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【止まない雨はない】と【明けない夜はない】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「止まない雨はない」(読み方:やまないあめはない)と「明けない夜はない」(読み方:あけないよるはない)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「止まない雨はない」と「明けない夜はない」という言葉は、どちらも悪い状態もいつかは終わることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「止まない雨はない」と「明けない夜はない」の違い

「止まない雨はない」と「明けない夜はない」の意味の違い

「止まない雨はない」と「明けない夜はない」の違いを分かりやすく言うと、「止まない雨はない」と「明けない夜はない」はどちらも悪い状態もいつか終わり、良い状態になることを意味する言葉で、大きな違いはありません。です。

「止まない雨はない」と「明けない夜はない」の使い方の違い

一つ目の「止まない雨はない」を使った分かりやすい例としては、「止まない雨はないと信じて練習を頑張ることにしました」「彼女から止まない雨はないと言われたのを支えに頑張っている」などがあります。

二つ目の「明けない夜はない」を使った分かりやすい例としては、「明けない夜はないと信じて新事業に力を入れる」「私の座右の明は明けない夜はないです」「明けない夜はないと信じて救助を待ち続ける」などがあります。

「止まない雨はない」と「明けない夜はない」の使い分け方

「止まない雨はない」とは辛いこともいつかは終わりその後に幸せが訪れること、「明けない夜はない」とは悪い状態もいつかは終わりが来て良い状態になることを意味しており、大きな違いはないです。

「止まない雨はない」と「明けない夜はない」の英語表記の違い

「止まない雨はない」を直訳した英語はありません。一方、「明けない夜はない」を英語にすると「It’s always darkest before the dawn」となります。

「止まない雨はない」の意味

「止まない雨はない」とは

「止まない雨はない」とは、辛いこともいつかは終わりその後に幸せが訪れることを意味しています。

「止まない雨はない」の使い方

「止まない雨はない」を使った分かりやすい例としては、「不況が続いてるが止まない雨はないと信じて会社を運営する」「私の座右の明は止まない雨はないです」「落ち込んでいる部下に止まない雨はないと声をかける」などがあります。

「止まない雨はない」は辛い境遇にある人を慰めたり、元気になるように応援する場合に使う、プラスなイメージを持つ言葉になります。

「止まない雨はない」の由来

雨は必ず止むし、ずっと晴れがだけが続くことはありません。これが転じて、「止まない雨はない」は辛いこともいつかは終わりその後に幸せが訪れることの意味で使われるようになりました。

「止まない雨はない」の語源

「止まない雨はない」の語源は、お天気キャスターであり、エッセイストでもあった倉嶋厚(読み方:くらしまあつし)著作の「やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから…」の中で記載されていた一文からです。

「止まない雨はない」の類語・類義語としては、何事も上手くいく時があればそうでない時もあることを意味する「日はまた昇る」があります。

「明けない夜はない」の意味

「明けない夜はない」とは

「明けない夜はない」とは、悪い状態もいつかは終わりが来て良い状態になることを意味しています。

「明けない夜はない」の使い方

「明けない夜はない」を使った分かりやすい例としては、「明けない夜はないと信じて練習を頑張ることにしました」「落ち込んでいる後輩に明けない夜はないよと声をかける」「明けない夜はないと信じて今できること取り組む」などがあります。

「明けない夜はない」の由来

朝は必ず夜になり、夜は必ず朝になります。これが転じて、悪い状態もいつかは終わりが来て良い状態になることの意味で使われるようになりました。

「明けない夜はない」の語源

「明けない夜はない」の語源は二つの説がありますが、どちらの説が正しいかは未だに分かっていません。

一つ目はシェイクスピアの戯曲「マクベス」におけるマルカムの台詞です。マルカムは「The night is long that never finds the day」という台詞を言っており、日本語にすると、マクベスを暗殺できる者を見つけ出せば、マクベスの悪政は終わるということを意味しています。

「マクベス」とは、将軍マクベスが妻とともに主君を暗殺して王位につくものの、暴君となり果てて倒されるお話です。

二つ目はイギリスの神学者であり歴史家でもあるトーマス・フラーの著作「パレスチナのピスガの光景とその境界」の中にある記述です。

その中に「It’s always darkest before the dawn」という一文があり、これを日本語訳にすると、悪い状態もいつかは終わりが来て良い状態になることとなります。

「明けない夜はない」の類語

「明けない夜はない」の類語・類義語としては、ものごとは必ずいつか良い方へ変わることを意味する「朝の来ない夜はない」、悪いこともいつか終わりがきて良い方向へ向かうことを意味する「春がこない冬はない」などがあります。

「止まない雨はない」の例文

1.尊敬している先輩から言われた止まない雨はないという言葉支えに、今日も仕事に励む。
2.止まない雨はないという言葉があるように、辛い時期はいつか終わると信じています。
3.不況により周りのお店がどんどん潰れているが、止まない雨はないと信じて耐え忍ぶことにしました。
4.仕事に失敗をして落ち込んでいたら、上司が止まない雨はないと声をかけてくれました。
5.止まない雨はないという言葉を信じて、今日も新しい研究に取り組む。

この言葉がよく使われる場面としては、辛いこともいつかは終わりその後に幸せが訪れることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「止まない雨はない」はプラスのイメージで使う言葉です。

「明けない夜はない」の例文

1.恩師から言われた明けない夜はないという言葉を信じて、今日も練習に励む。
2.明けない夜はないという言葉があるように、辛い時期はいつか終わると信じています。
3.不景気により周りの会社がどんどん潰れているが、明けない夜はないと信じて耐え忍ぶことにしました。
4.いくら練習しても中々上手くならず悩んでいたら、顧問の先生が明けない夜はないと声をかけてくれました。
5.上司から言われた明けない夜はない、という言葉を支えに仕事を頑張る。

この言葉がよく使われる場面としては、悪い状態もいつかは終わりが来て良い状態になることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「明けない夜はない」はプラスのイメージで使う言葉です。

「止まない雨はない」と「明けない夜はない」はどちらも悪い状態もいつかは終わることを表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、辛いこともいつかは終わりその後に幸せが訪れることを表現したい時には「止まない雨はない」を、悪い状態もいつかは終わりが来て良い状態になることを表現したい時には「明けない夜はない」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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