【オブジェ】と【モニュメント】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「オブジェ」と「モニュメント」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「オブジェ」と「モニュメント」という言葉は、「彫刻や石碑」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




オブジェとモニュメントの違い

オブジェとモニュメントの意味の違い

オブジェとモニュメントの違いを分かりやすく言うと、オブジェは芸術のために作られたものを表現する時に使い、モニュメントは記念のために作られたものを表現する時に使うという違いです。

オブジェとモニュメントの使い方の違い

一つ目のオブジェを使った分かりやすい例としては、「美しいオブジェの曲線美が個人的に好きなポイントだ」「動物のインテリアオブジェを玄関先に置いている」「鳥のオブジェを一目見て気に入ってしまった」などがあります。

二つ目のモニュメントを使った分かりやすい例としては、「向かう観光地の大きなモニュメントと並んで写真を撮りたい」「平和を象徴するモニュメントであることを訪れた全員が知って帰るわけではないのだろう」「モニュメントの傍で集合予定だ」などがあります。

オブジェとモニュメントの使い分け方

オブジェとモニュメントはどちらも、彫刻や石碑を指す言葉ですが、制作される目的が異なります。

オブジェは、石、木片、金属などの物体を指します。上記例文の「美しいオブジェ」「動物のインテリアオブジェ」「鳥のオブジェ」などのように使い、自然物や日用品などを用いて作られた立体的な美術作品が該当します。

一方のモニュメントは、記念建造物や遺跡を指します。上記例文の「平和を象徴するモニュメント」などのように使い、過去に起きた事件や出来事、不朽の功績などを記念して制作される石造や柱が該当します。

つまり、オブジェは芸術作品として制作されたものを指し、モニュメントは記念や記録媒体として制作されたものを指すという違いがあります。

オブジェとモニュメントの英語表記の違い

オブジェを英語にすると「object」「sculpture」となり、例えば上記の「美しいオブジェ」を英語にすると「beautiful objects」となります。

一方、モニュメントを英語にすると「monument」となり、例えば上記の「大きなモニュメント」を英語にすると「a big monument」となります。

オブジェの意味

オブジェとは

オブジェとは、作品に用いられる石、木片、金属など様々なもの、その作品を意味しています。

オブジェの使い方

オブジェを使った分かりやすい例としては、「インテリアオブジェ一つで華やかな印象になる」「モダンオブジェに憧れているため室内に置きたいと考えている」「変わったオブジェをつい購入してしまった」などがあります。

その他にも、「スタイリッシュなオブジェを通販で購入してみた」「フラワーオブジェは玄関の棚の上に置くべきだろうか」「アートを添えてくれるオブジェはガラスでできている」「生命力を感じるアートは次第にうわさとなった」などがあります。

オブジェは英語で「object」と表記され、「物体」「対象」といった意味を持ちます。英語では「彫刻」「彫像」を意味する「sculpture」と表記されることもあり、日本語でもオブジェは同じように使われており、オブジェが彫像であることも少なくありません。

オブジェの語源

本来はフランス語で「objet」と表記される言葉で、美術用語として用いられていましたが、今日では、上記例文の「インテリアオブジェ」「モダンオブジェ」「スタイリッシュなオブジェ」などのように、装飾や置物を表すようにもなりました。

オブジェの類語

オブジェの類語・類義語としては、床の間などに置く飾り物を意味する「置物」、美しく装うことやその飾りを意味する「装飾」、日常生活に必要なこまごまとした品物を意味する「雑貨」などがあります。

モニュメントの意味

モニュメントとは

モニュメントとは、記念建造物や遺跡を意味しています。

モニュメントの使い方

モニュメントを使った分かりやすい例としては、「日本のモニュメントで一番有名なものは何だろう」「東京都のモニュメント一覧を見ているところだ」「モニュメントは重要な過去を後世に伝えてくれるだろう」などがあります。

その他にも、「モニュメントは称えられるべき功績のために作られるが、メモリアルは故人を想起させるためのものとして作られる」「街中のモニュメントの前で待ち合わせをすることにした」「記念モニュメントは周年に際して制作された」などがあります。

モニュメントは英語で「monument」と表記され、「記念碑」「遺跡」「遺物」「金字塔」を意味します。日本語でも同じように使われ、「金字塔」「不朽の業績」という意味も持ちますが、この意味で使われることはほとんどありません。

表現方法は「モニュメンタリティ」「モニュメント・バレー」

記念性を意味する「モニュメンタリティ」、記念すべき様子や歴史的に意義のある様子を意味する「モニュメンタル」は、モニュメントから派生した言葉です。

また、モニュメントを含む語にアメリカの「モニュメント・バレー」がありますが、ここには侵食によって形成された孤立丘などが点在しており、それらがまるで記念碑が並んでいるように見えることから「記念碑の谷」を意味する名で呼ばれるようになりました。

モニュメントの類語

モニュメントの類語・類義語としては、その土地の目印や象徴となっている建造物を意味する「ランドマーク」、ピラミッド形の先端を持つ方尖塔の形をした記念碑を意味する「オベリスク」などがあります。

オブジェの例文

1.水のオブジェを室内におけるよう、場所を考えて物を配置したいと思っている。
2.友人に動物のオブジェをもらったが、この動物は私とどんな関係があるのか詳しい話を聞きたいものだ。
3.枝で作られたオブジェは、子どもが学校の図画工作で作ってくれたものだ。
4.インテリアオブジェとして置こうとしていたものが売り切れてしまったらしく、入荷される日を待たなければならない。
5.アルファベットオブジェを一つの英単語になるよう並べて配置したら、思ったよりオシャレになり満足している。

この言葉がよく使われる場面としては、作品に用いられる石、木片、金属など様々なもの、その作品を意味する時などが挙げられます。

例文1の「水のオブジェ」は、水が流れる噴水のオブジェを表す言葉です。

モニュメントの例文

1.文字モニュメントを撮影してSNSに掲載した写真を見て、観光に来たことを思い起こすことができる。
2.美術作品として作られたモニュメントであっても、思想や歴史的な事件などを思い起こせるように制作されているはずだ。
3.函館にあるイカのモニュメントは交付金で建てられたものだが、観光資源にならないと批判されていた。
4.屋外のモニュメントは当時の出来事を忘れないようにするためのものでもある。
5.ポルトガルの「発見のモニュメント」は、大航海時代を記念するためのモニュメントである。

この言葉がよく使われる場面としては、記念建造物や遺跡を意味する時などが挙げられます。

例文1の「文字モニュメント」とは、アルファベットや漢字などの文字やそれを用いたロゴをモニュメントとして設置されたものを指し、国内はもちろん国外にも設置されており、観光名所として扱われることも多くあります。

オブジェとモニュメントは、どちらも「彫刻や石碑」を表します。どちらを使うか迷った場合は、芸術のために作られたものを表す場合は「オブジェ」を、記念のために作られたものを表す場合は「モニュメント」を使うと覚えておけば間違いありません。

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