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【フルスロットル】と【アクセル全開】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「フルスロットル」と「アクセル全開」(読み方:あくせるぜんかい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「フルスロットル」と「アクセル全開」という言葉は、「全力で行うこと」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




フルスロットルとアクセル全開の違い

フルスロットルとアクセル全開の意味の違い

フルスロットルとアクセル全開の違いを分かりやすく言うと、フルスロットルは全力である状態を表現する時に使い、アクセル全開は全力の状態にする行為を表現する時に使うという違いです。

フルスロットルとアクセル全開の使い方の違い

一つ目のフルスロットルを使った分かりやすい例としては、「フルスロットルに到達するまで時間が掛かる」「フルスロットルとまでは行かずともやる気は出してほしい」「フルスロットル走行時の動画を見た」などがあります。

二つ目のアクセル全開を使った分かりやすい例としては、「いつもアクセル全開な彼に驚かされる」「アクセル全開でイベントを盛り上げていく」「海沿いをアクセル全開で走り抜けたら気持ちがいいのかもしれない」などがあります。

フルスロットルとアクセル全開の使い分け方

フルスロットルとアクセル全開はどちらも、全力で物事に取り組むことを意味する言葉として使われています。本来は、どちらも車やバイクなどの加速装置である「アクセル」に関する用語であり、意味や使い方はほとんど同じです。

フルスロットルは、車やバイクなどのエンジンを持つ乗り物に搭載されている空気量を制御するためのスロットルバルブを全開にして加速する状態を表します。

一方のアクセル全開は、エンジン出力を最大限にするためにアクセルを踏んで加速することを表します。また、スロットルバルブを全開にすることを意味します。

強いて言えば、フルスロットルはエンジン出力が最大限である状態を指し、アクセル全開はフルスロットルの状態にするためにアクセルを最大限に踏み込むことやその状態を表すという違いがあります。

今日ではエンジンを搭載する乗り物だけでなく、人間に対して使うことも多いこともあり、区別して使われることはほとんどないため、どちらを使っても間違いではありません。

フルスロットルとアクセル全開の英語表記の違い

フルスロットルもアクセル全開も英語にすると「full throttle」となり、例えば上記の「フルスロットルに到達する」を英語にすると「reach full throttle」となります。

フルスロットルの意味

フルスロットルとは

フルスロットルとは、バイクや車などの絞り弁を全開にして加速することを意味しています。

その他にも、全速力やパワー全開である状態を意味する言葉として使われています。

表現方法は「フルスロットルで頑張る」「フルスロットルで走る」

「フルスロットルで頑張る」「フルスロットルで走る」「フルスロットルで行くよ」などが、フルスロットルを使った一般的な言い回しです。

フルスロットルの使い方

「フルスロットルで走行し続けることは事故に繋がる」「車をフルスロットルの状態にすると劣化が早くなる」などの文中で使われているフルスロットルは、「絞り弁を全開にして加速すること」の意味で使われています。

一方、「フルスロットルで頑張ると意気込んでいる」「フルスロットルのままを維持できるかが問題だ」「フルスロットルではなくたまには息を抜くことも必要だ」などの文中で使われているフルスロットルは、「パワー全開」の意味で使われています。

フルスロットルは英語で「full throttle」と表記され、「全開の」「全速力の」「最高潮の」といった意味があります。日本語でも同じように使われていますが、辞書にこれらの意味は掲載されていません。

スロットルとは、空気量を調整してエンジン出力を調節するための弁を指す言葉で、これを全開にすることで最大限加速することができ、バイクや車においては「アクセル」と同義とされることもあります。

そのため、スロットルという言葉に「加速する」という意味はありませんが、アクセルが床まで踏み込まれたフルスロットルの状態は全速力の状態であることから、「全力」「全速力」といった意味に転じて使われるようになります。

フルスロットルの対義語

フルスロットルの対義語・反対語としては、怠けてするべきことをしない様子を意味する「横着」、苦労するのを嫌がって怠けることを意味する「骨惜しみ」があります。

フルスロットルの類語

フルスロットルの類語・類義語としては、全ての負荷がエンジンやモーターに掛かっている状態を意味する「全負荷」、アクセルをいっぱいまで踏み込んでそれ以上は加速ができない状態を意味する「フルアクセル」などがあります。

