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【ビジュアル】と【ルックス】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ビジュアル」と「ルックス」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ビジュアル」と「ルックス」という言葉は、「容姿」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




ビジュアルとルックスの違い

ビジュアルとルックスの意味の違い

ビジュアルとルックスの違いを分かりやすく言うと、ビジュアルは人以外の目に見えるものにも使い、ルックスは人の姿形だけに使うという違いです。

ビジュアルとルックスの使い方の違い

一つ目のビジュアルを使った分かりやすい例としては、「ビジュアルマップで知識の整理を行う」「ビジュアルの良さのおかげでファンが増え始めた」「目に見えないものをビジュアル化することで学生たちにもわかりやすくする」などがあります。

二つ目のルックスを使った分かりやすい例としては、「新しい姉の交際相手はルックスがいい」「端正なルックス通りの真面目さを持つ」「甘いルックスで多くの女性が心を寄せている話を耳にする」などがあります。

ビジュアルとルックスの使い分け方

ビジュアルとルックスはどちらも、容姿を表す言葉として使われていますが、表すことのできるものの範囲が異なります。

ビジュアルは、視覚的な情報として得られるものを指すため、人の姿形だけではなくその他デザイン性のあるものなども指します。

一方のルックスは、外見や顔立ちを指すため、人以外に対して使われることはありません。

つまり、ビジュアルは人以外の目に見えるものやその効果に対して使うことができますが、ルックスは人以外に使うことができません。そのため、ルックスをビジュアルに置き換えて使うことはできますが、ビジュアルをルックスに置き換える場合は注意が必要です。

ビジュアルとルックスの英語表記の違い

ビジュアルを英語にすると「visual」となり、例えば上記の「ビジュアルマップ」を英語にすると「visual map」となります。

一方、ルックスを英語にすると「looks」「look」となり、例えば上記の「ルックスがいい」を英語にすると「have good looks」となります。

ビジュアルの意味

ビジュアルとは

ビジュアルとは、目に見える様子を意味しています。

表現方法は「ビジュアルがいい」「ビジュアルを良くする」「ビジュアル重視」

「ビジュアルがいい」「ビジュアルを良くする」「ビジュアルを磨く」などが、ビジュアルを使った一般的な言い回しです。

ビジュアルの使い方

ビジュアルを使った分かりやすい例としては、「オーディオビジュアルを充実させて自分だけのシアターを作りたい」「ビジュアル系バンドを好んで聞いている」「迫力のあるビジュアル表現に圧倒される」などがあります。

その他にも、「ビジュアルデザインを学びたいとずっと思っている」「ビジュアル重視で専門的な用語が少ないこともあって初心者向きだ」「新ビジュアルの公開で多くのファンが盛り上がった」などがあります。

ビジュアルは英語で「visual」と表記され、視覚や視覚に関するものを意味する言葉として使われていますが、見た目や風貌の意味はありません。

「ビジュアル系」の意味

1997年に上記例文の「ビジュアル系」という言葉が流行語となりましたが、特にメイクやファッションといった視覚的な表現をするアーティストたちに使われており、ビジュアル系ロックバンドはミュージシャンのあり方の一つとされています。

「ビジュアル系」という表現が徐々に一般的となったことで、アーティストなど関係なしに容貌を表す言葉としてもビジュアルが使われるようになりました。

基本的には、上記例文の映像機器などを指す「オーディオビジュアル」や、絵や写真などで視覚的に情報伝達を行うデザインを指す「ビジュアルデザイン」などのように目に映る情報を表す言葉として使われています。

ビジュアルの類語

ビジュアルの類語・類義語としては、外側から見た様子を意味する「外見」、外から見た事物の形を意味する「格好」、現在の形を意味する「現形」、機構などの組織体を外から見た形を意味する「形態」などがあります。

ルックスの意味

ルックスとは

ルックスとは、容貌や見た目を意味しています。

表現方法は「ルックスがいい」「ルックスで付き合う」「ルックスに自信がない」

「ルックスがいい」「ルックスで付き合う」「ルックスに自信がない」などが、ルックスを使った一般的な言い回しです。

ルックスの使い方

ルックスを使った分かりやすい例としては、「大切なのはルックスだけではないが人を判断する基準にはなるだろう」「キュートなルックスを持つアイドルユニットに熱を上げている」「ルックスを重視される職業には就けない」などがあります。

