【なぞなぞ】と【クイズ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「なぞなぞ」と「クイズ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「なぞなぞ」と「クイズ」という言葉は、どちらも問いに答えを考えて解くことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「なぞなぞ」と「クイズ」の違い

「なぞなぞ」と「クイズ」の意味の違い

「なぞなぞ」と「クイズ」の違いを分かりやすく言うと、「なぞなぞ」は言葉遊びのこと、「クイズ」は実在する知識や情報を問う問題に答える遊びのことという違いです。

「なぞなぞ」と「クイズ」の使い方の違い

一つ目の「なぞなぞ」を使った分かりやすい例としては、「子どもたちは公園でなぞなぞを出し合って遊んでいました」「学校の休み時間に友達と簡単ななぞなぞを出し合った」「面白いなぞなぞを考えるのが最近のマイブームです」「友達と楽しくなぞなぞを出し合った」などがあります。

二つ目の「クイズ」を使った分かりやすい例としては、「毎週日曜日は家族でクイズ番組を見ています」「テレビのクイズに正解するとなぜか嬉しくなる」「学校の授業で歴史のクイズを先生が出した」「テレビでクイズ番組を見るのが好きです」などがあります。

「なぞなぞ」と「クイズ」の使い分け方

「なぞなぞ」と「クイズ」はどちらも問いに答えを考えて解くことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「なぞなぞ」は「子どもたちが集まってなぞなぞを出し合った」のように、言葉遊びや言い回しのトリックを楽しみながら答えを導き出す言葉遊びとして使う言葉になります。

例えば、「パンはパンでも食べられないパンはなんだ」のように、言葉の中に他の物事を含ませてなぞと問いかけて答えさせる遊びのことを指しています。

一方、「クイズ」は問題を出して相手に答えさせることを指しており、実在する知識や情報を問う問題に答える遊びのことを指しています。

つまり、言葉遊びなのが「なぞなぞ」、実在する知識や情報を問う問題に答えるのが「クイズ」と覚えておきましょう。

「なぞなぞ」と「クイズ」の英語表記の違い

「なぞなぞ」を英語にすると「riddle」や「brain teaser」となり、例えば上記の「友達と楽しくなぞなぞを出し合った」を英語にすると「We had fun asking each other riddles」となります。

一方、「クイズ」を英語にすると「quiz」「trivia」となり、例えば上記の「テレビでクイズ番組を見るのが好きです」を英語にすると「I like watching quiz shows on TV」となります。

「なぞなぞ」の意味

「なぞなぞ」とは

「なぞなぞ」とは、言葉遊びのことを意味しています。

「なぞなぞ」の使い方

「なぞなぞ」を使った分かりやすい例としては、「弟がなぞなぞを作ってきたけれど答えが全然分からなかった」「家族でドライブ中にみんなでなぞなぞ大会をした」「なぞなぞは子どもの想像力を鍛える遊びです」「クラスの出し物でみんなでなぞなぞを披露した」などがあります。

「なぞなぞ」は言葉のひっかけや物の特徴を利用して、頭を柔らかくして答えを導き出す遊びを指す言葉です。

「なぞなぞ」はどういものかというと、「目の前にあるのに、見えないものってなーんだ?答えはまぶたです」「立っていると見えないのに、座っていると見ることが出来るものはなーんだ?答えは足の裏です」などが挙げられます。

つまり、「なぞなぞ」は一見すると謎めいていますが、答えを知れば誰もが納得できるものになります。

「なぞなぞ」の特徴

また、「なぞなぞ」は子どもから大人まで気軽に楽しめる頭の体操として親しまれているというのが特徴です。

「なぞなぞ」の類語

「なぞなぞ」の類語・類義語としては、頭を使って解答を導く遊びのことを意味する「謎解き」などがあります。

「クイズ」の意味

「クイズ」とは

「クイズ」とは、問題を出してそれに答えさせる遊びのことを意味しています。

「クイズ」の使い方

「クイズ」を使った分かりやすい例としては、「クイズ大会に出るために毎日勉強している」「スマホのアプリでクイズをするのが日課です」「職場のレクリエーションで簡単なクイズ大会が開かれた」「本屋で買ったクイズ本が面白くて夢中になってしまった」などがあります。

「クイズ」は知識や発想力を問う問題を出して、答えを考えたり当てたりする遊びや競技を表す言葉です。簡単に言うならば、知識を試したり新しい知識を楽しみながら身につけるための問いかけを指します。

「クイズ」の特徴

「クイズ」はテレビ番組やラジオのコーナーで出される三択問題や○×問題、学校の授業で行われる知識確認の問題などがあります。参加者は正解を目指して考え、当てることを楽しみとしています。

「クイズ」は多くの場合、娯楽としてだけでなく学習の一環としても活用されています。主なきっかけとしては、友達同士での遊び、家族団らん、イベントやパーティー、また教育現場での知識定着の確認などが挙げられます。

「クイズ」の類語

「クイズ」の類語・類義語としては、頭を使って答えを導く娯楽のことを意味する「パズル」などがあります。

「なぞなぞ」の例文

1.お正月に親戚が集まったとき、子どもたちとなぞなぞをして盛り上がりました。
2.子どもが毎日なぞなぞを出してくるので、答えるのが楽しみです。
3.この前友人に出されたなぞなぞは、すぐに答えが分かって少し自慢できました。
4.友達と電話をしているときに、急になぞなぞを出されて頭が真っ白になりました。
5.休み時間になると、いつもみんなでなぞなぞを出し合って楽しく過ごしています。

この言葉がよく使われる場面としては、言葉遊びのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「なぞなぞ」は限定的な場面で使う言葉です。

「クイズ」の例文

1.友達と一緒にテレビのクイズ番組を見て、誰が一番答えられるか競争しています。
2.新しくダウンロードしたアプリで毎晩寝る前に雑学クイズを楽しんでいます。
3.英語の勉強を兼ねて、外国のクイズ番組を観るのが好きです。
4.クイズが好きなので、つい問題を調べて知識を増やしてしまいます。
5.オンラインで開かれたクイズ大会に初めて参加して、とても刺激的な時間を過ごしました。

この言葉がよく使われる場面としては、問題を出してそれに答えさせる遊びのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「クイズ」は限定的な場面で使う言葉です。

「なぞなぞ」と「クイズ」はどちらも問いに答えを考えて解くことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、言葉遊びなのが「なぞなぞ」、実在する知識や情報を問う問題に答えるのが「クイズ」と覚えておきましょう。

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