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【面白い】と【楽しい】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「面白い」(読み方:おもしろい)と「楽しい」(読み方:たのしい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「面白い」と「楽しい」という言葉は、どちらもプラスの感情を表すという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「面白い」と「楽しい」の違い

「面白い」と「楽しい」の意味の違い

面白いと楽しいの違いを分かりやすく言うと、「面白い」は目の前が明るくなるほど心惹かれる様子を意味していて、「楽しい」は満ち足りていて愉快な気持ちを意味するという違いです。どちらもプラスの意味を持つ明るい表現です。

また、面白いというのは、頭で興味深いと感じているような場合の表現であり、楽しいというのは、心でワクワクしている気持ちを感じているような場合の表現であるという違いもあります。

「面白い」と「楽しい」の英語表記の違い

面白いというのは、英語で表現するところの「Interesting」(読み方:インタレスティング)であり、興味深く心が惹かれる様子を意味しています。また、笑ってしまうほどに滑稽な様子や、コミカルな状況を「面白い」と表現したりすることもあります。

一方の楽しいというのは、英語で表現するところの「Happy」(読み方:ハッピー)や「Enjoy」(読み方:エンジョイ)であると考えると分かりやすいでしょう。心身ともに満ち足りていて、愉快な気持ちであることを表現しています。

「面白い」と「楽しい」の使い分け方

このように、面白いも楽しいもプラスの意味で使用される言葉です。違いという観点で考えると、面白いという表現の方がより知的好奇心に溢れているような表現であり、意味深いものであると考えることが出来ます。

対する楽しいという言葉は、面白いという表現よりも感覚的であり、深く考えるよりも感情が先に動いているような様子を表現しています。面白いは頭で感じているものであり、楽しいは心で感じているものであると考えるとその違いが分かりやすくなります。

「面白い」の意味

「面白い」とは

面白いとは、目の前がパッと明るくなるくらい心が惹かれている様子を意味しています。または、つい笑ってしまうほどに滑稽なことや、心が晴れ晴れするような出来事について「面白い」と表現するものです。

表現方法は「面白いアニメ」「面白い画像」「面白い写真」

「面白いアニメ」「面白い画像」「面白い写真」などが、面白いを使った一般的な言い回しです。

「面白い」の使い方

面白いを使った分かりやすい例としては、「夏休みはやることがないので面白いアニメを見て過ごす予定だ」「面白い画像をネットで探すのが趣味です」「全員が変顔をしている面白い写真を撮りたい」などがあります。

「面白い」の語源

面白いという言葉は「面」という字と「白」という字を組み合わせて出来た単語です。この「面」という字は、人間の顔、表情などを意味しています。そして「白」という字は、明るいという意味を持つ言葉です。

そのことから、面白いというのは、表情が明るくなる様子を示す単語であると言うことが出来ます。興味をそそられたり、心が惹かれたりして、目の前が明るく見えるような気分になることを面白いと表現します。

「面白くない」の意味

また、打消しの言葉を伴うことで、思っていた通りであるということを示すこともあります。例えば「今日の試合は面白くないな」という例文では、試合自体の内容がつまらないというよりは、思い通りの結末で波乱がなく面白みがないという意味になります。

「面白い」の古文的な表現での意味

古文的な表現をする場合には、面白いという言葉は、風流であり、趣が深い様子を示す言葉になります。「月の面白き」という表現を使った場合には「月が風流であり、趣深い」という意味になります。

「面白い」の英語表記

面白いという言葉は、英語では「Interesting」(読み方:インタレスティング)という単語で表現することが出来ます。

「面白い」の類語

面白いの類語としては「滑稽」や「ひょうきん」「コミカル」などの表現が挙げられます。

面白いの「面」という字を使った単語としては、気後れした顔つきのことを意味する「臆面」、記憶によって心に思い浮かべる顔や姿を意味する「面影」、顔面を布などでおおって隠すことを意味する「覆面」などがあります。

面白いの「白」という字を使った単語としては、血の気がなく青ざめていることを意味する「蒼白」、心や行いがきれいなことや後ろ暗いところがないことを意味する「潔白」などがあります。

「楽しい」の意味

「楽しい」とは

楽しいとは、満ち足りていて愉快な気持ちである様子を意味しています。楽しいの類語としては「嬉しい」や「喜ばしい」などがあります。

楽しいというのは、心や体が満ち足りている様子を表す言葉です。

表現方法は「楽しいことを考える」「楽しいことないかな」「楽しい授業」

「楽しいことを考える」「楽しいことないかな」「楽しい授業」などが、楽しいを使った一般的な言い回しです。

「楽しい」の使い方

楽しいを使った分かりやすい例としては、「楽しいことを考える瞬間が一番楽しかったりする」「楽しいことないかなと常に思い続けることで小さな発見があるはずだ」「子供たちの吸収力を高めるために楽しい授業を心掛けている」などがあります。