その他にも、「ルックス的にも恵まれ身体能力も高かった」「華奢なルックスにも関わらず歌声は力強いものだった」「ルックスの良さのおかげかグッズは飛ぶように売れた」「まずルックスが好みだという理由で彼に告白された」などがあります。

ルックスは英語で「looks」と表記され、顔つきや目つきを表す言葉として使われています。カタカナ語として使われる場合も同じように使われています。

ただし、ルックスは光に照らされている明るさの度合いを表す単位の「ルクス」の別称としても使われています。こちらはフランス語の「lux」であるため、見た目を表すルックスとは全く異なります。

また、ルックスと同じように使われている言葉に「スタイル」という言葉がありますが、これは対象の体格や在り方を表すのに対して、ルックスは服装やメイクなどまでを含んだ見た目を表すと区別されています。

ルックスの類語

ルックスの類語・類義語としては、顔立ちを意味する「見目」、身なりや顔つきを意味する「風貌」、顔かたちを意味する「姿形」、身なりや外観を整えることを意味する「装い」、容貌と顔色を意味する「容色」などがあります。

ビジュアルの例文

1.来シーズンのアニメのキービジュアルが発表され始めたため、続々と見たいアニメが増えてワクワクしている。
2.ビジュアル化することでより理解が深まる人が多いため、ビジュアルマップやビジュアルガイドが存在するのだろう。
3.原作と映画はビジュアル的にも忠実に原作の再現がなされているため、今から公開まで待ち遠しい。
4.発表前にリークをしていた人たちの鼻を明かすかのように、公式はビジュアルを変更してリリースしたためファンは驚いていた。
5.ビジュアル表現が独特だったが説得力のあるもので、解説コメントを聞いてさらに納得した。
6.大人気アニメの劇場版公開にあたり、メインビジュアルが解禁され早速SNSで話題になっている。
7.若い頃はビジュアル系バンドが好きで、ずっとバンギャをやっていたものですから、今でも当時の曲を聞くことはあります。
8.シェフたちの料理は折り紙つきだが、さらに彼らのビジュアルの良さからファンの支持がどんどん増えていった。
9.友人はずっとビジュアルデザインを学びたいと思っていたので、美大かデザインの専門学校に進学したいのだそうだ。
10.このプログラミング言語の教科書はビジュアル重視で専門的な用語が少ないこともあって初心者向きだと思われる。

この言葉がよく使われる場面としては、目に見える様子などが挙げられます。

例文1の「キービジュアル」とは、ウェブサイトやカタログ、映像作品などで中心となるイメージ画像を意味する言葉です。

ルックスの例文

1.ルックスだけで付き合う人を選ぶのはやめた方がいいと友人に何度も注意したが、彼女は毎度後悔している。
2.派手なルックスの男性には近づきがたいと思っていたが、先輩は変なところで抜けていて怖いと思わずに済む性格だった。
3.清楚なルックスの女性は誰だと詰め寄られ姉と答えたら紹介してほしいと言われたが、丁重にお断りしておいた。
4.校内で一番人気の男子はルックス詐欺としか思えないほどの性格の悪さらしいが、勉強はできるらしく問題児というわけではなかった。
5.最近人気を集め始めたアイドルグループは全員ルックスが評価されており、多くのメディアで彼女らの姿を目にする。
6.取引先の担当者が代わることになり上司以下3人であいさつに来たが、みな整った顔立ちの人たちであの会社はルックスで人を採用しているのかと思ってしまった。
7.母はルックスがいいとは言えないが、自分に似合う物を知っていて、日々おしゃれを楽しんでいる姿が印象的だった。
8.姉の新しい交際相手はルックスがいいが、性格はあまりよくないので、交際には賛成というわけではない。
9.番組のステージでは歌よりも、日本人離れしたルックスばかりが注目されていて、本人はあまり嬉しくないようでした。
10.彼女は美に格別なこだわりを持っていて、交際相手に対しても相当のルックスを要求してくるほどである。

この言葉がよく使われる場面としては、容貌や見た目などが挙げられます。

どの例文のルックスも「ビジュアル」という言葉に置き換えて使うことができます。

ビジュアルとルックスは、どちらも「容姿」を表します。どちらを使うか迷った場合は、人以外の見た目を表す場合は「ビジュアル」を、人の見た目を表す場合は「ルックス」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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