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【絶対絶命】と【絶体絶命】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ぜったいぜつめい」という読み方の「絶対絶命」と「絶体絶命」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「絶対絶命」と「絶体絶命」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




絶対絶命と絶体絶命の違い

絶対絶命と絶体絶命の意味の違い

絶対絶命と絶体絶命の違いを分かりやすく言うと、絶対絶命とは絶体絶命の間違った使い方、絶体絶命とはどうにも逃れようのない差し迫った状態や立場にあることです。

絶対絶命は誤字

一般的には絶対絶命という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、絶体絶命のことを間違えて絶対絶命を使っている人がほとんどです。

絶体絶命は正しい日本語

正しい言葉である絶体絶命を使った分かりやすい例としては、「絶体絶命の苦境に追い込まれました」「妻に浮気がバレて絶体絶命の状況です」「彼女の絶体絶命の危機を救うことができました」「借金がかさんで絶体絶命です」などがあります。

絶体絶命という言葉はあっても、絶対絶命という言葉は存在しません。同時に絶体絶命という単語の意味について「どうにも逃れようのない差し迫った状態や立場にあること」と覚えておきましょう。

絶体絶命の英語表記

絶体絶命を英語にすると「Desperate situation」となり、例えば上記の「借金がかさんで絶体絶命です」を英語にすると「Deeply in debt, I found myself in a desperate situation」となります。

絶対絶命の意味

絶対絶命とは

絶対絶命とは、絶体絶命の間違った使われ方です。

絶対絶命という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、絶体絶命と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

絶対絶命と間違えやすい理由

絶体絶命を絶対絶命と間違えてしまう理由は二つあります。一つ目は絶対と絶体の発音が同じかつ、漢字の成り立ちが似ていることです。

二つ目は絶体より絶対の方が一般的に使われている単語なので、絶対の方が正しいと勘違いしてしまう人が多いのが理由になります。また、絶体という単語はほとんど使われず絶体絶命の時にのみ使用することが多いです。

間違った言葉である絶対絶命の絶対とは、他に比較するものや対立するものがないこと、他の何ものにも制約や制限されないこと、何がどうあっても、決してなどの意味を持つ言葉になります。

したがって、絶体を使った絶対絶命としてしまうと、どうにも逃れようのない差し迫った状態や立場にあることを意味する絶体絶命とは全く意味の違う言葉になってしまうので、間違えないように気をつけましょう。

絶体絶命の意味

絶体絶命とは

絶体絶命とは、どうにも逃れようのない差し迫った状態や立場にあることを意味しています。

表現方法は「絶体絶命の危機」「絶体絶命の状況」「絶体絶命の状態」

「絶体絶命の危機」「絶体絶命の状況」「絶体絶命の状態」などが、「絶体絶命」を使った一般的な言い回しになります。

絶体絶命の使い方

絶体絶命を使った分かりやすい例としては、「夫に浮気がバレしまい絶体絶命の状態になる」「私は何度も絶体絶命の危機に追い込まれたことがある」「絶体絶命の状況だが一人で戦わなければならない」「絶対絶命の危機に現れたのは5年前に姿を消した師匠だった」などがあります。

絶体絶命は四字熟語

絶体絶命とは危険や困難にぶつかり、前に進むことも後ろに戻ることもできな状態や立場に陥った場合に使う四字熟語になります。

絶体絶命の由来

絶体絶命の由来は九星術からきています。九星術とは古代中国の『洛書』に記載されている九つの星、九星によって運勢や物事の吉凶を占う術のことです。また、絶体と絶命はどちらとも不吉な星を意味す凶星に分類されています。

これが転じて、絶体は肉体の限界で今にも体が失われてしまうような状況を絶体、命が終わる状況を絶命というようになりました。また、このことがさらに転じてどうにも逃れようのない差し迫った状態や立場にあることの意味なったのが、現在使われている絶体絶命です。

絶体絶命の絶体という言葉は、本や歌のタイトルやセリフなどでは使われるものの、絶体という単語単体で使うのはあまり一般的ではありません。基本的に絶体絶命という四字熟語として使う言葉と覚えておきましょう。

絶体絶命の類語

絶体絶命の類語・類義語としては、それ以上少しの余裕もないぎりぎりの状態のことを意味する「剣が峰」、ほとんど命が助かりそうもないような危ない状態のことを意味する「九死」、あとわずかで非常に危険な状態や状況に陥りそうなことを意味する「危機一髪」などがあります。

絶対絶命の例文

1.絶対絶命という言葉は存在しないので、おそらく絶体絶命の言い間違いだろう。
2.絶体絶命という言葉はどうにも逃れようのない差し迫った状態や立場にあることで、絶対絶命という言葉はない。
3.絶対絶命という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.借金がかさんでしまい絶対絶命だという言葉を使う人はいるが、正しくは借金がかさんでしまい絶体絶命だです。
5.絶体絶命のピンチを脱出しましたという言葉はあるが、絶対絶命のピンチを脱出しましたという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、絶体絶命という言葉を間違えて絶対絶命と表現している時などが挙げられます。

絶対絶命という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、絶体絶命を間違えて使っている可能性が高いです。

絶対絶命という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、絶対絶命ではなく、絶体絶命と表現するのが正しい使い方になります。

絶体絶命の例文

1.山でヒグマに遭遇してしまい絶体絶命の状況に追い込まれたが、何とか逃げ切ることができました。
2.事故で大怪我をして絶体絶命の危機だったが、見事回復し今は元気に働いています。
3.取引先が契約を更新しない方向でいると知り、絶体絶命の危機に不安を隠せません。
4.絶体絶命に見えても必ず逆転の一手があるので、諦めずに頑張ろう。
5.彼は絶体絶命の窮地であっても、先のない逃避先を選ぶような弱い男ではありません。
6.まだ幼かった私にとって迷子になるということは、すなわち絶体絶命の危機であったので、サービスカウンターに迎えに来てくれた母たちが大笑いしていたことに腹を立てたものです。
7.わたしは浮気相手とデートをしていたのだが、そこで妻と出くわしてしまったのだからまさに絶体絶命の大ピンチに陥った。
8.ミスしてはいけないところでミスしてしまうという絶体絶命の危機に陥ったが、なんとかうまくごまかして事なきを得たのだった。
9.子供の頃よくみていた特撮映画では、街が怪獣に襲われ絶体絶命の状況で満を持してヒーローがー登場するシーンが大好きだった。
10.高校時代は友達もできずいつも一人で行動していたので、孤独な戦士のように常に絶体絶命な気持ちで過ごしていた。

この言葉がよく使われる場面としては、どうにも逃れようのない差し迫った状態や立場にあることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように絶体絶命は危機的状況に陥った場合に使う言葉です。

絶対絶命と絶体絶命どちらを使うか迷った場合は、絶対絶命は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の絶体絶命を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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