アクセル全開の意味

アクセル全開とは

アクセル全開とは、全力で行うことを意味しています。

その他にも、アクセルペダルを最大限踏み込むことを意味する言葉として使われています。

表現方法は「アクセル全開で行こう」「アクセル全開でエンスト」

「アクセル全開で行こう」「アクセル全開でエンスト」などが、アクセル全開を使った一般的な言い回しです。

アクセル全開の使い方

「兄はアクセル全開で走り続け一位に輝いた」「彼女の勉強に対するアクセル全開宣言は家族内ですぐ共有された」「アクセル全開のまま働き続けられない」などの文中で使われているアクセル全開は、「全力で行うこと」の意味で使われています。

一方、「乗用車でアクセル全開のまま街中を走行することはない」「ドライブに適したBGMでアクセル全開にしたい気分になる」などの文中で使われているアクセル全開は、「アクセルペダルを最大限踏み込むこと」の意味で使われています。

アクセル全開のアクセルは、加速装置である「アクセラレータ」の略称で、イギリス英語であれば自動車の「アクセルペダル」を表します。そのため、「エンジン全開」と言い換えることもできます。

また、全開という言葉には「全部開くこと」という意味があります。これらを組み合わせた時、「車やバイクのアクセルペダルを最大限踏み込むこと」を表しますが、比喩的に「全開」のもう一つの意味である「全力で行うこと」を表す言葉として使われています。

アクセル全開の対義語

アクセル全開の対義語・反対語としては、扱いの厳しさや度合いを緩めることを意味する「手加減」、ぴったりと閉じることを意味する「全閉」があります。

アクセル全開の類語

アクセル全開の類語・類義語としては、アクセルを緩めずに踏み続けることを意味する「べた踏み」、力のある限りを意味する「精一杯」、その人の持つ体力と精神力の全てを意味する「全身全霊」などがあります。

フルスロットルの例文

1.アクセルをべた踏みしても完全にフルスロットルになるわけではなく、その日の風の状況などにも左右される。
2.フルスロットルで走行することが多ければ車体の消耗も激しくなると聞いたことがある。
3.会社ではフルスロットルで仕事に取り組んでいると評価されたが、力の抜きどころが分からないため疲労が溜まりやすい。
4.映画やアニメなどの続編としてフルスロットルという言葉がタイトルに使われていることが多い。
5.次回の試験のためにフルスロットルで頑張ると宣言していたはずだが、翌日にはソファで寝転ぶ姿を目にした。
6.息子が週末の試験に向けてフルスロットルで突き進むからと言っていたが、テスト前いつも同じことを言っている気がする。
7.プロジェクトの成功のためには、チーム全員がフルスロットルで協力する必要があります。
8.彼は常にフルスロットルで仕事に取り組んでいたので、体調を崩すのも無理はないと思いました。
9.クリスマスライブは、最初から最後までフルスロットルで楽しんで頂けると思いますので、ぜひ遊びに来てください。
10.プロジェクトの最終段階に入り、チームは疲労困憊だが、フルスロットルで仕事に取り組まねばなりません。

この言葉がよく使われる場面としては、バイクや車などの絞り弁を全開にして加速することを意味する時などが挙げられます。

例文3から例文5のように、パワー全開である状態を表す言葉としても使われています。

アクセル全開の例文

1.身体もあったまったため、後はアクセル全開で挑むだけだと試合前に先輩が言っていた。
2.アクセル全開のまま試験をやり切ったからか、終わった後にどっと疲れが襲い掛かってきた。
3.梅雨前線がアクセル全開でやってくるだなんて今年はどうなっているのだろうか。
4.「アクセル全開、インド人を右に」というフレーズは有名な誤植で、レーシングゲームに関する記事だった。
5.アクセル全開だ、と言いながら山を走行するのは、対向車と追突する可能性も出てくるためオススメできない。
6.臆病で本番でなかなか力を発揮できない私にコーチが次の試合は最初からアクセル全開でいこうと声をかけてきた。
7.プロジェクトのスケジュールが厳しい中、開発チームはアクセル全開で機能の実装を行っています。
8.企画書の提出期限が迫る中、彼は深夜までアクセル全開で作業を行っていましたから、倒れるのも無理はありません。
9.プロジェクトの進捗に不安が広がる中、リーダーはアクセル全開で問題解決に取り組んでいます。
10.デビューしてからずっと常時アクセル全開で走っている状態でしたから、引退まであっという間でした。

この言葉がよく使われる場面としては、全力で行うことを意味する時などが挙げられます。

例文4と例文5のように、アクセルペダルを最大限踏み込むことを意味する言葉としても使われています。

フルスロットルとアクセル全開は、どちらも「全力で行うこと」を表します。どちらを使うか迷った場合は、全力である状態を表す場合は「フルスロットル」を、全力の状態にする行為を表す場合は「アクセル全開」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
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