【定休日】と【休業日】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「定休日」(読み方:ていきゅうび)と「休業日」(読み方:きゅうぎょうび)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「定休日」と「休業日」という言葉は、どちらも「休みの日」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




定休日と休業日の違い

定休日と休業日の違いを分かりやすく言うと、定休日とは前もって定められた業務の休みの日を表し、休業日とは業務の休みの日や授業の休みの日を表すという違いです。

一つ目の定休日を使った分かりやすい例としては、「毎週水曜日は当店の定休日です」「お目当てのラーメン屋は定休日でした」「営業時間と定休日が変更になりました」「定休日はサポートセンターで対応いたします」などがあります。

二つ目の休業日を使った分かりやすい例としては、「休業日のお知らせを店頭に掲示する」「美容院から休業日の案内がメールで届きました」「休業日に有給をあてることは可能でしょうか」「公立学校の休業日は法律で定められています」などがあります。

定休日と休業日という言葉は、どちらもお店や会社などにおける休みの日を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

定休日とは、店舗や会社などにおいて、あらかじめ決められた休みの日を意味します。「毎週水曜日は定休日です」「定休日は木曜日です」のように、決まった曜日に業務を休む場合に用いられることが多い言葉です。会社で決められた休みを表し、学校の休みを言うことはありません。

休業日とは、「美容院の休業日」のような使い方で、仕事や商売などを休む日を意味します。休業日には、あらかじめ決められた定休日だけでなく、何らかの事情により臨時に業務を停止する臨時休業も含まれます。また、「公立学校の休業日」のように、学校の授業のない日も表す言葉です。

つまり、定休日とは前々から定められた仕事の休みであり、休業日とは仕事の休みや授業の休みを意味する言葉です。二つの言葉を比べると、定休日より休業日の方が広い意味を持ち、汎用性のある言葉だと言えるでしょう。

定休日を英語にすると「regular holiday」「regular closing day」となり、例えば上記の「毎週水曜日は当店の定休日です」を英語にすると「Every Wednesday is our regular holiday」となります。

一方、休業日を英語にすると「holiday」「day off」となり、例えば上記の「休業日のお知らせ」を英語にすると「notice of holidays」となります。

定休日の意味

定休日とは、定休にあたる日を意味しています。

定休日を使った分かりやすい例としては、「当店の店休日は毎週木曜日です」「12月の定休日のお知らせです」「営業時間や定休日を載せた看板を立てる」「外国人観光客に年内の定休日を英語で案内しました」などがあります。

その他にも、「事務所は土日祝が定休日です」「お店の定休日はいつですか」「来週の月曜日は定休日です」「定休日変更のお知らせを取り急ぎ出しました」「テンプレートを利用して店休日カレンダーを作成する」などがあります。

定休日の読み方は「ていきゅうび」です。誤って「ていきゅうひ」「じょうきょうび」などと読まないようにしましょう。

定休日の「定休」は、会社や商店などで、定められた休みを意味し、あらかじめ日を定めて業務を休むことを表します。定休日とは、あらかじめ日を定めて業務を休む日のことであり、決まった曜日に休業する場合に使用することが多い言葉です。

定休日は、各会社やそれぞれのお店で独自に定めることができるものですが、業界ごとに傾向があります。例えば、飲食店業界では月曜を定休日とするところが多くなっています。飲食店では土日に客足が最も伸びますが、月曜日は一転して客足は落ちるので、その日を定休日にしているためです。

定休日の対義語・反対語としては、決められた休日以外の日に営業や業務を休むことを意味する「臨時休業」などがあります。

定休日の類語・類義語としては、図書館や映画館など館と呼ばれる施設が営業を休む日を意味する「休館日」、飲食店などのお店が休業する日を意味する「店休日」、企業が定めた労働義務のない休日を意味する「公休日」などがあります。

休業日の意味

休業日とは、会社が労働義務を免除する日、学校で授業を行わない日を意味しています。

休業日を使った分かりやすい例としては、「明日は会社の都合で休業日になりました」「休業日に有給消化はできますか」「次の休業日に英語の試験を受けに行きます」「店舗休業日のお知らせをホームページに載せました」などがあります。

その他にも、「営業時間および休業日は施設に準じます」「急いで休業日変更のお知らせを出しました」「テンプレートを使って休業日のお知らせの張り紙を作成する」「終業式の翌日から長期休業日に入ります」などがあります。

休業日の「休業」は、仕事や商売あるいは授業などをある期間お休みすることを表します。休業日とは、ビジネスシーンにおいて、労働義務のある日に会社が労働義務を免除する日を意味します。また、学校においては、児童生徒に対して授業を行わない日を指す言葉です。

休業日を用いた日本語には「学年末休業日」があります。学年末休業日とは、学校の長期休業日の一つであり、学年の終わりにある修了式の翌日から3月31日までを指します。4月1日から始業式までは「春季休業日」であり、学年末休業日と春季休業日を合わせて俗に「春休み」と呼びます。

休業日の類語・類義語としては、病院や医院などで診療を休む日を意味する「休診日」、学校が授業を終日休みにする日を意味する「休校日」、株式市場などで取引や注文受付が行われない日を意味する「休場日」などがあります。

定休日の例文

1.定休日のお知らせは、お得意様へのメールだけでなくSNSからも発信しています。
2.外国人のお客様が増えたので、ショップカードには営業時間や定休日などを英語でも表記しています。
3.お店に着いてから定休日や臨時休業に気付くことほど、がっかりすることはありません。
4.不動産会社の定休日は、なぜ水曜日が多いのか理由をご存知でしょうか。
5.子供がまだ小学生なので、土日が定休日のパート先を探しています。

この言葉がよく使われる場面としては、前もって日を定めて業務を休む日を表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「定休日のお知らせ」とは、定休日の日取りや定休日における対応方法などを、顧客や取引先などに伝えることを意味します。

休業日の例文

1.繁忙期は業務が山積みになり、溜まった仕事は休業日に片付けることもあります。
2.仕事がある日は時間がないので、休業日にまとめて英語の勉強をしています。
3.休業日のお知らせメールは、お客様にご迷惑がかからないよう早めに送るようにしています。
4.ほとんどの飲食店は、仕入れ先の休業に合わせてお店を休業日にしています。
5.学校の休業日とは生徒に対して授業が行われない日であって、教職員が勤務をしない日というわけではありません。

この言葉がよく使われる場面としては、業務や授業を休む日を表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4の休業日は、お店や仕事を休む日を表しています。例文5の休業日は学校において授業がない日を意味します。

定休日と休業日という言葉は、どちらも「お店や会社の休みの日」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、あらかじめ決められている休みの日を表現したい時は「定休日」を、会社が休みの日や学校の授業がない日を表現したい時は「休業日」を使うようにしましょう。

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