【森林】と【山林】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「森林」(読み方:しんりん)と「山林」(読み方:さんりん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「森林」と「山林」という言葉は、どちらも「木々が生い茂る土地」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




森林と山林の違い

森林と山林の違いを分かりやすく言うと、森林とは主に自然環境について使用され、山林とは主に不動産について使用されるという違いです。

一つ目の森林を使った分かりやすい例としては、「森林浴はリラックス効果をもたらします」「世界中で森林火災の発生件数が増えています」「森林破壊の大きな原因は違法な伐採です」「森林の役割を小学生向けにわかりやすく説明する」などがあります。

二つ目の山林を使った分かりやすい例としては、「売却用の山林には注意すべきポイントがあります」「山林所得は確定申告が必要ですか」「山林の固定資産税は比較的安いです」「山林の地目変更について調べています」などがあります。

森林と山林という言葉は、どちらも木々が生い茂る場所や土地を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

森林とは、高木が密生し面積的な広がりをもっている土地を意味し、そこに住む動物や植物などの生態系全体を表す際に使用される言葉です。上記例文にある「森林の役割」には、生物多様性の保全やCO2吸収による温暖化防止など、自然環境に大きく関わる働きがあります。

山林とは、樹木の多く生えている山を意味し、一般に森林と同じ土地を指します。また、山林は地目の一つであり、不動産用語になっています。上記例文の「山林の地目変更」とは、登記簿上の地目が「山林」である土地を、実際の利用状況に合わせて「農地」や「宅地」などに変更する手続きです。

つまり、森林とは主に自然環境について表し、山林とは主に不動産について表現する言葉です。二つの言葉は同じものを指しますが、使い方には違いがあるので注意しましょう。

森林を英語にすると「forest」「forest」となり、例えば上記の「森林浴」を英語にすると「a therapeutic walk in the forest」となります。

一方、山林を英語にすると「mountains and forests」「woodland」となり、例えば上記の「売却用の山林」を英語にすると「woodland for sale」となります。

森林の意味

森林とは、高木が群生して大きな面積を占めている所、また、その植物群落を意味しています。

森林を使った分かりやすい例としては、「森林の地図記号を描けますか」「森林のイラスト素材を無料でダウンロードする」「父は森林整備センターで働いています」「家族で埼玉の森林公園によく遊びに行きます」などがあります。

その他にも、「森林伐採は熱帯地方で急速に進んでいます」「森林環境税は個人一人ひとりに課税されます」「森林法は森林行政の基本的な法律です」「納税者として森林環境譲与税の使い道をチェックする」などがあります。

森林の読み方は「しんりん」です。誤って「もりはやし」「もりりん」などと読まないようにしましょう。

森林とは、林地と林木の総称であり、高木が主体となって構成している群落を意味します。ただし、純粋に高木のみにより構成されているとは限らず、高木層や低木層あるいは草本層などが重なり合っているものです。

森林を用いた日本語には「森林環境税」があります。温室効果ガス排出削減に向けた国際枠組み「パリ協定」の目標達成や、土砂災害防止また国土保全などのため、適切な森林整備を目的とした国税です。2024年度から国内に住所のある個人に対して課税されています。

森林の対義語・反対語としては、平らに広くひらけた土地を意味する「平野」どがあります。

森林の類語・類義語としては、群がって立っている木を意味する「木立」、木本植物が密に生えている群落を意味する「樹林」、常緑樹や蔓性植物などが絡み合うように密生した森林を意味する「ジャングル」などがあります。

山林の意味

山林とは、山と林、また、山にある林を意味しています。

その他にも、「地目の一つ、樹木の多く生えている山地」の意味も持っています。

「山林の伐採には許可が必要です」「最近やけに山林火災が増えていると感じます」「のんびり山林をドライブしました」などの文中で使われている山林は、「山と林、山にある林」の意味で使われています。

一方、「山林売買は市町村への届け出が必要です」「山林所得は課税対象です」「市街地山林の相続税評価の方法を教えてください」などの文中で使われている山林は、「地目の一つ、樹木の多く生えている山地」の意味で使われています。

山林の読み方は「さんりん」です。誤って「やまりん」「やまばやし」などと読まないようにしましょう。

山林とは、上記の例文にあるように二つの意味を持ち、それぞれの意味で用いられているため、文脈により意味を捉える必要があります。地目としての山林は、不動産登記法上で「耕作の方法によらないで竹木の生育する土地」と定義されます。

山林を用いた日本語には「山林所得」があります。山林所得とは、山林を伐採したり立木のままで譲渡することによって生じる所得を意味します。所得税法に規定されており、山林を取得してから5年以内の場合は、事業所得または雑所得となります。

山林の対義語・反対語としては、起伏のない平らな土地を意味する「平地」などがあります。

山林の類語・類義語としては、樹木などがすきまのないほど生い茂っている林を意味する「密林」、森林と原野を意味する「林野」、自然のままの森林を意味する「原生林」、さまざまの木が入りまじって生えている林を意味する「雑木林」などがあります。

森林の例文

1.森林の減少は世界的な問題であり、熱帯地域での植林や保全活動の強化が課題になっています。
2.最新の森林限界に関する調査文献を、英語の原書で読んでいます。
3.夏休みの自由研究は、森林の働きをテーマに水を蓄える実験をしました。
4.過剰な森林伐採は、気候変動や生態系の破壊など様々な環境問題を引き起こします。
5.森林を守るためにできることは、私たちの身近にたくさんあるはずです。

この言葉がよく使われる場面としては、多くの樹の生えた森や林を表現したい時などが挙げられます。

例文2にある「森林限界」とは、高木林の分布する限界線のことです。高山においては低温によって森林限界ができ、熱帯では乾燥地帯に向かって森林限界ができます。

山林の例文

1.なぜ山林火災が多発しているのか、その原因を解説いたします。
2.父は毎日のようにインターネットで山林の物件一覧をチェックしています。
3.10万円で買える山林は、売るに売れない不動産かもしれないので気を付けてください。
4.近頃、「山林あげます」と書いてあるネット広告が目につくようになった気がします。
5.東京で山林購入を検討している方に、いくつか注意点をお伝えします。

この言葉がよく使われる場面としては、山と林、山中の林、樹木の多く生えている山、土地の主たる用途による区分を表す名称を表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「山林火災」とは、山火事にことで、「森林火災」「林野火災」とも言います。

森林と山林という言葉は、どちらも「木々が生い茂る土地」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、自然環境について表現したい時は「森林」を、不動産用語として表現したい時は「山林」を使うようにしましょう。

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