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【後援】と【協賛】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「後援」(読み方:こうえん)と「協賛」(読み方:きょうさん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「後援」と「協賛」という言葉は、どちらも「イベントなどの支援」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




後援と協賛の違い

後援と協賛の意味の違い

後援と協賛の違いを分かりやすく言うと、後援とは公的な機関がイベントを支援することを表し、協賛とは民間企業がイベントを支援することを表すという違いです。

後援と協賛の使い方の違い

一つ目の後援を使った分かりやすい例としては、「政治家の後援団体からの寄附は禁止されています」「これは純粋な後援会入会の勧誘です」「文化施策関連の後援申請について問い合わせる」「このイベントは後援名義の対象になりますか」などがあります。

二つ目の協賛を使った分かりやすい例としては、「協賛金ご協力のお願いです」「協会への協賛支援についてご説明させていただきます」「協賛金を頂いた企業へお礼状を出します」「協賛お断りのメールを書く」などがあります。

後援と協賛の使い分け方

後援と協賛という言葉は、どちらも事業やイベントなどに対して支援することを表していますが、厳密な意味や使い方には違いがあります。

後援とは、後ろだてとなって、うまく物事が運ぶように手助けすることを意味します。通常、政府機関やマスメディアなどの公共性が高い団体が、事業やイベントの後ろだてとなって社会的な信用を高めたり、広報活動等で支援したりすることを表します。金銭的な支援は、ほとんどありません。

協賛とは、事業やイベントなどの趣旨に賛成し、その実行を支援することを意味します。多くは、民間企業がイベントに物やお金で援助することを表す言葉です。協賛する団体組織のことを「スポンサー」あるいは「パートナー」ともいいます。

つまり、後援とは公の機関が特定の事業に名前を出すことによって支援することを表し、協賛とは民間企業が特定のイベントに金銭面で支援することに使われる言葉なのです。

後援と協賛の英語表記の違い

後援も協賛も英語にすると「support」「assistance」となり、例えば上記の「後援団体」を英語にすると「a supporters’ organization」となります。

後援の意味

後援とは

後援とは、仕事や計画などの後ろだてとなって、資金を提供したり便宜を図ったりして援助することを意味しています。

その他にも、「後方にひかえる援助の兵」の意味も持っています。

表現方法は「後援を受ける」「後援する」「後援者」

「後援を受ける」「後援する」「後援者」などが、後援を使った一般的な言い回しです。

後援の使い方

「援助してくれる後援者を探しています」「大学後援会は父母の団体として発足しました」「当社は英語弁論大会の後援企業になっています」「この行事は後援名義の対象となりません」などの文中で使われている後援は、「後ろだてとなって援助すること」の意味で使われています。

一方、「協力的になった捕虜を後援部隊に送る」「祖父は後援として戦地に送られました」などの文中で使われている後援は、「後方にひかえる援助の兵」の意味で使われています。

後援とは、上記の例文にあるように二つの意味がありますが、一般的には「後ろだてとなって援助すること」の意味で用いられています。後援の「後」は物事の表側ではない陰の部分、「援」は手をさしのべて助けることを表す漢字です。

「後援名義」の意味

上記の例文にある「後援名義」とは、自治体や地方公共団体などが、ある市民団体の主催する事業等に賛同し、奨励の意を表して名義の使用を承認および支援することです。後援名義を得られた事業は、社会的信用度が増すなどのメリットがあります。

後援の対義語

後援の対義語・反対語としては、中心となって会合や行事などを行うことを意味する「主催」などがあります。

後援の類語

後援の類語・類義語としては、困っている人に力を貸すことを意味する「援助」、力を貸して助けることを意味する「支援」、力を貸して助けることを意味する「応援」、後ろだてとなることを意味する「バックアップ」などがあります。

