【令月】と【麗月】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「れいげつ」という読み方、似た意味を持つ「令月」と「麗月」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「令月」と「麗月」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によってその使い方には少し違いがあります。



令月と麗月の違い

令月と麗月の意味の違い

令月と麗月の違いを分かりやすく言うと、何事をするのにも良い時期という意味か、感銘するほどに美しい月という意味かの違いです。

令月と麗月の使い分け方

令月という言葉は、元々は、万葉集の梅の花32種の序文に示されている言葉であり、令和という元号の由来にもなっている言葉です。この言葉は、何事を始めるのにもとても良い時、良い月、良い時期であることを示しています。

また、令月とは旧暦の2月を指す意味も持つ言葉です。一般的に、旧暦の2月は「如月(読み方:きさらぎ)」と呼ばれますが、異称として「令月」という呼ばれ方もします。

対する麗月という言葉は、辞書によっては令月と同じ項目に出てくる言葉ですが「人の心に感銘を与えるほどに美しい月」という意味を持っています。

麗月の「麗」という字は、「うるわしい」と読み、豊かで気高く美しい様子を示す言葉です。また、形が整っていることや、きちんとしていることなどを示すことから、はっきりと形の見える月のことを「麗月」と呼ぶこともあります。

令月という言葉が、何かをはじめるのに良い時期であることを示すのに対して、麗月という言葉は、文字通り月の美しさを示す言葉です。それぞれの意味をきちんと理解した上で文脈に合わせて使い分けるようにしましょう。

令月の意味

令月とは

令月とは、何事を始めるのにも良い時期であることを意味しています。元々は、万葉集の梅の花32種の序文に記されていた言葉であり、令和という元号の由来ともなった言葉です。

令月はいつを指すのか

令月という言葉は、旧暦の2月という意味も持ちますが、主に「良い時期」「良いタイミング」「良い頃合い」などの意味を持っている言葉です。令月の「月」という字は、期間や時期のことを示す意味で使われています。

令月の類語

令月の「令」の字が使われる主な単語としては、よい評判や名声を意味する「令名」、皇族からの命令を記す文書を意味する「令旨」、命令を伝えることを意味する「令達」などがあります。

麗月の意味

麗月とは

麗月とは、気高く美しい姿の月を意味しています。はっきりとした形を見せている月の姿や、見ていて感銘を覚えるほどの名月を「麗月」と表現します。

麗月はいつを指すのか

麗月という言葉は、令月と違い、時期や頃合いという意味は持ちません。あくまでも、月を愛でる気持ちを情感を持った言葉で表現しているものです。

麗月の類語

麗月の「麗」の字が使われる単語としては、美しく飾った詩的な文句を意味する「麗句」、うるわしく整った姿を意味する「麗容」、規模が大きくて美しいことを意味する「壮麗」などがあります。

令月の例文

1.おめでたい月日のことを表す言葉に「嘉辰令月(読み方:かしんれいげつ)」というものがある。
2.旧暦の2月のことを如月と呼ぶが、如月の異称として令月という言葉もある。
3.万葉集に出てくる令月というのは、令和という元号の由来となった言葉だ。
4.令月とは、何事をするのにも良い時期であるという意味がある。
5.令月という言葉には、月を愛でるような意味合いは含まれていない。

この言葉がよく使われる場面としては、なにか物事を始める際に、その時期がとても良い、最良であるということを表したい時などが挙げられます。

令月の「令」という漢字は、パソコンなどで打ち込むと、最後に書く部分が直線の縦棒になっていますが、手書きの文字では下の部分を「マ」のように点で示しても良いということになっています。

どちらの表記も常用漢字表では間違いではないとされているので、書きやすい書き方で表記をするようにしましょう。テストなどでも、どちらの漢字で書いても間違いにはなりません。

麗月の例文

1.今日の月は一段と大きく、麗月であると言えるだろう。
2.京都で夜の散歩をした際に見た麗月が忘れられない。
3.日本には、美しい月を見て「麗月」と表現するような、情緒を重んじる文化がある。
4.夜空を切り裂くような、くっきりとした形の三日月を見て「麗月」という言葉が思い浮かんだ。
5.イギリス人の友人に「麗月」という言葉を説明しようとしたのだが、日本独自の感性なので、英語で説明するのは難しい。

この言葉がよく使われる場面としては、美しく整っている月を見た際に、その美しさを情感を持って表現する時などが挙げられます。

例文1のように、月が大きく美しく見える際にも使える言葉ですし、例文4のように「はっきりと形が整っている」という意味で、三日月などを見た時にも使える言葉です。

日本人特有の情感を含んだ言葉ですので、風流だなと感じた場面や、心を揺さぶられるような情景に出会った際などにこのような表現を使うようにすると良いでしょう。

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