【天下分け目】と【天王山】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「天下分け目」(読み方:てんかわけめ)と「天王山」(読み方:てんのうざん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「天下分け目」と「天王山」という言葉は、どちらも勝負の決まる大事な時期や場面のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「天下分け目」と「天王山」の違い

「天下分け目」と「天王山」の意味の違い

「天下分け目」と「天王山」の違いを分かりやすく言うと、「天下分け目」とは関ケ原の戦いが由来、「天王山」とは山崎の戦いが由来という違いです。

「天下分け目」と「天王山」の使い方の違い

一つ目の「天下分け目」を使った分かりやすい例としては、「天下分け目の戦いではホームチームに軍配が上がりました」「3年生の夏休みは大学受験の天下分け目になるだろう」「それは天下分け目の戦いだった」などがあります。

二つ目の「天王山」を使った分かりやすい例としては、「万全の状態でリーグ優勝をかけた天王山に挑む」「今日の試験が天王山と言えるだろう」「天王山で敗れてしまいついに首位陥落することとなる」などがあります。

「天下分け目」と「天王山」の使い分け方

「天下分け目」と「天王山」はどちらも勝負の決まる大事な時期や場面のことを意味する言葉ですが、由来が異なっているというのが違いです。

「天下分け目」の由来は、関ケ原で石田三成らの西軍と徳川家康らの東軍とが天下を争った関ケ原の戦いが由来なのに対して、「天王山」は豊臣秀吉が山城の山崎で明智光秀を破った山崎の戦いが由来になります。

「天下分け目」と「天王山」の英語表記の違い

「天下分け目」も「天王山」も英語にすると「a crucial point」「a crucial battle」「decisive moment 」となり、例えば上記の「それは天下分け目の戦いだった」を英語にすると「That was a crucial battle for the two parties」となります。

「天下分け目」の意味

「天下分け目」とは

「天下分け目」とは、勝負の決まる大事な時期や場面のことを意味しています。

表現方法は「天下分け目の戦い」「天下分け目の決戦」

「天下分け目の戦い」「天下分け目の決戦」などが、「天下分け目」を使った一般的な言い回しになります。

「天下分け目」の使い方

「天下分け目」を使った分かりやすい例としては、「日本一決定戦という天下分け目の戦いを生で観ることができて感動しました」「中学3年の夏休みは中学受験の天下分け目と言われている」「明日は天下分け目の選挙の日です」などがあります。

「天下分け目」は勝負の決まる大事な時期や場面のことを意味する言葉で、ビジネスシーンやスポーツシーンにおいて一番の勝負所という場面でよく使われています。また、日常生活においても使うことができます。

「天下分け目」の由来

「天下分け目」の由来は、1600年に関ヶ原で石田三成らの西軍と徳川家康らの東軍とが天下を争った関ヶ原の戦いです。関ヶ原の戦いでは小早川秀秋の寝返りにより東軍である徳川家康らが大勝しました。それにより、石田三成らは処刑されて、豊臣秀頼は60万石の大名に転落したと言われています。

このことが転じて、勝負の決まる大事な時期や場面のことを「天下分け目」と言うようになりました。

「天下分け目」の類語

「天下分け目」の類語・類義語としては、優勝を左右するような大事な試合のことを意味する「大一番」、勝ち負けの決まる大事な場面や局面のことを意味する「勝負所」、物事が決着する瀬戸際のことを意味する「土俵際」などがあります。

「天王山」の意味

「天王山」とは

「天王山」とは、勝敗や運命の重大な分かれ目のことを意味しています。

「天王山」の読み方

「天王山」の読み方は「てんのうざん」です。誤って「てんおうざん」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「ここが天王山」「天王山の戦い」

「ここが天王山」「天王山の戦い」などが、「天王山」を使った一般的な言い回しになります。

「天王山」の使い方

「天王山」を使った分かりやすい例としては、「シンガポールへの進出は弊社の海外展開の天王山と言えるだろう」「天王山となった昨日の試合で負傷してしまいました」「この試合がリーグ優勝を決める天王山です」などがあります。

