【裁判駄々】と【裁判沙汰】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「裁判駄々」(読み方:さいばんだだ)と「裁判沙汰」(読み方:さいばんざた)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「裁判駄々」と「裁判沙汰」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




裁判駄々と裁判沙汰の違い

裁判駄々は裁判沙汰の間違い

裁判駄々と裁判沙汰の違いを分かりやすく言うと、裁判駄々とは裁判沙汰の間違った使い方、裁判沙汰とは裁判所に訴えて訴訟事件として争うことです。

裁判駄々は誤字

一般的には裁判駄々という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、裁判沙汰のことを間違えて裁判駄々を使っている人がほとんどです。

裁判沙汰は正しい日本語

正しい言葉である裁判沙汰を使った分かりやすい例としては、「争いが裁判沙汰になりました」「この件が裁判沙汰となってしまい彼は地位を失いました」「不正が発覚し裁判沙汰になってしまった」「この事件は裁判沙汰にならずに解決しました」などがあります。

裁判沙汰という言葉はあっても、裁判駄々という言葉は存在しません。同時に裁判沙汰という単語の意味について「裁判所に訴えて訴訟事件として争うこと」と覚えておきましょう。

裁判沙汰の英語表記

裁判沙汰を英語にすると「lawsuit」「come to court」となり、例えば上記の「この事件は裁判沙汰にならずに解決しました」を英語にすると「This affair was settled out of court」となります。

裁判駄々の意味

裁判駄々とは

裁判駄々とは、裁判沙汰の間違った使われ方です。

裁判駄々という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、裁判沙汰と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

裁判駄々と間違えやすい理由

裁判駄々と裁判沙汰を間違えてしまう理由としては、「だだ」と「ざた」の発音が非常に似ているため勘違いして覚えてしまっているのが原因です。

駄々は子供などが甘えてわがままを言うことを意味しており、裁判がわがままを言うという全く意味が分からない言葉になってしまうため、間違えないように注意しましょう。

裁判駄々は主にSNS上で間違えてる人が多く、とても話題になっていました。また、ネット上ではこんな間違えをするのはありえないという意見が多数上がってたのも事実ですが、これがネタ化して裁判駄々が広く使われるようになるかもしれません。

間違った言葉でネット用語として広く使われているのは「既出」(読み方:きしゅつ)を「がいしゅつ」と言ったり、「訃報」(読み方:ふほう)を「とほう」と言ったりなどがあります。

駄々を使った正しい日本語

間違った言葉である駄々を使った別の言葉としては、子供などが甘えて無理やわがままを言うことを意味する「駄々を捏ねる」(読み方:だだをこねる)、聞き分けのない子供のことを意味する「駄々っ子」などがあります。

裁判沙汰の意味

裁判沙汰とは

裁判沙汰とは、裁判所に訴えて訴訟事件として争うことを意味しています。

表現方法は「裁判沙汰になる」「裁判沙汰は避けたい」「裁判沙汰になったら」

「裁判沙汰になる」「裁判沙汰は避けたい」「裁判沙汰になったら」などが、「裁判沙汰」を使った一般的な言い回しになります。

裁判沙汰の使い方

裁判沙汰を使った分かりやすい例としては、「彼が訴えたことにより裁判沙汰になってしまった」「裁判沙汰の最中に被告が失踪していまった」「この一件は裁判沙汰に発展しました」「裁判沙汰になって困るのはあなたの方なのでは」などがあります。

裁判沙汰は裁判所が法的紛争を解決する目的で行う公権的な判断のことを意味する「裁判」と、問題となるような事件のことを意味する「沙汰」が合わさり、裁判所に訴えて訴訟事件として争うことを意味する言葉です。

裁判沙汰は日常的に使う言葉ではないのですが、裁判所が介入しなければいけない場合に使うため、どちらかというとマイナスなイメージを持っています。

裁判沙汰の類語

裁判沙汰の類語・類義語としては、公の機関によって取り扱われることを意味する「表沙汰」、争いごとの解決を裁判所などの公的機関に任せることを意味する「公沙汰」などがあります。

裁判駄々の例文

1.裁判駄々という言葉は存在しないので、おそらく裁判沙汰の言い間違いだろう。
2.裁判沙汰という言葉は裁判所に訴えて訴訟事件として争うことで、裁判駄々という言葉はない。
3.裁判駄々という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.今回の件が裁判駄々になってしまったという言葉を使う人はいるが、正しくは今回の件が裁判沙汰になってしまったです。
5.裁判沙汰にするつもりはありませんという言葉はあるが、裁判駄々にするつもりはありませんという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、裁判沙汰という言葉を間違えて裁判駄々と表現している時などが挙げられます。

裁判駄々という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、裁判沙汰を間違えて使っている可能性が高いです。

裁判駄々という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、裁判駄々ではなく、裁判沙汰と表現するのが正しい使い方になります。

裁判沙汰の例文

1.この場で謝罪してくれれば、裁判沙汰にするつもりはありません。
2.この件が裁判沙汰になると困るので、相手側に示談の話を持ちかけました。
3.会長が会社の資金を個人的に流用していたことが発覚し、裁判沙汰になりました。
4.社長と衝突し解雇されるが、これが不当解雇であることを主張し、裁判沙汰にまでに至った。
5.この件が公になって裁判沙汰になったら困るのはあなたの方じゃない?と脅されているので何もできません。

この言葉がよく使われる場面としては、裁判所に訴えて訴訟事件として争うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように裁判沙汰は裁判関連でしか使わないので、広く一般的に使われている言葉ではありません。

裁判駄々と裁判沙汰どちらを使うか迷った場合は、裁判駄々は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の裁判沙汰を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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