今日の買取件数:20件/今月の買取件数:535件/累計買取件数:9,281件

【奇特】と【殊勝】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「奇特」(読み方:きとく)と「殊勝」(読み方:しゅしょう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「奇特」と「殊勝」という言葉は、どちらも言動が素晴らしいことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




奇特と殊勝の違い

奇特と殊勝の意味の違い

奇特と殊勝の違いを分かりやすく言うと、奇特とは珍しく不思議なさまの意味で使われ、殊勝とは言動が立派なさまの意味で使われているという違いです。

奇特と殊勝の使い方の違い

一つ目の奇特を使った分かりやすい例としては、「奇特な行いに称賛の声があがる」「自主的にゴミ拾いをする奇特な方です」「季節外れの服装で奇特な目で見られた」「ガラクタを集める奇特な人だ」などがあります。

二つ目の殊勝を使った分かりやすい例としては、「柄にもなく殊勝な面持ちで現れた」「小学生とは思えない殊勝な心がけだ」「殊勝な態度で反省を述べた」「オリンピック選手の殊勝な心構えに敬服した」などがあります。

奇特と殊勝の使い分け方

奇特と殊勝という言葉は、どちらも言動が素晴らしく立派なことを表しますが、使い方には違いがあります。

奇特という言葉は、「奇妙で珍しいこと」の意味で使っている人が多いのですが、本来の意味は「言動などが優れていて感心なこと」です。「非常に珍しく不思議なさま」の意味もあり、現在では本来の意味よりも、この意味で用いられている言葉です。

殊勝という言葉は、とりわけ優れているさまや、心がけや行動などが感心なさまを意味します。心がけや行動などが感心なさまの意味で使われている「殊勝な心がけ」「殊勝な心構え」の殊勝を奇特に置き換えることができます。

つまり、二つの言葉は言動が立派であるという共通する意味を持っていますが、奇特は「非常に珍しく不思議なさま」で使われることが一般的となっています。言動が立派であることを表したい時には「殊勝」を用いた方が伝わりやすいでしょう。

奇特と殊勝の英語表記の違い

奇特も殊勝も英語にすると「praiseworthy」「commendable」「laudable」となり、例えば上記の「奇特な行ない」を英語にすると「praiseworthy activities」となります。

奇特の意味

奇特とは

奇特とは、言行や心がけなどが優れていて褒めるに値するさまを意味しています。

その他にも、非常に珍しく不思議なさまの意味も持っています。

表現方法は「奇特な人」「奇特なやつ」「奇特な方」

「奇特な人」「奇特なやつ」「奇特な方」などが、奇特を使った一般的な言い回しです。

奇特の使い方

「奇特な人なので誰からも好かれている」「彼女の奇特な振る舞いに人望が集まる」「独学で英語をマスターした奇特な方です」「親孝行する奇特な若者です」などの文中で使われている奇特は、「言行や心がけなどが褒めるに値するさま」の意味で使われています。

一方、「火中の栗を拾うような奇特な人はいません」「奇特な昆虫を探しています」「その奇特性から珍重されている植物です」などの文中で使われている奇特は、「非常に珍しく不思議なさま」の意味で使われています。

奇特の読み方

奇特の読み方は二通りあり、「きとく」と「きどく」があります。「きどく」と読む場合も「きとく」と同じ意味を持ちますが、さらに「神仏の持っている超人間的な力」の意味もあります。

奇特という言葉には上記の例文のように二つの意味がありますが、奇特の本来の意味は「優れて他と違って感心なこと」です。近年は、「非常に珍しく不思議なこと」の意味でも使われ、辞書にも掲載されるようになりました。

奇特の由来

奇特が「非常に珍しく不思議なこと」という意味を持つようになったのは、「奇」が持つイメージに由来すると言われています。「奇妙」「奇をてらう」など、普通とは違っていたり、予想から外れている、という意味が影響していると考えられています。

奇特の対義語

奇特の対義語・反対語としては、これといったすぐれた特色もなく当たり前なことを意味する「平凡」、ありふれていてとりえのないことを意味する「凡俗」、ごく一般的であることを意味する「並み」などがあります。

奇特の類語

奇特の類語・類義語としては、立派な行為や優れた技量に心を動かされることを意味する「感心」、深く感心して尊敬の気持ちを抱くことを意味する「感服」、非常に珍しいさまや非常に不思議なさまを意味する「奇奇」などがあります。

殊勝の意味

殊勝とは

殊勝とは、とりわけ優れているさまを意味しています。

その他にも、「心がけや行動などが感心なさま」の意味も持っています。

表現方法は「殊勝な面持ち」「殊勝な態度」「殊勝な心がけ」

「殊勝な面持ち」「殊勝な態度」「殊勝な心がけ」「殊勝な言葉」などが、殊勝を使った一般的な言い回しです。

殊勝の使い方

「殊勝な眺めに心を打たれる」「チーム一丸となって殊勝な結果を導いた」「殊勝な絵画に釘付けでした」などの文中で使われている殊勝は、「とりわけ優れているさま」の意味で使われています。