「天王山」は勝敗や運命の重大な分かれ目のことを意味する言葉で、ビジネスシーンやスポーツシーンにおいて一番の勝負所という場面でよく使われています。また、日常生活においても使うことができます。

「天王山」の由来

「天王山」の由来は、1582年に豊臣秀吉が明智光秀を破った山崎の戦いです。この山崎の戦いで舞台になったのが、京都府南部の乙訓郡大山崎町にある「天王山」になります。

この山崎の戦いでは「天王山」を取った軍が戦いを有利に進められると考えられており、「天王山」を陣取ることができた豊臣秀吉が勝利したのです。これが転じて、勝敗や運命の重大な分かれ目のことを「天王山」と言うようになりました。

「天王山」の類語

「天王山」の類語・類義語としては、囲碁や将棋においてこの勝負で勝敗が決まるという一番のことを意味する「角番」(読み方:かどばん)、ここぞという大切な場面のことを意味する「正念場」などがあります。

「天下分け目」の例文

1.今日の試合で世界一が決まるので、まさに天下分け目の戦いと言えるだろう。
2.来週から天下分け目の受験が始まるので、体調管理管理をしっかり行うようにしよう。
3.今日のコンペディションが、弊社の天下分け目になることは間違いないです。
4.来週行うプレゼンが、サラリーマン人生の天下分け目になると思っています。
5.明日の試合に勝てば優勝という天下分け目の戦いなので、今日はしっかりと睡眠を取るようにしよう。
6.ビジネスにおける天下分け目の戦いといえばプレゼンの場になると思います。本日の講座では他社と差がつく簡潔で伝わりやすい資料作成のためのポイントを解説します。
7.今大会は優勝したものの厳しい戦いが多かった。あとで思い返すと、シードなしの選手相手にフルセットまでもつれ込んだ準々決勝こそが、天下分け目の戦いになったと言えるだろう。
8.中学三年生の夏休みは天下分け目の戦いになるというのに、息子ときたら朝から晩までゲームに明け暮れていて先が思いやられるよ。
9.選挙が天下分け目の戦いになれば投票率も上がると思うが、いつも与党が圧勝しているので選挙に行く意味が感じられない。
10.このプレゼンテーションは我が社にとって天下分け目の戦いであるので、何度も練習を重ねて万全を期しております。

この言葉がよく使われる場面としては、勝負の決まる大事な時期や場面のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「天下分け目」はビジネスシーンやスポーツシーンで使うことが多い言葉です。

「天王山」の例文

1.今日の試合がリーグ優勝の天王山なので、気合を入れて頑張ろう。
2.この天王山を乗り切ることができれば、今年の業績は安泰だろう。
3.ここが天王山と考えた監督は、我がチームの守護神をマウンドに送り込むことにしました。
4.明日のコンペは我が社の命運を左右すると思うので、まさに天王山と言えるだろう。
5.上位対決の天王山を制し、首位をキープしたことでリーグ優勝が近づいてきました。
6.受験の内申点に関係する2学期の期末テストが目前となり、毎晩遅くまで勉強し天王山に挑む子どもに陰ながらエールを送った。
7.長年の宿敵だったチームに勝利した天王山とも言える試合の後は、歓喜する者、嗚咽する者、興奮が冷めない者などみな三者三様で、ロッカールームは異様な様相を呈していた。
8.明日の試合は、我がチームの命運を左右する天王山であるので、いつにもましてメンバー全員の気合の入れ方が違った。
9.今年の夏に行われる参議院選挙は、現政権の今後を占う天王山であるから、激しい選挙戦が繰り広げられるであろう。
10.マレーシア進出は今後のわが社の海外展開の天王山となるので、社長も社員も皆一丸となって頑張っているところだ。

この言葉がよく使われる場面としては、勝敗や運命の重大な分かれ目のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「天王山」はビジネスシーンやスポーツシーンで使うことが多い言葉です。

「天下分け目」と「天王山」はどちらも勝負の決まる大事な時期や場面のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、関ケ原の戦いが由来なのが「天下分け目」、は山崎の戦いが由来なのが「天王山」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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