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【水火の苦しみ】と【塗炭の苦しみ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「水火の苦しみ」(読み方:すいかのくるしみ)と「塗炭の苦しみ」(読み方:とたんのくるしみ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」という言葉は、どちらも酷い苦しみのことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」の違い

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」の意味の違い

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」の違いを分かりやすく言うと、「水火の苦しみ」とは水に溺れ火に焼かれる苦しみのこと、「塗炭の苦しみ」とは泥や火の中にいるような苦しみのことという違いです。

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」の使い方の違い

一つ目の「水火の苦しみ」を使った分かりやすい例としては、「国民は水火の苦しみに陥っていた」「独裁政治により水火の苦しみを味わう」「水火の苦しみは捉えようによっては現状を変革する力になる」などがあります。

二つ目の「塗炭の苦しみ」を使った分かりやすい例としては、「彼は塗炭の苦しみを乗り越えて成功したらしい」「民衆は塗炭の苦しみに陥っていた」「民を塗炭の苦しみから救いたい」「人々は塗炭の苦しみに陥っている」などがあります。

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」の使い分け方

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」はどちらも酷い苦しみのことを意味しており、意味自体には大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、苦しみの表現の仕方になります。

「水火の苦しみ」は水に溺れ火に焼かれるな苦しみという表現を使っているのに対して、「塗炭の苦しみ」は泥や火の中にいるような苦しみという表現を使っているのが違いと覚えておきましょう。

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」の英語表記の違い

「水火の苦しみ」を英語にすると「terrible hardship and suffering」となります。

一方、「塗炭の苦しみ」を英語にすると「misery」「distress」となり、例えば上記の「人々は塗炭の苦しみに陥っている」を英語にすると「The people are in the greatest misery」となります。

「水火の苦しみ」の意味

「水火の苦しみ」とは

「水火の苦しみ」とは、水に溺れ火に焼かれるような酷い苦しみのことを意味しています。

表現方法は「水火の苦しみを味わう」「水火の苦しみをなめる」

「水火の苦しみを味わう」「水火の苦しみをなめる」などが、「水火の苦しみ」を使った一般的な言い回しになります。

「水火の苦しみ」の使い方

「水火の苦しみ」を使った分かりやすい例としては、「彼女は水火の苦しみを乗り越えて成功したらしい」「離婚と解雇が同時に起こり水火の苦しみを味わうことになりました」「加害者家族として長年に渡り水火の苦しみを味わいました」などがあります。

「水火の苦しみ」は耐え難い苦しみや酷い苦痛を例えた表現です。「水」は水に溺れることを表し、「火」は火に焼かれることを表しています。また、マイナスなイメージでしか使わない言葉と覚えておきましょう。

「水火の苦しみ」の読み方

「水火の苦しみ」を読む上で注意しなければならないのは、「水火」を「みずひ」と読まないことです。正しい読み方は「すいか」になります。

「水火の苦しみ」の類語

「水火の苦しみ」の類語・類義語としては、身体や心に感じる苦しみや痛みのことを意味する「苦痛」、人間の八つの苦しみのことを意味する「八苦」、あれこれ苦しみ悩むことを意味する「苦悩」などがあります。

「塗炭の苦しみ」の意味

「塗炭の苦しみ」とは

「塗炭の苦しみ」とは、泥や火の中にいるような酷い苦しみのことを意味しています。

表現方法は「塗炭の苦しみを味わう」「塗炭の苦しみをなめる」

「塗炭の苦しみを味わう」「塗炭の苦しみをなめる」などが、「塗炭の苦しみ」を使った一般的な言い回しになります。

「塗炭の苦しみ」の使い方

「塗炭の苦しみ」を使った分かりやすい例としては、「戦争により国民は塗炭の苦しみを味わうことになりました」「彼は塗炭の苦しみをなめる」「民衆は塗炭の苦しみに喘いでいる」などがあります。

「塗炭の苦しみ」の「塗」は泥のことを意味しており、「炭」は火のことを意味しています。また、「塗炭の苦しみ」はマイナスなイメージでしか使われない言葉になります。

「塗炭の苦しみ」の由来

「塗炭の苦しみ」の由来は中国の「書経」(読み方:しょきょう)という本です。この本の中に、「有夏昏徳にして民塗炭に墜つ」という一文があります。

「有夏昏徳にして民塗炭に墜つ」とは夏の国の傑王は不徳の暴君だったため、国民は泥にまみれ火に焼かれるような苦しみに陥ったことを意味しています。これが転じて、泥や火の中にいるような酷い苦しみのことを「塗炭の苦しみ」というようになりました。

「塗炭の苦しみ」の類語

「塗炭の苦しみ」の類語・類義語としては、大変な困難の中にあり非常に苦しいことを意味する「塗炭に墜つ」(読み方:とたんにおつ)、耐えがたい苦しみのことを意味する「重苦」などがあります。

「水火の苦しみ」の例文

1.親知らずを抜いた時の痛みときたら、それはもう、水火の苦しみだったよ。
2.社長を長年務めているが、その間に数多くの水火の苦しみを味わいました。
3.婚約破棄と左遷が同時に起こり、水火の苦しみを味わうことになった。
4.水火の苦しみを描いた映画を観に行ったが、とても面白かったです。
5.子供にとって家にも学校にも居場所がないというのは、水火の苦しみなのだろうと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、水に溺れ火に焼かれるような酷い苦しみのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「水火の苦しみ」はマイナスなイメージでしか使われない言葉です。

「塗炭の苦しみ」の例文

1.今年はひどい冷害が起こったことにより、東北地方の人々は塗炭の苦しみを味わうことになりました。
2.領民が塗炭の苦しみにあるのに国王は何もしないため、近いうちに暴動が起きそうです。
3.食事制限をきちんとしなければ、あっと言う間に体重が増えて塗炭の苦しみを味わうことになる。
4.この国は戦争に負けたことにより、数十年以上貧困と塗炭の苦しみに苛まれた。
5.不況に襲われれば、たちまち塗炭の苦しみに喘がなければなりませんでした。

この言葉がよく使われる場面としては、泥や火の中にいるような酷い苦しみのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「塗炭の苦しみ」はマイナスなイメージでしか使われない言葉です。

「水火の苦しみ」と「塗炭の苦しみ」はどちらも酷い苦しみのことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、水に溺れ火に焼かれるような苦しみのことを表現したい時は「水火の苦しみ」を、泥や火の中にいるような苦しみことを表現したい時は「塗炭の苦しみ」を使うと覚えておきましょう。

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