一方、「一日一善とは殊勝な心がけだね」「殊勝な面持ちで反省を述べた」「汝の心掛け殊勝なり」「珍しく殊勝な態度を見せた」「彼女があっさり身を引くような殊勝な女だとは思えない」などの文中で使われている殊勝は、「心がけや行動などが感心なさま」の意味で使われています。

殊勝とは、上記の例文にあるように二つの意味を持っていますが、「心がけや行動などが感心なさま」の意味で使われることの多い言葉です。殊勝という言葉の「殊」は普通とは違っていること、「勝」は優れていることを表します。

「殊勝顔」の意味

殊勝という言葉を用いた日本語には「殊勝顔」があります。殊勝面(読み方:しゅしょうづら)とも言い、神妙な顔つきを意味します。物事をよく分かっているということを示す顔つきや、普段とは違う様子でおとなしく構えている顔つきを表します。

殊勝の対義語

殊勝の対義語・反対語としては、思い上がって人を見下すことを意味する「高慢」、威張って人を無視した態度をとることを意味する「横柄」、おごり高ぶって威張ることを意味する「傲岸」などがあります。

殊勝の類語

殊勝の類語・類義語としては、 非常にすぐれているさまを意味する「立派」、心がけや行いが立派で優れていることを意味する「神妙」、心がけが良くしっかりしているさまを意味する「健気」、格段の違いがあるさまを意味する「格別」などがあります。

奇特の例文

1.人が嫌がる仕事を率先して引き受けるなんて、彼女は奇特な方ですね。
2.匿名の高額寄付が相次いでいるそうで、その奇特な行いに頭が下がります。
3.彼はラジオ講座だけで英語を極め、国連の職員になった奇特な人です。
4.クラスメイトに古文が好きで、会話にも無理やり古語を使おうとする奇特な人がいます。
5.今どきスマートフォンを持たないだけでなく、インターネットも興味がないなんて奇特なやつだな。
6.地元の若者たちは見た目はヤンチャに見えるが、いつも決まった時間に集まってゴミ拾いをする奇特な連中なのだ。
7.世の中には人から無碍にされたのに一切恨まないという奇特な方もいるので、皆が皆、こういうことで人を恨むわけではないかもしれない。
8.わたしは小さい頃から周りのみんながしている遊びに一切興味を示さず、一人で変な遊びをしていたらしく、両親からも奇特だと思われていたらしい。
9.友人はすこぶる優秀な奴だったが、社会的な責任者に乏しく好き放題やっていたので奇特なやつだなと思っていた。
10.ビジネスがうまくいかない中、わたしはどこかの奇特な金持ちが好きなことに使ってほしいと金を出してくれはしないかと思い更けるようになった。

この言葉がよく使われる場面としては、心がけや行いが普通よりも優れていて誉めるべきさま、非常に珍しく不思議なさまを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文3の文中にある奇特は、「心がけや行いが普通よりも優れていて誉めるべきさま」の意味で使われています。例文4や例文5の文中にある奇特は、「非常に珍しく不思議なさま」の意味で使われています。

このように、奇特という言葉は使い方によって、プラスイメージにもマイナスイメージにもなる言葉です。

殊勝の例文

1.自然豊かな北海道では、パッチワークの丘や青い池など殊勝な景色を観ることが出来ます。
2.夏の大会に向けて、チームメンバー全員が殊勝な面持ちで必勝を祈願しました。
3.古典文学の第一人者である教授の、学生の意見にも耳を傾ける殊勝な姿に感心させらた。
4.彼は、社会のために粉骨砕身努力するという殊勝な心構えが出来ています。
5.本当は腹黒いくせに、人のために尽くしたいなんて殊勝ぶるのは止めて欲しい。
6.ビッグマウスで俺様なプレースタイルの彼が、昨日の試合のあとのインタビューでは、相手へのリスペクトとサポーターへの感謝の意を述べるなど、珍しく殊勝な態度をとっていた。
7.彼は営業成績のためなら何でもするような男だったから、そんなすぐに身を引くような殊勝な男ではないとわたしは思っていた。
8.同級生は教師に対して殊勝な態度で反省の弁と述べていたが、わたしには彼が口先だけということがすぐに分かった。
9.妹がわたしに敬語を使ったりして殊勝な態度をとってくるときは決まってわがままなお願い事をするときなのだ。
10.今まで会場にはギリギリに着けばいいと思っていたので、彼女たちの10分前行動の殊勝な心掛けに心を入れ替えようと思った。

この言葉がよく使われる場面としては、非常に立派なこと、心がけがしっかりしていることを表現したい時などが挙げられます。

例文1の文中にある殊勝は、「非常に立派なこと」の意味で使われています。例文2から例文5の文中にある殊勝は、「心がけがしっかりしていること」の意味で使われています。

奇特と殊勝という言葉は、どちらも言動が感心なことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、この意味で一般的に用いられている「殊勝」を使った方が伝わりやすいでしょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター