似た意味を持つ「タブレット」と「パソコン」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「タブレット」と「パソコン」という言葉は、「情報端末」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
タブレットとパソコンの違い
タブレットとパソコンの意味の違い
タブレットとパソコンの違いを分かりやすく言うと、タブレットはタッチパネルが搭載されている端末を表現する時に使い、パソコンは高度な処理能力が搭載されている端末を表現する時に使うという違いです。
タブレットとパソコンの使い方の違い
一つ目のタブレットを使った分かりやすい例としては、「新しいタブレットに今まで使っていたスマホのアプリをダウンロードした」「タブレットの操作方法について説明を受けた」「タブレットタイプのサプリメントの方が飲みやすい」などがあります。
二つ目のパソコンを使った分かりやすい例としては、「今は若い人の方がパソコンを使う方法を教えてくれる」「パソコンの買い替えのために友人に相談させてもらうことになった」「パソコンの寿命は長くて10年だが、短くて3年だと聞いた」などがあります。
タブレットとパソコンの使い分け方
タブレットとパソコンはどちらも、情報端末を表しますが、指し示すものが若干異なります。
タブレットは、表示部分にタッチパネルが搭載された携帯情報端末を指します。持ち運びしやすい軽さと薄さや、直感的に指で操作できる点が特徴で、タブレットの中でもパソコンに近い機種は「タブレットPC」などと呼ばれています。
一方のパソコンは、家庭や仕事場における個人使用を目的とした小型コンピューターを指します。デスクトップ型とノート型の二種類に大きく分けることができ、スマホやタブレットよりも処理能力が高く、多くの機能やデータを扱うことができる点が特徴です。
つまり、タブレットはタッチパネルが搭載されている点が特徴であり、パソコンはより高度な処理能力を持つ点が特徴であるという違いがあります。
タブレットとパソコンの英語表記の違い
タブレットを英語にすると「tablet」「tablet computer」となり、例えば上記の「新しいタブレット」を英語にすると「a new tablet」となります。
一方、パソコンを英語にすると「computer」「personal computer」となり、例えば上記の「パソコンを使う」を英語にすると「use a computer」となります。
タブレットの意味
タブレットとは
タブレットとは、表示部分にタッチパネルが搭載された携帯情報端末を意味しています。
その他にも、錠剤や錠菓を意味する言葉として使われています。
タブレットの使い方
「高性能タブレットが大幅値下げされるチャンスを見逃せない」「機器を新調したためタブレットケースも新しいものを買う」「おすすめのタブレットの紹介記事を読む」などの文中で使われているタブレットは、「タブレット型端末」の意味で使われています。
一方、「サプリメントはタブレットタイプを選んでいる」「タブレットチョコレートは自分のへのご褒美に買うことが多い」「タブレット型洗濯洗剤を購入した」などの文中で使われているタブレットは、「錠剤や錠菓」の意味で使われています。
タブレットは英語で「tablet」「tablet computer」と表記され、「平板」「書き板」「錠剤」「モバイルデバイス」といった意味を持ちます。携帯型情報端末を指す場合は、「タブレット型PC」「スレートPC」とも呼ばれています。
タブレットの特徴
スマホより画面が大きい画面でメディアやインターネットの閲覧などができ、ノートパソコンよりも薄さや軽さの面から持ち運びに適しており、基本的な操作はマウスやキーボードではなく、指で直感的に操作できる点が特徴です。
表現方法は「タブレットチョコレート」
また、上記例文の「タブレットチョコレート」とは、液状のチョコレートを板状になるよう冷やして固めたチョコレートです。フランス語で「平板」を意味する「tablette」に由来した言葉で、日本語では「板チョコ」と呼ばれることが多い食べ物です。
タブレットの類語
タブレットの類語・類義語としては、平板状のセンサー表面を指でなぞることでポインターを動かす入力装置を指す「タッチパッド」、口の中で溶かすために用いる錠剤を意味する「トローチ」、粉薬などを入れる円筒形の容器を指す「カプセル」などがあります。
パソコンの意味
パソコンとは
パソコンとは、家庭や仕事場における個人使用を目的とした小型コンピューターを意味しています。
パソコンの使い方
パソコンを使った分かりやすい例としては、「ノートパソコンの中でも重いものを選んだため持ち運びには向いていない」「ゲーミングパソコンはどの程度の処理能力のものを買うべきだろうか」「最近母がパソコン教室に通っているそうだ」などがあります。
その他にも、「デスクトップパソコンを友だちが自作したと聞いて見に行くことになった」「はじめてパソコンをさわる人は電源の付け方も分からない」「パソコンがなかなか起動しないため買い替えを考えることにした」などがあります。
パソコンは英語で「computer」「personal computer」と表記され、「電算機」「コンピュータ」といった意味を持ちます。日本語でも同じように使われており、「パーソナルコンピューター」を省略した言葉であるため、「PC」と表記されることもあります。
パソコンの特徴
コンピューターは企業や研究所などの団体が所有しているものを、そこに所属する人が共有する形で利用していたものです。後に、価格を抑えつつ小型化することに成功し、個人所有されるようになり、「パーソナルコンピューター」として普及するようになりました。
今日では、画面やキーボードと電池などが一体化されたノートパソコン、持ち運びを前提とせず机の上に備えおくデスクトップパソコン、タッチパネルで操作することができるタブレットパソコンなどに分けられています。
パソコンの類語
パソコンの類語・類義語としては、キーボードとスクリーンといった入出力ができるようになったコンピュータ一式を意味する「マイクロコンピュータ」、腰かけた時に膝上で使うことができるほど機器が小型であることを意味する「ラップトップ」などがあります。
タブレットの例文
この言葉がよく使われる場面としては、表示部分にタッチパネルが搭載された携帯情報端末を意味する時などが挙げられます。
例文５のタブレットなどのように、錠剤や錠菓を表す言葉としても使われています。
パソコンの例文
この言葉がよく使われる場面としては、家庭や仕事場における個人使用を目的とした小型コンピューターを意味する時などが挙げられます。
例文１の「PC」はパーソナルコンピューターの略語であり、パソコンと言い換えて使うことができます。
タブレットとパソコンは、どちらも「情報端末」を表します。どちらを使うか迷った場合は、タッチパネルが搭載されている端末を表す場合は「タブレット」を、高度な処理能力が搭載されている端末を表す場合は「パソコン」を使うと覚えておけば間違いありません。
