる」とは「上には上がある」の間違った使い方、「上には上がある」とは最高に優れていると思ってもさらに優れたものがあることです。

「上には上がいる」は誤字

一般的には「上には上がいる」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「上には上がある」のことを間違えて「上には上がいる」を使っている人がほとんどです。

「上には上がある」は正しい日本語

正しい言葉である「上には上がある」を使った分かりやすい例としては、「上には上があるので油断は禁物です」「今使っているパソコンよりもいい性能の物があるらしいやはり上には上がある」などがあります。

「上には上がある」という言葉はあっても、「上には上がいる」という言葉は存在しません。同時に「上には上がある」という単語の意味について「最高に優れていると思ってもさらに優れたものがあること」と覚えておきましょう。

「上には上がある」の英語表記

「上には上がある」を英語にすると「There is always someone better」「There is always someone that you have to beat」となります。

「上には上がいる」の意味

「上には上がいる」とは

「上には上がいる」とは、「上には上がある」の間違った使われ方です。

「上には上がいる」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「上には上がある」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「上には上がいる」と間違えやすい理由

「上には上がいる」と「上には上がある」を間違ってしまう理由としては、より優れた人がいるという間違った意味で覚えてしまうことが原因です。

しかし、「上には上がある」という言葉は人に対して直接使うのではなく、行為や状態に対して使うと覚えておきましょう。自分よりも優れた人がいるのではなく、自分よりも優れた能力や才能があるというのが正しい解釈になります。

また、漫画やアニメなどで自分より優れた人物に対して「上には上がいる」という誤用を使っていたのも、間違った言葉が広まった原因の一つです。

「上には上がある」の意味

「上には上がある」とは

「上には上がある」とは、最高に優れていると思ってもさらに優れたものがあることを意味しています。

「上には上がある」の使い方

「上には上がある」を使った分かりやすい例としては、「どれだけ頑張っても上には上があることを肝に銘じよう」「上には上がいることを実感した」「記録がすぐ塗り替えられたので上には上があることを思い知らされた」などがあります。

その他にも、「今回は良い点数だったが上には上があるので油断してはいけない」「良い結果だと思っていたが上には上があることを痛感した」「彼より優れた研究者がいるなんて上には上があるものだ」などがあります。

「上には上がある」は、自分の自惚れ、慢心、欲望を戒める場合によく使われている言葉になります。

「上には上がある」はことわざ

「上には上がある」は、世の中にはこれが最高に優れていると思っていても、さらにその上を優れたものがあることを意味していることわざです。また、物事には限度がないことという意味でもあります。

「上には上がある」の対義語は「下には下がある」ではない

「上には上がある」の対義語として「下には下がある」を使ったりする人がいますが、辞書には載っていないため、間違った言葉であると覚えておきましょう。

「上には上がある」はより優れている行為や状態に対して使う言葉なので、自分よりも優れているものを指すことが多く、「悔しい」や「辛い」などの言葉と一緒によく使われています。

「上には上がある」の類語

「上には上がある」の類語・類義語としては、自分の狭い知識や考えに囚われて他の広い世界のあることを知らないで得々としていることを意味する「井の中の蛙大海を知らず」(読み方:いのなかのかわずたいかいをしらず)があります。

「上には上がいる」の例文

1.「上には上がいる」という言葉は存在しないので、おそらく「上には上がある」の言い間違いだろう。
2.「上には上がある」という言葉は最高に優れていると思ってもさらに優れたものがあることで、「上には上がいる」という言葉はない。
3.「上には上がいる」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.上には上がいることを思い知らされたという言葉を使う人はいるが、正しくは上には上があることを思い知らされたです。
5.上には上があることを痛感したという言葉はあるが、上には上がいることを痛感したという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「上には上がある」という言葉を間違えて「上には上がいる」と表現している時などが挙げられます。

「上には上がいる」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「上には上がある」を間違えて使っている可能性が高いです。

「上には上がいる」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「上には上がいる」ではなく、「上には上がある」と表現するのが正しい使い方です。

「上には上がある」の例文

1.日本選手権で優勝したが、世界大会では入賞すらできなかったので上には上があることを痛感しました。
2.上には上があるのだからこの結果に満足しないで、努力を続けていこう。
3.大学生からプロ入りしたものの、上には上があることを思い知らされ挫折しました。
4.この性能以上の車は存在しないと思っていたが、上には上があることを知った。
5.上には上があるという言葉は諦める場合ではなく、上を目指す場合に使うようにしよう。

この言葉がよく使われる場面としては、最高に優れていると思ってもさらに優れたものがあることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように「上には上がある」は、自分の自惚れや慢心を戒める場合に使う言葉です。

「上には上がいる」と「上には上がある」どちらを使うか迷った場合は、「上には上がいる」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「上には上がある」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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