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【アマチュア】と【プロ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「アマチュア」と「プロ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「アマチュア」と「プロ」という言葉は、「技芸との関わり方」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




アマチュアとプロの違い

アマチュアとプロの意味の違い

アマチュアとプロの違いを分かりやすく言うと、アマチュアは報酬を受け取っていない人を表現する時に使い、プロは報酬を受け取る人を表現する時に使うという違いです。

アマチュアとプロの使い方の違い

一つ目のアマチュアを使った分かりやすい例としては、「アマチュアランナーとしてまずは市民マラソンに参加してみようと思っている」「アマチュア無線の勉強を始めた」「アマチュアは下がってろと言われ悲しくなった」などがあります。

二つ目のプロを使った分かりやすい例としては、「風の噂では彼はプロへと転向するらしいが真偽は不明だ」「プロとして許せない行為がある」「プロチーム入りする前に野球ではドラフト会議と呼ばれる会合が開かれる」などがあります。

アマチュアとプロの使い分け方

アマチュアとプロはどちらも、技芸との関わり方を表す言葉ですが、技芸への向き合い方が大きく異なります。

アマチュアは、芸能やスポーツなどにおいて、それを職業ではなく趣味として愛好する人を指す言葉です。見返りを求めない姿勢や無償でその分野を盛り上げようとする人たちに対しても使われています。

一方のプロは、ある物事を職業としてそれで生計を立てている人を指す言葉です。そのため、その技芸をこなすことで一定の評価を得ており、その仕事ぶりに対して報酬が支払われています。

つまり、アマチュアは技芸によって報酬を受け取らずに趣味とする人を指し、プロは技芸を極めて報酬を受け取って職業とする人を指すという違いがあり、対義語の関係にあると言えます。

また、ゴルフなどの大会では場合によって賞金が出ますが、アマチュアは上限が決まっているのに対して、プロは上限が定められておらず多額の賞金を得ることができるという違いもあります。

アマチュアとプロの英語表記の違い

アマチュアを英語にすると「amateur」となり、例えば上記の「アマチュアランナー」を英語にすると「amateur runner」となります。

一方、プロを英語にすると「pro」「professional」となり、例えば上記の「プロへと転向する」を英語にすると「turn pro」となります。

アマチュアの意味

アマチュアとは

アマチュアとは、職業ではなく趣味として愛好する人を意味しています。

アマチュアの使い方

アマチュアを使った分かりやすい例としては、「アマチュア無線は災害時に役に立つという話を聞いた」「アマチュアボクシングはプロと違い有効打数が重要らしい」「アマチュアとプロは一緒に競技をするのも禁止されていたそうだ」などがあります。

その他にも、「アマチュアだから向上心がないと断定されて悔しい気持ちだ」「アマチュアは手を出すなと言われて傷ついた」「これだからアマチュアはと言って彼は去った」「アマチュアと言われて遠回しに下手と言われているのだろうか」などがあります。

アマチュアは英語で「amateur」と表記され、「愛好家」「未熟者」といった意味があります。日本語でも同じように使われており、「アマ」と省略して使われることもあります。

「アマチュア無線」の意味

上記例文の「アマチュア無線」とは、営利目的ではない趣味の一環として行う無線通信や、その技術的研究を指す言葉です。アマチュア無線家は「ハム」呼ばれて親しまれていますが、楽しむには免許が必要です。

「アマチュア無線」はネガティブな意味でも使われる

また、上記の「アマチュアだから向上心がない」「アマチュアは手を出すな」「これだからアマチュアは」などのようにネガティブな意味で使われることもありますが、本来悪い意味は持たない言葉です。

アマチュアの対義語

アマチュアの対義語・反対語としては、過去に賞金を受け取るなどをしてアマチュア資格を失った人であり、プロではない人を指す「ノンアマチュア」があります。

アマチュアの類語

アマチュアの類語・類義語としては、その分野を専門としない人を意味する「門外漢」、そのことに対する経験が浅く、未熟な人を意味する「素人」、まだ一人前ではない人を意味する「ひよこ」などがあります。

プロの意味

プロとは

プロとは、ある物事を職業としてそれで生計を立てている人を意味しています。

その他にも、高い水準の能力や技術を有しており質の高い仕事をする専門家を意味する言葉として使われています。

プロの使い方

「プロカメラマンになって賞を獲得できるようになるまで多くの時間を費やした」「将来はプロサッカー選手になりたいらしい」「プロレスの観戦はしたことがない」などの文中で使われているプロは、「職業として収入を得ている人」の意味で使われています。

一方、「プロだからといって失敗しないわけではない」「本当のプロを適当な先輩に語られたくないと思った」「プロ意識の有無は責任感や向上心の有無だと感じている」などの文中で使われているプロは、「高い能力などを持つ専門家」の意味で使われています。

プロは英語で「pro」「professional」と表記され、「職業の」「専門職の」「プロの」といった意味を持つ言葉です。「pro」には「支持者」「利点」などの意味もありますが、日本語では「プロフェッショナル」の略語として使われています。

プロは略語でも使われる

また、編集プロダクションの略語である「編プロ」、ひとつのコンピュータで二人一組になってプログラム開発を行うことを意味する「ペアプログラミング」の略語である「ペアプロ」などのように、プロフェッショナルの略語ではない場合もあります。

プロの対義語

プロの対義語・反対語としては、専門的ではなく職業としての選手ではないことを意味する「ノンプロ」があります。

プロの類語

プロの類語・類義語としては、特定の分野を専門とする人を意味する「スペシャリスト」、特定の学問や事柄を研究してその分野に精通している人「専門家」、技芸などに熟達している人を意味する「玄人」(読み方:くろうと)などがあります。

アマチュアの例文

1.アマチュア精神を大切にすることは、プロのようにその技芸を極めてはならないということではない。
2.プロとアマチュアに貴賤はなく、アマチュアにもプロ並みに秀でた能力を持った人もいる。
3.アマチュアのランナーは市民ランナーと呼ばれており、多くの人たちがマラソンを楽しんでいるらしい。
4.アマチュアを集めるからこそ勝ち負け関係なしにお互いを高め合いながら楽しんで試合を楽しめるのかもしれない。
5.アマチュアとして参加する資格がなくプロでもない人のためにノンプロという部門が設けられるようになった。

この言葉がよく使われる場面としては、職業ではなく趣味として愛好する人を意味する時などが挙げられます。

例文1の「アマチュアリズム」とは、賞金を目的とした参加理由ではなかったり、営利を目的とせず楽しもうとする姿勢や態度を指す言葉で、「アマチュア精神」とも呼ばれています。

プロの例文

1.全く経験がない人や取り組み始めたばかりの人と比べたらプロの技術的かつ知識的な引き出しが豊富なのは当たり前だろう。
2.アマチュアとプロの線引きができずに、アマチュア規定が廃止されたという過去もある。
3.幼少期は父親とスタジアムへプロ野球を観に行ったり、テレビ中継を楽しんでいた。
4.モデル業をしている友人はプロ意識が足りないと言われてへこんでいるようだった。
5.疑問に感じていた事項に関するプロフェッショナルの解説を聞いてようやく理解することができた。

この言葉がよく使われる場面としては、ある物事を職業としてそれで生計を立てている人を意味する時などが挙げられます。

例文4や5のように、高い能力や技術を有しており質の高い仕事をする専門家を意味する言葉としても使われています。

アマチュアとプロは、どちらも「技芸との関わり方」を表します。どちらを使うか迷った場合は、報酬を受け取っていないを表す場合は「アマチュア」を、報酬を受け取る人を表す場合は「プロ」を使うと覚えておけば間違いありません。

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