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【お引き立て】と【ご愛顧】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「お引き立て」(読み方:おひきたて)と「ご愛顧」(読み方:ごあいこ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お引き立て」と「ご愛顧」という言葉は、どちらも目をかけ引き立てることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「お引き立て」と「ご愛顧」の違い

「お引き立て」と「ご愛顧」の意味の違い

「お引き立て」と「ご愛顧」の違いを分かりやすく言うと、「お引き立て」は話し言葉として使うことが多い、「ご愛顧」は書き言葉として使うことが多いという違いです。

「お引き立て」と「ご愛顧」の使い方の違い

一つ目の「お引き立て」を使った分かりやすい例としては、「本年もお引き立てのほどよろしくお願いいたします」「これまで同様お引き立てくださいますようお願い申し上げます」「平素よりお引き立ていただき感謝の意を表明します」などがあります。

二つ目の「ご愛顧」を使った分かりやすい例としては、「いつもご愛顧いただきありがとうございます」「皆様には日頃からご愛顧を賜っております」「永らくご愛顧いただきありがとうございます」などがあります。

「お引き立て」と「ご愛顧」の使い分け方

「お引き立て」と「ご愛顧」はどちらも目をかけ引き立てることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「お引き立て」は口上の挨拶などの話し言葉として使われるのが多いのに対して、「ご愛顧」は文書やメールなどの書き言葉として使うことが多いというのが違いになります。

また、使うことができないわけではなくあくまで多いだけなので、書き言葉としての「お引き立て」や、顧客や取引先に向けた新商品や事業の発表会などでは、口頭で「ご愛顧」が使われることも覚えておきましょう。

「お引き立て」と「ご愛顧」の英語表記の違い

「お引き立て」も「ご愛顧」も英語にすると「favor」「support」「patronage」となり、例えば上記の「永らくご愛顧いただきありがとうございます」を英語にすると「Thank you for your many years of patronage」となります。

「お引き立て」の意味

「お引き立て」とは

「お引き立て」とは、目をかけ引き立てることを意味しています。

表現方法は「お引き立てのほど」「お引き立て賜わりますよう」

「お引き立てのほど」「お引き立て賜わりますよう」「お引き立ていただき」「お引き立ていただけますと幸いです」などが、「お引き立て」を使った一般的な言い回しになります。

「お引き立て」の使い方

「お引き立て」を使った分かりやすい例としては、「今後とも弊社の商品をお引き立ていただけますようお願い申し上げます」「毎度お引き立てをいただきまして感謝いたします」「これからも変わらぬお引き立てのほどよろしくお願いいたします」などがあります。

「お引き立て」は目をかけ引き立てることを意味する「引き立て」に、尊敬の接頭語である「お」が合わさった言葉です。そのため、敬語表現となり、ビジネスシーンおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。

「お引き立て」は贔屓される側が使う言葉で、相手に対して感謝やお礼を伝える表現として使用されていると覚えておきましょう。

「お引き立て」は話し言葉として使うことが多い

「お引き立て」はスピーチなどの話し言葉として使うことが多いですが、あくまで多いだけなので、ビジネスメールや年賀状などの書き言葉としても使うことができます。

「お引き立て」の類語

「お引き立て」の類語・類義語としては、力を貸して助けることを意味する「ご支援」、声を出して応援することを意味する「ご声援」、意見に賛成して後押ししてもらうことを意味する「ご支持」などがあります。

「ご愛顧」の意味

「ご愛顧」とは

「ご愛顧」とは、目をかけ引き立てることを意味しています。

表現方法は「ご愛顧賜りますよう」「ご愛顧の程よろしくお願いいたします」

「ご愛顧賜りますよう」「ご愛顧の程よろしくお願いいたします」「ご愛顧いただきますよう」などが、「ご愛顧」を使った一般的な言い回しになります。

「ご愛顧」の使い方

「ご愛顧」を使った分かりやすい例としては、「旧年中はご愛顧いただき誠にありがとうございます」「いつもご愛顧いただき感謝申し上げます」「引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします」「皆様のご愛顧に深く感謝しております」などがあります。

「ご愛顧」は目を立て引き立てることを意味する「愛顧」に、尊敬の接頭語である「お」が合わさった言葉です。そのため、敬語表現となり、ビジネスシーンおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。

「ご愛顧」は企業や法人側がいつも贔屓してもらっている顧客などに感謝や御礼を伝える場合に使うのが一般的です。

「ご愛顧」は書き言葉として使うことが多い

「ご愛顧」はビジネスメールや年賀状などの書き言葉として使うことが多いですが、あくまで多いだけなので、話し言葉としても使うことができます。

「ご愛顧」の注意点

「ご愛顧」を使う上で注意しなければならないのは、自分の行為に対しては使えないという点です。例えば、「私はこの会社をご愛顧している」のような形では使うことはできません。あくまで相手側からそうしていただくという受け身の形で使うと覚えておきましょう。

「ご愛顧」の類語

「ご愛顧」の類語・類義語としては、気に入った人やものを特に引き立てることを意味する「ご贔屓」、目上の人からの気遣いや心遣いに感謝をすることを意味する「ご高配」、目上の人からの協力に感謝することを意味する「お力添え」などがあります。

「お引き立て」の例文

1.弊社開業以来、20年に渡ってお引き立ていただき、心より感謝申し上げます。
2.この度会長に就任することとなりました。今後ともお引き立てくださいますようお願い申し上げます。
3.旧年は大変お引き立ていただき、心より御礼申し上げます。
4.日頃から格別のお引き立てを賜り、心から感謝申し上げます。
5.これもひとえに皆様のお力添えのおかげでございます。今後とも変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。
6.後援会の皆様にはいつも変わらぬお引き立てを頂き、まことにありがとうございます。
7.平素よりお引き立ていただき感謝の意を表明いたします。今後ともよろしくお願い申し上げます。
8.お引き立ていただいた皆様に、心から感謝を申し上げますとともに、今後もより良い商品を提供してまいります。
9.これまでのご支援とお引き立てに深く感謝いたします。お客様の期待に応えるため、私たちはさらなる努力を惜しみません。
10.毎度格別のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。さて、本日は弊社の製品の紹介をさせていただきます。

この言葉がよく使われる場面としては、目をかけ引き立てることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お引き立て」はビジネスシーンにおいても使うことができます。

「ご愛顧」の例文

1.お客様の日頃のご愛顧に感謝して、全品半額セールを実施予定です。
2.皆様の日頃のご愛顧とご支援に感謝をこめて、ささやかなお祝いの席をご用意させていただきました。
3.昨年は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございました。今年もよろしくお願い申し上げます。
4.日頃より当社の事業に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
5.平素より格別のご愛顧を賜り、心から感謝申し上げます。
6.弊社の商品を、これからも末長くご愛顧頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
7.この度は新商品のご愛顧に心から感謝申し上げます。お客様のご支持が私たちの励みになります。
8.未熟な私ですが色々とご指導いただければ幸いであります。今後とも変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い致します。
9.お客様から長年ご愛顧いただきましたが、当店は今年の12月末日をもって閉店することになりました。
10.いつもご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。今後ともお客様のニーズにお応えできるよう取り組んでまいります。

この言葉がよく使われる場面としては、目をかけ引き立てることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ご愛顧」はビジネスシーンにおいても使うことができます。

「お引き立て」と「ご愛顧」はどちらも目をかけ引き立てることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、話し言葉として使うことが多いのが「お引き立て」、書き言葉として使うことが多いのが「ご愛顧」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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