【かぼちゃ】と【パンプキン】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「かぼちゃ」(読み方:かぼちゃ)と「パンプキン」(読み方:ぱんぷきん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「かぼちゃ」と「パンプキン」という言葉は、どちらもウリ科の野菜のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「かぼちゃ」と「パンプキン」の違い

「かぼちゃ」と「パンプキン」の違いを分かりやすく言うと、「かぼちゃ」は日本の食卓に馴染み深い緑色の皮の西洋かぼちゃのこと、「パンプキン」はハロウィンなどで使われるオレンジ色の観賞用かぼちゃのことという違いです。

一つ目の「かぼちゃ」を使った分かりやすい例としては、「夕飯のおかずにかぼちゃの煮物を作りました」「かぼちゃは栄養価が高くビタミンAが豊富です」「天ぷらにしたかぼちゃはとても美味しいです」「あなたは日本のかぼちゃをどう調理しますか」などがあります。

二つ目の「パンプキン」を使った分かりやすい例としては、「ハロウィンにはパンプキンをくり抜いてランタンを作りました」「パンプキンパイはアメリカで人気のデザートです」「私たちは今週末にパンプキンを買いに行きます」などがあります。

「かぼちゃ」と「パンプキン」はどちらもウリ科の野菜のことを意味している言葉ですが、実は別のものを指しているので間違えないように注意が必要です。

一見、「かぼちゃ」を英語にしたのが「パンプキン」と勘違いしやすいですが、実は「かぼちゃ」は英語にするとsquash(スクワッシュ)」と言います。

そのため、日本で一般的に食べられている「かぼちゃ」は馴染み深い緑色の皮の西洋かぼちゃで、「ウインター・スクワッシュ」と言われています。

一方、「パンプキン」はハロウィンなどで使われるオレンジ色の観賞用かぼちゃや、アメリカで食用にされる品種を指すことが多いというのが違いです。

そのため、和食や家庭料理など、日本で日常的に使われる野菜を表すときは「かぼちゃ」を、観賞用やハロウィンなどで英語の雰囲気を出したい時には「パンプキン」を使うと覚えておきましょう。

「かぼちゃ」を英語にすると「squash」となり、例えば上記の「あなたは日本のかぼちゃをどう調理しますか」を英語にすると「How do you usually cook Japanese squash」となります。

一方、「パンプキン」を英語にすると「pumpkin」となり、例えば上記の「私たちは今週末にパンプキンを買いに行きます」を英語にすると「We are going to buy pumpkins this weekend」となります。

「かぼちゃ」の意味

「かぼちゃ」とは、ウリ科の蔓性の一年草のことを意味しています。

「かぼちゃ」を漢字にすると、「南瓜」と表記することができます。

「かぼちゃ」を使った分かりやすい例としては、「かぼちゃを使ったサラダは子どもにも人気があります」「冷蔵庫にかぼちゃが余っていたのでスープにしてみました」「今日の夕飯はかぼちゃを使った料理にしようと思います」などがあります。

「かぼちゃ」はウリ科カボチャ属の植物であり、日本では主に「西洋かぼちゃ」と「日本かぼちゃ」のことを指しています。皮は緑や黒っぽく、果肉は濃い黄色またはオレンジ色で、甘みが強くホクホクした食感のものが一般的です。

「かぼちゃ」は日本にポルトガル船によってもたらされたので、ポルトガル語の「カンボジャ」が由来だと言われています。

「かぼちゃ」は緑色の皮甘くてホクホクした果肉で、栄養価が高くビタミン類や食物繊維が豊富なので様々な料理に使われています。代表的なものを挙げると、かぼちゃの煮物、かぼちゃの天ぷら、かぼちゃのスープ、かぼちゃのサラダなどです。

「パンプキン」の意味

「パンプキン」とは、熟したオレンジ色の果皮のペポカボチャのことを意味しています。

「パンプキン」を使った分かりやすい例としては、「秋限定のパンプキンラテを飲んですっかり季節を感じました」「カフェのメニューにパンプキンプディングがあったので注文しました」「パンプキンを使ったスープはクリーミーでとてもおいしかったです」などがあります。

「パンプキン」は熟したオレンジ色の果皮のペポカボチャのことを指す言葉です。そのため、皮は緑や黒っぽい「西洋かぼちゃ」と「日本かぼちゃ」ことは、「パンプキン」と呼ばないので注意しましょう。

「パンプキン」はオレンジ色で球形やや水っぽくて甘みは控えめなものが多くパンプキンパイ、パンプキンスープ、パンプキンプリンなどのデザート系の料理に使用されることが多いです。

また、ハロウィンの飾りつけなど、食べ物以外にも使用されることが多いと覚えておきましょう。

「かぼちゃ」の例文

1.おばあちゃんの作るかぼちゃの煮つけは絶品で、私が一番好きな料理です。
2.秋になるとかぼちゃの天ぷらが食べたくなるので、つい蕎麦屋さんで注文してしまいます。
3.栄養満点のかぼちゃスープは、朝ごはんにもぴったりだと思います。
4.今日の夕飯はかぼちゃの煮物らしいので、寄り道せずに帰ろうと思います。
5.かぼちゃは日持ちするので、常備菜におすすめと言われています。

この言葉がよく使われる場面としては、ウリ科の蔓性の一年草のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「かぼちゃ」は日本の食卓に馴染み深い緑色の皮の西洋かぼちゃのことを指す言葉です。

「パンプキン」の例文

1.ハロウィンの飾りとして、パンプキンを玄関に置くことにしました。
2.パンプキンパイはアメリカの秋の定番スイーツで、カフェで食べる人が多く見られます。
3.パンプキンをくり抜いて、ジャック・オ・ランタンを作りました。
4.パンプキンスープはまろやかで、身体を温めることができました。
5.カフェでパンプキンラテを注文してみましたが、とても美味しかったです。

この言葉がよく使われる場面としては、熟したオレンジ色の果皮のペポカボチャのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「パンプキン」はハロウィンなどで使われるオレンジ色の観賞用かぼちゃのことを指す言葉です。

「かぼちゃ」と「パンプキン」はどちらもウリ科の野菜のことを表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、日本の食卓に馴染み深い緑色の皮の西洋かぼちゃのことを表現したい時は「かぼちゃ」を、ハロウィンなどで使われるオレンジ色の観賞用かぼちゃのことを表現したい時は「パンプキン」を使うと覚えておきましょう。

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