似た意味を持つ「お言葉を返すようですが」(読み方:おことばをかえすようですが)と「お言葉を返すようで恐縮ですが」(読み方:おことばをかえすようできょうしゅくですが)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」という言葉は、どちらも相手の意見に対して反論する場合に使う言葉のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」の違い
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」の意味の違い
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」の違いを分かりやすく言うと、「お言葉を返すようですが」よりも「お言葉を返すようで恐縮ですが」の方が丁寧な表現という違いです。
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」の使い方の違い
一つ目の「お言葉を返すようですが」を使った分かりやすい例としては、「お言葉を返すようですがいくつか気になる点がございます」「お言葉を返すようですが私たちは最善を尽くしておりました」などがあります。
二つ目の「お言葉を返すようで恐縮ですが」を使った分かりやすい例としては、「お言葉を返すようで恐縮ですが、その意見には賛成いたしかねます」「お言葉を返すようで恐縮ですがこちらの案の方が良いと思います」などがあります。
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」の使い分け方
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」はどちらも相手の意見に対して反論する場合に使う言葉のことを意味しており、大きな違いはありません。
あえて違いを挙げるならば、「お言葉を返すようですが」の方が「お言葉を返すようで恐縮ですが」よりも丁寧な表現という点です。
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」の英語表記の違い
「お言葉を返すようですが」も「お言葉を返すようで恐縮ですが」も英語にすると「with all due respect」となります。
「お言葉を返すようですが」の意味
「お言葉を返すようですが」とは
「お言葉を返すようですが」とは、相手の意見に対して反論する場合に使う言葉のことを意味しています。
「お言葉を返すようですが」の使い方
「お言葉を返すようですが」を使った分かりやすい例としては、「お言葉を返すようですがこの点に関してはお客様も同意されてたはずです」「お言葉を返すようですがこのような企画では売り上げ達成は厳しいかと思います」などがあります。
「お言葉を返すようですが」は相手の意見に対して反論する場合に使い、クッション言葉とも言われています。クッション言葉とは、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことです。
「お言葉を返すようですが」はビジネスシーンでよく使われている
「お言葉を返すようですが」はビジネスシーンにおいてよく使われており、上司が言ったことに対して反論したい場合にも使うことができます。また、目上の人に対して使う言葉なので、相手への配慮を含んでいる表現になります。
「お言葉を返すようですが」は主に3つの場面で使う言葉です。
一つ目は相手の意見に納得ができず反論したい時
二つ目は相手とは意見が食い違っているため自分の意見を主張したい時
三つ目は相手の意見が間違っており訂正したい時
上記のような場面で使うと覚えておきましょう。また、相手への配慮を含んでいるので貶すなどの表現は含んでいません。
「お言葉を返すようですが」の類語
「お言葉を返すようですが」の類語・類義語としては、分不相応なことを言うことを意味する「出過ぎたことを言うようですが」、恐れ多いことを言うことを意味する「恐れながら申し上げます」などがあります。
「お言葉を返すようで恐縮ですが」の意味
「お言葉を返すようで恐縮ですが」とは
「お言葉を返すようで恐縮ですが」とは、相手の意見に対して反論する場合に使う言葉のことを意味しています。
「お言葉を返すようで恐縮ですが」の使い方
「お言葉を返すようで恐縮ですが」を使った分かりやすい例としては、「お言葉を返すようで恐縮ですが、このスケジュールには無理があると思います」「お言葉を返すようで恐縮ですが、もうこの戦法は通用しないのではないでしょうか」などがあります。
「お言葉を返すよう恐縮ですが」は相手の意見に対して反論する場合に使うクッション言葉とも言われています。
「お言葉を返すようで恐縮ですが」はビジネスシーンでよく使われている
「お言葉を返すようで恐縮ですが」は主にビジネスシーンにおいて使われている言葉です。また、とても丁寧な表現なので上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。
「お言葉を返すようで恐縮ですが」は 相手に迷惑をかけたり、相手の厚意を受けたりして申し訳なく思うことを意味する「恐縮」を使用しているので、「お言葉を返すようですが」よりもさらに丁寧な表現になります。
したがって、社外の人に対してなどよりかしこまった場面では、「お言葉を返すよう恐縮ですがを使うのが適していると覚えておきましょう。
「お言葉を返すよう恐縮ですが」は主に3つの場面で使う言葉です。
一つ目は相手の意見に納得ができず反論したい時
二つ目は相手とは意見が食い違っているため自分の意見を主張したい時
三つ目は相手の意見が間違っており訂正したい時
上記のような場面で使うと覚えておきましょう。また、相手への配慮を含んでいるので貶すなどの表現は含んでいません。
「お言葉を返すようで恐縮ですが」の類語
「お言葉を返すようで恐縮ですが」の類語・類義語としては、自分の地位や立場を越えて出すぎた申し上げることを意味する「僭越ながら申し上げますが」、無礼であると分かっていながら申し上げることをことを意味する「無礼を承知で申し上げますが」などがあります。
「お言葉を返すようですが」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手の意見に対して反論する場合に使う言葉のことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お言葉を返すようですが」はビジネスシーンでも使うことができる言葉です。
「お言葉を返すようで恐縮ですが」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手の意見に対して反論する場合に使う言葉のことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お言葉を返すようで恐縮ですが」はビジネシーンでも使うことができる言葉です。
「お言葉を返すようですが」と「お言葉を返すようで恐縮ですが」はどちらも相手の意見に対して反論する場合に使う言葉のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「お言葉を返すようですが」よりも「お言葉を返すようで恐縮ですが」の方が丁寧な表現と覚えておきましょう。