「楽しい」の英語表記

英語で表現するところの「Happy」(読み方:ハッピー)や「Enjoy」(読み方:エンジョイ)であると考えると分かりやすいでしょう。

「楽しい」の由来

楽しいの「楽」という漢字は、どんぐりをつけた楽器を鳴らしている様子を表現することで出来上がったものです。リズムに合わせて、踊っているようなイメージです。

このように、楽しいという言葉は、リズミカルであり、愉快であることを表現しています。心身の奏でる心地よさを表現したい時に「楽しい」という言葉を使うようにすると良いでしょう。

「楽しい」の古文的な意味

また、楽しいという言葉には、豊かである様子を示す意味もあります。作物の出来が豊かであることや、金銭的に裕福であることを楽しいと表現する場合もあります。これらの表現は古文的な文章で使用されるものです。

例えば、古文において「楽しき人」という表現があった場合、これは「裕福な人」という意味になります。「今年は楽しけれ」というのは「今年は豊作である」という意味になります。

どちらの表現も、現代ではあまり使用されるものではありませんが、覚えておくと良いでしょう。楽しいという言葉は、現代語の表現でも古文的な表現でも、プラスの意味で使用されるものです。

「楽しい」の対義語

楽しいの対義語・反対語としては、肉体的であったり精神的に我慢できないことを意味する「苦しい」、面白くないことを意味する「つまらない」などがあります。

「楽しい」の類語

楽しいの類語・類義語としては、楽しく気持ち良いことを意味する「愉快」、わくわくしている心情を意味する「心踊る」、無邪気に子供っぽいいたずらをすることを意味する「お茶目」などがあります。

楽しいという言葉に使われている「楽」という字を使った単語としては、音楽演奏のために使用される器具を意味する「楽器」、苦しみのない幸せな生活ができる所を意味する「楽園」、仕事や勉学の余暇にする遊びのことを意味する「娯楽」などがあります。

「面白い」の例文

1.なにか面白いことはないかなぁ、と常に探している。
2.人生は思う通りにばかり進まないから、面白いよなぁ。
3.新しく出来た商業施設は、目新しくて面白いお店が沢山ある。
4.彼の話はいつも面白くて、あっという間に時間が過ぎてしまう。
5.ようやく新しい仕事に慣れて、面白いと思えるようになってきた。
6.面白いテレビ番組のない昨今、若者が動画サイトへ流れていくのは必然ではなかろうか。
7.女性から面白いことをやってと無茶振りされて、面白いことが出来る人なんてこの世にいるのでしょうかね。
8.私は友達が来るまでの間、tiktokで面白い動画を見て時間を潰していました。
9.噂で今年の新入生の中で面白いやつがいると聞いていたが、それは君のことだったか。
10.いまの若手社員は仕事がしっかりできる真面目なやつばかりで、面白いやつは一人もいないね。

この言葉がよく使われる場面としては、目の前が明るくなったように感じるほど、心が惹かれる物事について表現したい時などが挙げられます。

他にも、面白いという言葉を使う場合には、笑ってしまうほど滑稽であったり、風変わりであったりすることを表現することもあります。

面白いというのは、英語で表現するところの「Interesting」であり、滑稽であったり、コミカルであることを示す言葉です。面白さや可笑しさに、目の前が明るくなるような様子を示す言葉であると覚えておくようにしましょう。

「楽しい」の例文

1.昨日発売された新曲は、楽しい感じの曲が多かったね。
2.高校時代は、毎日楽しい日々だったなぁ。
3.自分の好きなことを好きなだけできる時間が一番楽しいよね。
4.そんなつまらないことはやめて、もっと楽しいことをしようよ。
5.私は授業の中では、体育の時間が一番楽しいと感じるな。
6.そろそろ番組はお別れの時間がやってまいりました。楽しい時間はあっという間ですね。
7.子供の頃、お盆の帰省ラッシュの渋滞で退屈なときには、頭の中で楽しいことを考えてやり過ごしていました。
8.私がフリーマーケットを開催しているのは、ここに来れば何か楽しいことをやっているというような場所をつくりたいと思ったからです。
9.結婚するなら一緒にいて楽しい人より、一緒にいて苦痛じゃない人、気を使わなくていい人を選んだほうがいい。
10.作品の制作中は行き詰ったり苦しいことも多いが出来上がると次に何を作ろうかと考えているので、結局制作活動が楽しいのだと思う。

この言葉がよく使われる場面としては、心から満ち足りていて愉快な気持ちであることを表現したい時などが挙げられます。楽しいという言葉は「嬉しい」や「喜ばしい」と似たような意味を持つ言葉です。

英語で表現するところの「Happy」や「Enjoy」であると考えるとその意味が分かりやすくなります。また、古文的な表現では、豊かであることや裕福であることを意味する言葉としても使用されます。

現代語として使用しても、古語として使用しても、プラスの意味を表現する言葉であり、リズミカルで軽快な印象を持つものであると覚えておくようにすると良いでしょう。

言葉の使い方の例文
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