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【値上がり】と【値上げ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「値上がり」(読み方:ねあがり)と「値上げ」(読み方:ねあげ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「値上がり」と「値上げ」という言葉は、どちらも価格が高くなることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「値上がり」と「値上げ」の違い

「値上がり」と「値上げ」の意味の違い

「値上がり」と「値上げ」の違いを分かりやすく言うと、「値上がり」は自分が意図しない価格上昇のこと、「値上げ」は自分側の意図で価格を釣り上げることという違いです。

「値上がり」と「値上げ」の使い方の違い

一つ目の「値上がり」を使った分かりやすい例としては、「野菜が値上がりしたので困っています」「来月から家賃が値上がりするらしい」「物価が値上がりしたので生活がとても大変です」「最近衣料品の値上がりが激しいです」などがあります。

二つ目の「値上げ」を使った分かりやすい例としては、「来月から手数料を値上げすることにしました」「ステルス値上げを行なった企業が炎上しました」「値上げする際はお知らせをするのが一般的だろう」などがあります。

「値上がり」と「値上げ」の使い分け方

「値上がり」と「値上げ」はどちらも価格が高くなることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「値上がり」は物の値段や料金が高くなることを意味する言葉で、自分が意図しない価格上昇が行われた場合に使います。

一方、「値上げ」は物の値段や料金を高くすることを意味する言葉で、自分側の意図で価格を釣り上げる場合に使うというのが違いです。

分かりやすく言うならば、ラーメン屋さんのラーメンが1杯900円から1000円になった場合、お客さん視点にすると、ラーメン屋さんの都合で一杯の値段が上がっているので、「値上がり」を使うのが適しています。

これをラーメン屋さんの視点にすると自分たちで値段を高くしているので、「値上げ」を使うのが正解になると覚えておきましょう。

「値上がり」と「値上げ」の英語表記の違い

「値上がり」も「値上げ」も英語にすると「a price increase」「a rise in price」となります。

「値上がり」の意味

「値上がり」とは

「値上がり」とは、物の値段や料金が高くなることを意味しています。

「値上がり」の使い方

「値上がり」を使った分かりやすい例としては、「卵が値上がりしてとても困っています」「電気代が値上がりして家計に大ダメージです」「来年4月に値上がりする商品はたくさんあるらしい」「嗜好品が値上がりしたのでもう買うことができません」などがあります。

「値上がり」は物の値段や料金が高くなることを意味名詞です。また、現時点よりも高くなった場合に使うと覚えておきましょう。

「値上がり」の特徴

「値上がり」は自分が意図しない価格上昇が行われた場合、すなわち客観的な価格上昇に対して使うと言うのが特徴です。

例えば、いつも通っていたうどん屋さんのうどん一杯の値段が600円から700円になった場合、自分の意図は全く関係なく、うどん屋さんの都合で一杯の値段が上がったので「値上がり」を使うことができます。

「値上がり」の対義語

「値上がり」の対義語・反対語としては、物の値段や料金が安くなることを意味する「値下がり」があります。

「値上がり」の類語

「値上がり」の類語・類義語としては、物価や相場があがることを意味する「騰貴」、物価などがひどく上がることを意味する「高騰」、物価や株価などが急激に大幅に上がることを意味する「暴騰」などがあります。

「値上げ」の意味

「値上げ」とは

「値上げ」とは、物の値段や料金を高くすることを意味しています。

「値上げ」の使い方

「値上げ」を使った分かりやすい例としては、「値上げは絶対に反対です」「入場料金を値上げしたらお客さんの数が大幅に減ってしまいました」「昨日ハンバーガー屋さんが値上げを発表しました」「便乗値上げする企業の物は買いたくないです」などがあります。

「値上げ」は物の値段や料金を高くすることを意味する名詞です。また、現時点よりも高くなった場合に使うと覚えておきましょう。

「値上げ」の特徴

「値上げ」は自分側の意図で価格を釣り上げる場合、すなわち主観的な価格上昇に対して使うというのが特徴です。

例えば、ハンバーガー屋さんを経営している人が原材料の高騰を理由にハンバーガー1個の値段を400円から500円にしたとします。この場合理由がどうあろうと、自分の意志で料金を高くしたので、「値上げ」を使うと覚えておきましょう。

「値上げ」を使った有名な言葉

「値上げ」を使った有名な言葉として「ステルス値上げ」と「便乗値上げ」があります。「ステルス値上げ」とは、消費者に気づかれないように価格は変えずに内容量を減らす実質的な「値上げ」のことを指しています。

消費者が気付かないことをいいこと実質的な「値上げ」を行なっているので、消費者にとってはあまりいいことではありません。そのため、「ステルス値上げ」がバレた企業などは、ネット上でよく炎上しています。

もう一つの「便乗値上げ」とは、やむをえない理由に便乗してそれ以上の値上げを行うことを意味しています。簡単に言うならば、増税や原料費上昇などのために商品やサービスを値上げする際、その差額以上の値をつけて企業利益を増やそうという手口です。

「値上げ」の対義語

「値上げ」の対義語・反対語としては、物の値段や料金を安くすることを意味する「値下げ」があります。

「値上げ」の類語

「値上げ」の類語・類義語としては、増やすことを意味する「増加」、値段や水準などを高くすることを意味する「引き上げる」、すでにある金額や数量などにさらに付け加えることを意味する「上乗せする」などがあります。

「値上がり」の例文

1.ガソリンの値段が値上がり続けているのは、地方民にとっては大打撃です。
2.来月からお菓子が値上がりするらしいので、買いだめしとくことにしました。
3.これ以上生活必需品が値上がりすると、生活するのにとても苦労するようになりそうだ。
4.円安の影響により、食料品や雑貨が軒並み値上がりしています。
5.来月タバコが値上がりするので、禁煙を始めようと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、物の値段や料金が高くなることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように「値上がり」は自分が意図しない価格上昇した場合に使う言葉です。

「値上げ」の例文

1.原材料が高騰しているので、商品を値上げするのはしょうがないだろう。
2.ステルス値上げを行なった企業がネット上で大炎上し、株価が大幅に下がりました。
3.ここ数年の値上げラッシュによって、庶民の生活がとても苦しくなっています。
4.値上げする際は努力過程や理由をきちんと掲載すれば、お客様もきっと納得してくれるはずです。
5.従業員たちは賃金の値上げを求めて、ストライキを起こしました。

この言葉がよく使われる場面としては、物の値段や料金を高くすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「値上げ」は自分側の意図で価格を釣り上げた場合に使う言葉です。

「値上がり」と「値上げ」はどちらも価格が高くなることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、自分が意図しない価格上昇のことを表現したい時は「値上がり」を、自分側の意図で価格を釣り上げることを表現したい時は「値上げ」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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