【毛頭ない】と【微塵もない】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「毛頭ない」(読み方:もうとうない)と「微塵もない」(読み方:みじんもない)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「毛頭ない」と「微塵もない」という言葉は、どちらも少しもないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「毛頭ない」と「微塵もない」の違い

「毛頭ない」と「微塵もない」の意味の違い

「毛頭ない」と「微塵もない」の違いを分かりやすく言うと、「毛頭ない」よりも「微塵もない」の方が一般的に使われているという違いです。

「毛頭ない」と「微塵もない」の使い方の違い

一つ目の「毛頭ない」を使った分かりやすい例としては、「卑怯な手を使って勝とうなんてそんなつもりは毛頭ない」「彼を疑う気持ちは毛頭ない」「あなたを批判したつもりは毛頭ない」「彼女には親切心なんて毛頭ない」などがあります。

二つ目の「微塵もない」を使った分かりやすい例としては、「彼には憐れみや同情などは微塵もない」「彼女には誠実さが微塵もない」「悪事に手を染めるつもりは微塵もない」「彼を騙そうなんて気は微塵もないです」などがあります。

「毛頭ない」と「微塵もない」の使い分け方

「毛頭ない」と「微塵もない」はどちらも少しもないことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「毛頭ない」よりも「微塵もない」の方が一般的に使われているという点です。

ただし、どちらの言葉も正しい日本語なので、基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

「毛頭ない」と「微塵もない」の英語表記の違い

「毛頭ない」も「微塵もない」も英語にすると「not the slightest intention of」となります。

「毛頭ない」の意味

「毛頭ない」とは

「毛頭ない」とは、少しもないことを意味しています。

「毛頭ない」の読み方

「毛頭ない」の読み方は「もうとうない」です。誤って「けがしらない」「けあたまない」などと読まないようにしましょう。

「毛頭ない」の使い方

「毛頭ない」を使った分かりやすい例としては、「この家を手放すつもりは毛頭ない」「私はこの会社を辞める意思は毛頭ない」「彼を苦しめるつもりは毛頭ない」「彼女を騙すつもりは毛頭ない」「現状に甘んじるつもりは毛頭ない」などがあります。

「毛頭ない」は少しものことを意味する「毛頭」に、否定形の「ない」が合わさり、少しもないことの意味で使われている言葉です。

「毛頭ない」は絶対にそのような気持ちはありませんや、絶対にそのような意思はありませんのように、気持ちや意思がないことを強く否定する場合に使います。

そのため、「今月は少し使い過ぎたのでお金が毛頭ない」「担当者の発注ミスで在庫が毛頭ない状況だ」などのように、物がないことに対しては使うことはできません。あくまでもその人の感情に対して使う言葉になります。

もし、物が少しもないことを表現したいのであれば、「ひとつもない」「少しもない」「ほとんどない」などを使うようにしましょう。

「毛頭ない」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉ですが、「毛頭ない」自体は敬語表現ではないので、敬語表現の言葉とセットで使うのが前提になっています。

「毛頭ない」の由来

「毛頭ない」の由来は髪の毛の先っぽです。髪の毛の先端は一番薄くなっており、僅かしかありません。この毛頭のように僅かなものしかないが転じて、少しもないことの意味で使われるようになりました。

また、「毛頭ない」は禿げている人を指す言葉ではないので間違えない注意しましょう。

「毛頭ない」の類語

「毛頭ない」の類語・類義語としては、少しもないことを意味する「全然ない」、決してないことを意味する「更々ない」、ほんの僅かもないことを意味する「毛ほどもない」などがあります。

「微塵もない」の意味

「微塵もない」とは

「微塵もない」とは、少しもないことを意味しています。

「微塵もない」の読み方

「微塵もない」の読み方は「みじんもない」です。誤って「びじんもない」などと読まないようにしましょう。

「微塵もない」の使い方

「微塵もない」を使った分かりやすい例としては、「試験前だというのに彼は不安そうな感じが微塵もない」「私には時間がないのでそんなことをする余裕は微塵もない」「あなたを騙すつもりは微塵もない」「久しぶりに友人と再会したが昔の面影は微塵もない」などがあります。

「微塵もない」は量や程度がごくわずかであることを意味する「微塵」に、否定形の「ない」が合わさり、少しもないことの意味で使われている言葉です。

「微塵もない」は絶対にそのような気持ちはありませんや、絶対にそのような意思はありませんのように、気持ちや意思がないことを強く否定する場合に使います。

そのため、「限定発売商品は人気すぎて在庫は微塵もない」「みんな食べてしまったのでデザートが微塵もない」などのように、物がないことに対しては使うことはできません。あくまでもその人の感情に対して使う言葉です。

もし、物が少しもないことを表現したいのであれば、「ひとつもない」「少しもない」「ほとんどない」などを使うようにしましょう。

「微塵もない」はビジネスシーンでも使える

「微塵もない」ははビジネスシーンにおいても使うことができる言葉ですが、「微塵もない」自体は敬語表現ではないので、敬語表現の言葉とセットで使うのが前提になっています。

「微塵もない」の類語

「微塵もない」の類語・類義語としては、少しもないことを意味する「これっぽっちもない」、完全な否定を表すことを意味する「全くない」、などがあります。

「毛頭ない」の例文

1.彼女の気持ちは嬉しいけど、今は野球に専念したいので付き合う気持ちは毛頭ないです。
2.今シーズンで所属チームを去るが、引退するつもりは毛頭ない。
3.この地に骨を埋める気は毛頭ないので、東京の大学を受験しようと思っています。
4.安定した生活を捨てるつもりは毛頭ないので、Youtuberを本業にすることはありません。
5.勝てる可能性は限りなく低いが、負けるつもりは毛頭ない。

この言葉がよく使われる場面としては、少しもないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「毛頭ない」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「微塵もない」の例文

1.相手が今大会の優勝候補だとしても、私たちに怯む気持ちは微塵もない。
2.私は安定志向なので、独立しようなんて気持ちは微塵もない。
3.被告が裁判に出頭したが、反省の色が微塵もないので徹底的に罪を追求することにしました。
4.この部屋は誰かが生活していた痕跡が微塵もないので、彼はどこで生活をしていたのだろうか。
5.彼を騙すつもりは微塵もないので、きちんと話し合おうと思っています。

この言葉がよく使われる場面としては、少しもないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「微塵もない」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「毛頭ない」と「微塵もない」はどちらも少しもないことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、基本的に大きな違いはないので、好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

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