似た意味を持つ「精進してまいります」(読み方:しょうじんしてまいります)と「精進していく所存です」(読み方:しょうじんしていくしょぞんです)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「精進してまいります」と「精進していく所存です」という言葉は、どちらも一生懸命頑張ると表明することを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「精進してまいります」と「精進していく所存です」の違い
「精進してまいります」と「精進していく所存です」の意味の違い
「精進してまいります」と「精進していく所存です」の違いを分かりやすく言うと、「精進してまいります」よりも「精進していく所存です」の方がやや丁寧な表現という違いです。
「精進してまいります」と「精進していく所存です」の使い方の違い
一つ目の「精進してまいります」を使った分かりやすい例としては、「精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」「皆様のご期待に添えられるよう精進してまいります」などがあります。
二つ目の「精進していく所存です」を使った分かりやすい例としては、「ご期待に応えられるよう日々精進していく所存です」「二度とご迷惑をおかけしないよう精進していく所存です」などがあります。
「精進してまいります」と「精進していく所存です」の使い分け方
「精進してまいります」と「精進していく所存です」はどちらも一生懸命頑張ると表明することを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「精進していく所存です」の方がやや丁寧な表現という点です。
ただし、どちらもビジネスシーンにおいて目上の人に使える表現なので、基本的には好きな方を使って問題ありません。
「精進してまいります」と「精進していく所存です」の英語表記の違い
「精進してまいります」も「精進していく所存です」も英語にすると「I’ll do my best」「I won’t let you down」「I’ll make you be proud of me」となります。
「精進してまいります」の意味
「精進してまいります」とは
「精進してまいります」とは、一生懸命頑張ると表明することを意味しています。
表現方法は「より一層精進してまいります」「本年も精進してまいります」
「より一層精進してまいります」「本年も精進してまいります」「精進してまいりますのでご指導ご鞭撻」などが、「精進してまいります」を使った一般的な言い回しになります。
「精進してまいります」の使い方
「精進してまいります」を使った分かりやすい例としては、「今後も日々精進してまいりますのでよろしくお願いいたします」「一日でも早く会社のお役に立てるよう精進してまいります」「今後は不手際がないよう精進してまいります」などがあります。
「精進してまいります」は一生懸命に努力することを意味する「精進」に、するの連用形の「して」と、「いく」の謙譲語「まいる」を丁寧にした「まいります」が合わさった言葉です。
この「まいります」は補助動詞となっており、補助動詞とは動詞の後ろに続いて付属的な意味を添えることを意味しています。また、補助動詞はひらがなで書くと定められているため、「精進して参ります」ではなく、「精進してまいります」とするのが正しい日本語と覚えておきましょう。
「精進してまいります」がよく使われるビジネスシーン
「精進してまいります」はビジネスシーンでよく使用する言葉で、様々な場面で使われています。
一つ目は「精進してまいりますのでよろしくお願いいたします」のように、今後の意気込みを述べる場合です。
二つ目は「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。今後このようなことがないよう精進してまいります」のように、謝罪やお詫びを述べる場合です。
三つ目は「本年も精進してまいります」のように、年賀状やメールでこれからも励んでいく意気込みを伝える場合です。
「精進してまいります」の類語
「精進してまいります」の類語・類義語としては、ある目的のために力を尽くして励むことを意味する「努力してまいります」、ある目的の実現のために力を尽くすことを意味する「尽力してまいります」などがあります。
「精進していく所存です」の意味
「精進していく所存です」とは
「精進していく所存です」とは、一生懸命頑張ると表明することを意味しています。
「精進していく所存です」の使い方
「精進していく所存です」を使った分かりやすい例としては、「御社のお役に立てるよう精進していく所存です」「今まで学んだことを活かして精進していく所存です」「このようなことが起こらないよう社員教育は徹底していく所存です」などがあります。
「精進していく所存です」はは一生懸命に努力することを意味する「精進」に、するの連用形の「して」、物事が順調に進むことを意味する「いく」、心から思うことを意味する「所存」、丁寧語の「です」が合わさった言葉です。
「精進していく所存です」は主にビジネスシーンで使われている言葉で、今後の意気込みを述べる場合や、「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。今後このようなことがないよう精進していく所存です」のように、謝罪やお詫びを述べる場合などの場面で使用します。
「精進していく所存です」の類語
「精進していく所存です」の類語・類義語としては、困難にめげないで我慢してやり抜くことを意味する「頑張ります」、心を打ち込んで努めることを意味する「励みます」などがあります。
「精進してまいります」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、一生懸命頑張ると表明することを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「精進してまいります」はビジネスシーンにおいてよく使われている表現です。
「精進していく所存です」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、一生懸命頑張ると表明することを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「精進していく所存です」はビジネスシーンにおいてよく使われている表現です。
「精進してまいります」と「精進していく所存です」はどちらも一生懸命頑張ると表明することを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、置き換えて使うことができる言葉なので、好きな方を使っても問題ないと覚えておきましょう。