【一枚ずつ】と【一枚づつ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「いちまいずつ」という読み方の「一枚ずつ」と「一枚づつ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一枚ずつ」と「一枚づつ」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの言葉によって使い方には少し違いがあります。




「一枚ずつ」と「一枚づつ」の違い

「一枚ずつ」と「一枚づつ」の意味の違い

「一枚ずつ」と「一枚づつ」の違いを分かりやすく言うと、「一枚ずつ」とは現代仮名遣い、「一枚づつ」とは歴史的仮名遣いという違いです。

「一枚ずつ」と「一枚づつ」の使い方の違い

一つ目の「一枚ずつ」を使った分かりやすい例としては、「こちらの用紙を一枚ずつお取りください」「貨幣を一枚ずつ数える」「服を一枚ずつ脱ぐ」「ページを一枚ずつめくる」「一枚ずつ取って次の人に回してください」などがあります。

二つ目の「一枚づつ」を使った分かりやすい例としては、「一枚づつ取って後ろに回してください」「布団を一枚づづ敷く」「資料を一枚づつゆっくりと読んでいく」「カードが一枚づつオープンされる」などがあります。

「一枚ずつ」と「一枚づつ」の使い分け方

「一枚ずつ」と「一枚づつ」は、どちらも紙や貨幣など平たく薄いもの一つを均等に割り当てることや、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを一定量を繰り返すことという同じ意味を持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「一枚ずつ」と「一枚づつ」の一番の違いは「一枚ずつ」が現代仮名遣いで、「一枚づつ」が歴史的仮名遣いということです。

どちらも正しい日本語なのですが、現代においては内閣告示の現代仮名遣いである「ずつ」の方を使うのが一般的になっています。そのため、法令、新聞、公的な書類などでは「一枚ずつ」の方を使うようにしましょう。それ以外の場面では好きな方を使っても問題ありません。

「一枚ずつ」と「一枚づつ」の英語表記の違い

「一枚ずつ」も「一枚づつ」も英語にすると「take one each」「one by one」となり、例えば上記の「一枚ずつ取って次の人に回してください」を英語にすると「Please take one each and pass it along」となります。

「一枚ずつ」の意味

「一枚ずつ」とは

「一枚ずつ」とは、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを均等に割り当てることや紙や、貨幣など平たく薄いもの一つを一定量を繰り返すことを意味しています。

表現方法は「一枚ずつお取りください」「一枚ずつ配る」

「一枚ずつお取りください」「一枚ずつ配る」などが、「一枚ずつ」を使った一般的な言い回しになります。

「一枚ずつ」の使い方

「一枚ずつ」を使った分かりやすい例としては、「左右から一枚ずつ写真を撮りました」「一枚ずつめくれるマスキングテープを購入しました」「一枚ずつラッピングお願いします」「お一人様一枚ずつご用意しております」などがあります。

「一枚ずつ」は一個を均等に割り当てることや一個の量を繰り返すことを表す現代仮名遣いになります。現代仮名遣いとは、1986年7月1日に昭和61年内閣告示第1号として公布された日本語の仮名遣いのことです。

現代仮名遣いにおいて、歴史的に表記されてきた「づ」も「ず」に統一するとされています。そのため、法令、新聞、公的な書類などでは「ずつ」を用いた「一枚ずつ」を使うようにしましょう。

「一枚ずつ」の類語

「一枚ずつ」の類語・類義語としては、一個を均等に割り当てることや一個の量を繰り返すことを意味する「一個ずつ」があります。

「一枚づつ」の意味

「一枚づつ」とは

「一枚づつ」とは、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを均等に割り当てることや、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを一定量を繰り返すことを意味しています。

表現方法は「一枚づつお取りください」「一枚づつ配る」

「一枚づつお取りください」「一枚づつ配る」などが、「一枚づつ」を使った一般的な言い回しになります。

「一枚づつ」の使い方

「一枚づつ」を使った分かりやすい例としては、「両替機に硬貨を一枚づつ投入する」「一枚づつゆっくり写真を見る」「植物の葉っぱを一枚づづ調べる」「一枚づつ丁寧にコピー取っていく」「これとあれそれぞれ一枚づつください」などがあります。

「一枚づつ」は一個を均等に割り当てることや一個の量を繰り返すことを表す歴史的仮名遣いになります。

歴史的仮名遣いとは、明治時代から第二次世界大戦終結直後までの公文書や学校教育において用いられたもので、平安時代初期までの実際の綴りを基盤としている言葉です。

歴史的仮名遣いは間違った日本語ではないのではないのですが、現代にはおいては「づつ」を使うよりも「ずつ」の方を使うのが推奨されています。また、法令、新聞、公的な書類などでは「づつ」を用いた「一枚づつ」は使えないと覚えておきましょう。

「一枚づつ」の類語

「一枚づつ」の類語・類義語としては、一つずつ割り当てることや一ずつの量を繰り返すことを意味する「一つずつ」があります。

「一枚ずつ」の例文

1.マルゲリータとシーフードピザ、それぞれ一枚ずつくださいと注文しました。
2.資料を一枚ずつ取ったら隣の人に回してくださいと、先生から言われました。
3.今日は母の日なので洗濯物を一枚ずつ丁寧に畳んでおいたら、お母さんが喜んでくれました。
4.お金持ちの友人宅へ遊びに行ったら、壁に肖像画が一枚ずつ掛かってあったので思わず見入ってしまった。
5.私の仕事は植物の葉っぱや花の花びらを一枚ずつ顕微鏡で調べることです。
6.扉が開き乗車すると自動音声が整理券を一枚ずつお取りくださいと言っていたので、この電車はワンマン列車なのだとそこで初めて気が付いたのだった。
7.今日は当番だったので、先生から学校だよりを一枚ずつ配っておいてくださいと言われていたのにもかかわらず、すっかり忘れてしまいあわてて配ったのだった。
8.彼女が服を一枚ずつ脱いでいく姿は少し官能的で、いつもはしゃいでいる彼女とはまったく違う一面を見せられたことで、より心臓の鼓動を激しく感じてしまった。
9.部屋の片づけをしていたらたまたま家族のアルバムが目に入ったのでつい写真を一枚ずつ見入ってしまっていたら、妻から早く片付けなさいと叱られてしまった。
10.秋から冬にかけて紅葉で美しかった自然の景色を一枚ずつはがされていくような様はどこか寂しげな気持ちにもなったが、春の来ない冬はないと気持ちを改めたのだった。

この言葉がよく使われる場面としては、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを均等に割り当てることや紙や、貨幣など平たく薄いもの一つを一定量を繰り返すことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、紙や貨幣など平たく薄いものに用いるので、とても限定的な場面で使う言葉になっています。

「一枚づつ」の例文

1.一人一枚づつお取りくださいと書いてあったので、記念に貰っていきました。
2.1から9までの数字が書かれたカードを3人に一枚づつ配りました。
3.彼は窓際でブラックコーヒーを飲みながら、一枚づつ丁寧に写真を見ている。
4.証拠となるものを一枚づつ丁寧に調べている、これが鑑識の仕事です。
5.商店街で占いをやっていたのでお願いすると、タロット占いらしくカードを一枚づつめくっていく。
6.山小屋の旅館のバイトの仕事は、食事の支度からお風呂のお掃除、予約の受付に加えて、お客さんのふとんを押入れから出して一枚づつ敷くなどけっこう体力勝負の仕事だった。
7.わたしは事前に会議の資料を一枚づつじっくりと読み込んでいたので、どんな質問にも答えられる自信はあったのだが、上司は想定外の質問をしてきたので困惑してしまったのだ。
8.手品師によってカードが一枚づつオープンにされるとわたしの指定したカードがなく失敗したのかと思いきや、わたしのポケットを指さして中を探ってみると指定したカードがあったのでびっくりしてしまった。
9.その銅像があまりにもユニークなものだったので、正面だけでなくあちこちの角度から一枚づつ写真を撮っていたら、通りがかりの人々に笑われたような気がして我に返った。
10.異業種交流会では出会った人々に一枚づつ丁寧に名刺を配ることから初めて、そのうちに何かいい商談の話くるかもしれないと期待を込めていたのだった。

この言葉がよく使われる場面としては、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを均等に割り当てることや、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを一定量を繰り返すことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、紙や貨幣など平たく薄いものに用いるので、とても限定的な場面で使う言葉になっています。

「一枚ずつ」と「一枚づつ」という言葉は、どちらも紙や貨幣など平たく薄いもの一つを均等に割り当てることや、紙や貨幣など平たく薄いもの一つを一定量を繰り返すことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、現代仮名遣いである「一枚ずつ」を使うようにしましょう。

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