【フォーカス】と【ピント】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「フォーカス」と「ピント」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「フォーカス」と「ピント」という言葉は、「焦点」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




フォーカスとピントの違い

フォーカスとピントの意味の違い

フォーカスとピントの違いを分かりやすく言うと、フォーカスは焦点を合わせることを表現する時に使い、ピントは焦点そのものを表現する時に使うという違いです。

フォーカスとピントの使い方の違い

一つ目のフォーカスを使った分かりやすい例としては、「オートフォーカスを外して好きな場所にピントを合わせた」「売り込みたい客層にフォーカスするのは当たり前だ」「フォーカスを一度外してから入力できるようにする」などがあります。

二つ目のピントを使った分かりやすい例としては、「ピントのズレをどうしたらいいのか分からない」「ピントの調節方法は今やワンタップでできる」「ピントのズレた質問には答えないと最初に断った」などがあります。

フォーカスとピントの使い分け方

フォーカスとピントはどちらも、焦点を意味する言葉として使われていますが、使い方が若干異なります。

フォーカスは、焦点や主要点を表しますが、上記例文の「フォーカスする」という使い方で「焦点を当てる」「集中する」といった意味で使われることが多い言葉です。また、アクティブになっている状態を意味するコンピュータ用語として使われています。

一方のピントは、カメラや眼鏡などのレンズの焦点を表しますが、上記例文の「ピントのズレ」「ピントの調節」など焦点そのものの状態を表す言葉を伴うことが多く、「ピントのズレた質問」などのように話題や物事の要点を表す場合にも使われています。

つまり、フォーカスは焦点を合わせることを重視した表現に用いて、ピントは焦点そのものを重視した表現に用いるという違いがあり、「ピントを合わせること」を「フォーカスする」と言い換えることができます。

フォーカスとピントの英語表記の違い

フォーカスとピントは英語にすると「focus」となり、例えば上記の「オートフォーカス」を英語にすると「auto focus」となり、上記の「ピントのズレ」を英語にすると「out of focus」となります。

フォーカスの意味

フォーカスとは

フォーカスとは、焦点や主要点を意味しています。

その他にも、コンピュータ上で選択され、入力や操作が可能な状態にすることを意味する言葉として使われています。

フォーカスの使い方

「オートフォーカスを使用せずとも撮影できるようになりたい」「短所よりも長所にフォーカスした見方をしたいものだ」「どの話題にフォーカスするか考える」などの文中で使われているフォーカスは、「焦点や主要点として見ること」の意味で使われています。

一方、「フォーカスを置いてから時間が経ってしまった」「入力中なのにフォーカスが外れる問題が発生している」「フォーカス状態であることを十分確認した」などの文中で使われているフォーカスは、「アクティブ状態にすること」の意味で使われています。

フォーカスは英語で「focus」と表記され、「焦点」「集中点」「中心」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、物事に対して使われるのではなく、コンピュータ用語として使われることもあります。

「フォーカスを当てる」は誤用

その他の表現に「フォーカスを当てる」がありますが、「焦点を当てる」という表現が誤用であると考えられることもあり、「フォーカスをする」「フォーカスを合わせる」という使い方がより適した表現であるとされています。

また、「フォーカスを置く」という表現も使われていますが、この場合は物事の主要点に使われるのではなく、コンピュータ上で操作が可能な箇所に入力できる状態にすることに対して使われることが多くあります。

フォーカスの類語

フォーカスの類語・類義語としては、物事の中心を意味する「核」、特に注目されるような中心となる物事を意味する「目玉」、要点や重要な箇所を意味する「ポイント」などがあります。

ピントの意味

ピントとは

ピントとは、カメラや眼鏡などのレンズの焦点を意味しています。

その他にも、要点や主要点を意味する言葉として使われています。

ピントの使い方

「ピントを合わせる際にもたもたすればシャッターチャンスを逃すかもしれない」「ピントを固定して自分が移動する方法もある」「目のピントがズレている気がする」などの文中で使われているピントは、「カメラレンズなどの焦点」の意味で使われています。

一方、「ピントがズレたような話を聞いていても何のためにもならない」「ピントが外れた問いは無意味なものに感じられた」「ピントが合った質問を生徒がなかなかしてこない」などの文中で使われているピントは、「要点や主要点」の意味で使われています。

ピントも英語で「focus」と表記されますが、もともとはオランダ語で焦げる点を意味する「brandpunt」に由来しており、日本ではこの語の「punt」のみをピントと表記して使われています。

ピントはカメラでの写真撮影において使われる

基本的にカメラでの写真撮影において使われる言葉で、より被写体がシャープに見える状態に対して「ピントが合う」という表現が使われています。ぼやけた写真表現に対しては「ピントが合わない」「ピントがボケている」といった表現が使われます。

また、上記例文の「ピントがズレたような話」「ピントが外れた問い」などのように、物事の要点や主要点を表す場合にも使われています。

ピントの類語

ピントの類語・類義語としては、物事の中心となる大切なところを意味する「核心」、物事の中心となる点を意味する「重心」、思想や組織などの根本や基準となるものを意味する「基軸」などがあります。

フォーカスの例文

1.マニュアルフォーカスの練習をしているが、即座に的確な写真を撮ることができるのはオートフォーカスだろうことは理解している。
2.過程よりも結果をフォーカスしがちだが、自身の成長を考えると過程も十分反省していくべきだろう。
3.一人一人の希望にフォーカスして、旅行のプランを組み立てていくことになったが、旅行日に体力がもつかが心配だ。
4.フォーカスが外れてから入力を行なったため、打ち込んだはずの文字をもう一度打たなければならなくなった。
5.フォーカス状態でなくとも、バックグラウンドで処理を行なってくれるアプリケーションらしい。

この言葉がよく使われる場面としては、焦点や主要点を意味する時などが挙げられます。

例文4や例文5のように、コンピュータ上で選択され、入力や操作が可能な状態にすることを意味する言葉としても使われています。

ピントの例文

1.ピントのズレを感じたがこれ以上後ろに下がれないため単焦点レンズで撮影することを諦めた。
2.自動的にピントを合わせてくれるため、老若男女問わず写真の技術を必要とせずに綺麗な写真を撮ることができる時代になった。
3.ピントの調節をマニュアルで行なうための方法を学び、より好みの編集いらずの写真が撮れればいいと思っている。
4.話をし続けていくうちに、だんだんとピントの合わない話題に移り変わっていったため、軌道修正をしてもらうのに口を挟んだ。
5.一人一人の考えに一度ピントを合わせて、寄り添うような考え方が自分にも出来たらと思う。

この言葉がよく使われる場面としては、カメラや眼鏡などのレンズの焦点を意味する時などが挙げられます。

例文4や例文5のように、物事の主要点や要点を意味する言葉としても使われています。

フォーカスとピントは、どちらも「焦点」を表します。どちらを使うか迷った場合は、焦点を当てることを表す場合は「フォーカス」を、焦点そのものを表す場合は「ピント」を使うと覚えておけば間違いありません。

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