協賛の意味

協賛とは

協賛とは、事業や催し物などの趣旨に賛成し、協力することを意味しています。

その他にも、「明治憲法下の帝国議会で、法律案や予算案を成立させるために同意の意思表示をすること」の意味も持っています。

表現方法は「協賛いただく」「協賛を募る」「協賛を得る」

「協賛いただく」「協賛を募る」「協賛を得る」などが、協賛を使った一般的な言い回しです。

協賛の使い方

「スタンプラリーの協賛品を募集いたします」「英語のイベントに毎年協賛しています」「協賛金の勘定科目を会計士に確認する」「協賛金に消費税は課税されるのだろうか」などの文中で使われている協賛は、「趣旨に賛成し協力すること」の意味で使われています。

一方、「天皇は帝国議会の協賛をもって立法権を行う」「大日本帝国時代の協賛機関と輔弼機関の違いは何ですか」などの文中で使われている協賛は、「帝国議会で同意の意思表示をすること」の意味で使われています。

協賛の「協」は力を合わせること、「賛」は力を添えて助けることを表します。協賛とは、ある計画などに賛成し、力を合わせて助けることを意味する言葉です。また、明治憲法の用語として、法律案や予算案を成立させるために、帝国議会が承諾の意思表示をすることの意味で用いられていました。

「協賛金」の意味

協賛を用いた日本語には「協賛金」があります。あるイベントや事業に賛同した企業が、スポンサーとなって支払う金銭のことです。協賛金に用いる勘定科目は、支払う側は広告宣伝費・寄付金・交際費・諸会費のいずれかを、受取る側は営業外収益・売上高のいずれかを使用します。

協賛の類語

協賛の類語・類義語としては、事業などの趣旨に賛成して力を添えることを意味する「賛助」、研究や事業が発展し完成するよう援助することを意味する「助成」、不足しているところを補い助けることを意味する「補助」、事業の資金を出してくれる人を意味する「スポンサー」などがあります。

後援の例文

1.学術や文化の振興に寄与する事業であれば、教育委員会の後援を受けることができるはずです。
2.当展覧会の開催に向け、新たに下記企業様より後援企業としてお力添えをいただく運びとなりました。
3.県の後援事業は、県民の福祉増進、文化およびスポーツの振興に寄与するものばかりです。
4.政治的中立性を理由に、自治体が市民団体主催イベントの名義後援を断るケースが増えています。
5.後援会を設置することには、メリットだけでなくデメリットもあります。

この言葉がよく使われる場面としては、資金などを提供して援助することを表現したい時などが挙げられます。

例文5にある「後援会」とは、特定の人物あるいは集団を応援したり支持することを目的とした会員制の親睦団体のことです。選挙立候補者や大学組織の後援会だけでなく、タレントやスポーツ団体のファンクラブなども、これに当たります。

協賛の例文

1.新入学児童ランドセルカバー配付事業に、御協賛いただく企業を募集しております。
2.今年度のクリスマスマーケットにご協賛していただいている協賛企業様の一覧です。
3.日程調整から協賛品の募集など、ゴルフコンペの幹事は驚くほど大変でした。
4.企業から協賛を受けたり、スポンサーになってもらうためには、相応のリターンを用意する必要があります。
5.JAが協賛する「小学生のためのお箸の使い方教室」に、娘が参加しました。

この言葉がよく使われる場面としては、計画などに賛成し力を合わせて助けることを表現したい時などが挙げられます。

例文3の「協賛品」とは、企業が事業や催し物に対し、協力する意味合いで現物支給する品物や商品のことです。例文4にある「協賛」と「スポンサー」の違いに明確な定義はありませんが、協賛は小規模な支援に対して使われ、スポンサーは比較的規模が大きな支援に対して使われる傾向があります。

後援と協賛という言葉は、どちらも「イベントなどの支援」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、自治体などが名前を出すことによって支援することを表現したい時は「後援」を、民間企業が金銭面で支援することを表現したい時は「協賛」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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