【ヘッダー】と【フッター】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ヘッダー」と「フッター」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ヘッダー」と「フッター」という言葉は、「文書の余白部分」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




ヘッダーとフッターの違い

ヘッダーとフッターの意味の違い

ヘッダーとフッターの違いを分かりやすく言うと、ヘッダーは上部にある領域を表現する時に使い、フッターは下部にある領域を表現する時に使うという違いです。

ヘッダーとフッターの使い方の違い

一つ目のヘッダーを使った分かりやすい例としては、「このページにヘッダーを追加する方法が分からない」「ヘッダーを削除する方法を知りたい」「ヘッダー工法は図の方が理解しやすい」などがあります。

二つ目のフッターを使った分かりやすい例としては、「ヘッダー画像やフッター画像を挿入して印刷を試みる」「フッターのページ番号のフォントを変更するにはどうすればいいだろう」「フッター編集ではない方法で脚注を入れる方がいい」などがあります。

ヘッダーとフッターの使い分け方

ヘッダーとフッターはどちらも、文書の余白部分を指す言葉ですが、存在する場所が異なります。

ヘッダーは、文書の上部や先頭部分を表す言葉で、上記例文の「ヘッダーを追加する」「ヘッダー」のように用いられています。その他にも、「ヘッダー工法」などのように「配管の集まり」を指す言葉としても使われています。

一方のフッターは、文書の下部の余白部分を表す言葉です。上記例文の「フッター画像」「フッターのページ番号」「フッター編集」などのように用いられ、ヘッダー同様、コンピュータ上で文書を作成する際に使われています。

つまり、ヘッダーは文書やウェブページの上部や先頭部分にある情報や領域を指し、フッターは下部や後尾部分にある情報や領域を指すという違いがあります。

ヘッダーとフッターの英語表記の違い

ヘッダーを英語にすると「header」となり、例えば上記の「ヘッダーを追加する」を英語にすると「add a header」となります。一方、フッターを英語にすると「footer」となり、例えば上記の「フッター画像」を英語にすると「footer images」となります。

ヘッダーの意味

ヘッダーとは

ヘッダーとは、文書の上部や先頭部分を意味しています。

その他にも、配管が集まる部分を意味する言葉として使われています。

ヘッダーの使い方

「ヘッダーにロゴデザインの挿入を行いたいと思っている」「ヘッダーに書く情報は少ない方がいい」「ヘッダーは無くても問題はないがある方が良いのは事実だろう」などの文中で使われているヘッダーは、「文書の上部」の意味で使われています。

一方、「ヘッダー配管はメンテナンスのためになるなどメリットも多いようだ」「排水ヘッダーに関する説明を受けた」「ヘッダー工法を説明する図を見せてもらった」などの文中で使われているヘッダーは、「配管の集まる部分」の意味で使われています。

ヘッダーは英語で「header」と表記され、「文書の見出し部分」「メールなどの先頭にある情報記載部分」という意味を持ちます。日本語でも同じように使われ、「ヘッダ」と表記されることもあります。

「ヘッダー配管」「排水ヘッダー」の意味

また、「管寄せ」の意味で使われることもあり、「ヘッダー配管」「排水ヘッダー」などのように使われています。上記例文の「ヘッダー工法」とは、給水や給油を行う装置から給水をそれぞれの水栓へと配管する方式を指す言葉です。

ヘッダーの対義語

ヘッダーの対義語・反対語としては、書物などの本文下に付けられた注を意味する「脚注」があります。

ヘッダーの類語

ヘッダーの類語・類義語としては、雑誌や新聞などで記事の内容が分かるように文章の前に示される簡単な言葉を意味する「見出し」、表題や題名を意味する「タイトル」、本文の上欄に書き記された注を意味する「頭注」などがあります。

フッターの意味

フッターとは

フッターとは、文書の下部の余白部分を意味しています。

フッターの使い方

フッターを使った分かりやすい例としては、「フッター欄に何を記載していいのかが分からない」「ヘッダーとフッターに情報を入力したら終わりだ」「フッターを削除する方法を調べている」などがあります。

その他にも、「フッターの役割を全く知らなかった」「フッターデザインをまとめたサイトを参考にウェブデザインの勉強をする」「ワードのフッターは設定方法が分かったがエクセルのフッターとはどの部分だろうか」などがあります。

フッターは英語で「footer」と表記され、「文書の下部に表示される情報」という意味を持ちます。他にも、「サッカー」「ラグビー」「歩行者」という意味で使われていますが、日本語ではこの意味で使われることはありません。

フッダーは誤表記

フッターの対となる、ページ上部に表示される「ヘッダー」のように「フッダー」と表記されることがありますが、これは誤りです。別表記は「フッタ」以外にないため留意が必要です。

フッターと類似している「脚注」もページ下部に表示されますが、文書作成ソフトの機能によっては区別され、別で編集欄が設けられています。

フッターの対義語

フッターの対義語・反対語としては、本や新聞の欄外上部に記した見出しを意味する「ヘッドライン」があります。

フッターの類語

フッターの類語・類義語としては、雑誌や書籍などのページの順序を示す数字を意味する「ノンブル」、ページの欄外や余白を意味する「マージン」などがあります。

ヘッダーの例文

1.ヘッダー画像に使用する画像を探しているが、今は無料でもいい画像が多いため助かっている。
2.ヘッダーを挿入するためのチュートリアルページを見ながら文書作成を行っている。
3.既存のヘッダーを編集して今回のバージョンに適した内容に変えれば、すぐに投稿を行うことができるだろう。
4.たまたまヘッダー配管に関する説明ページを読むことになった。
5.ヘッダー工法であれば凍結の心配もあまりないと聞いた。

この言葉がよく使われる場面としては、文書の上部や先頭の余白部分を意味する時などが挙げられます。

例文4や5のように、「配管の集まり」といった意味で使われることもあります。

フッターの例文

1.フッターデザインを考えてもらったため適用して早いところお披露目したいものだ。
2.HTMLのフッターと言われても、ウェブサイト作成に関する勉強をしてこなかったため混乱してしまう。
3.フッターに書かれているウェブサイト情報の文字は少し小さくてもいいだろう。
4.ワードのフッターを削除する方法は分かったが、その他の文書作成ソフトのフッターを削除する方法がわからない。
5.フッターを「フッダー」と表記するのは誤りである。

この言葉がよく使われる場面としては、文書の下部の余白部分を意味する時などが挙げられます。

どの例文の「フッター」も「フッタ」という表記にすることができます。

ヘッダーとフッターは、どちらも「文書の余白部分」を表します。どちらを使うか迷った場合は、上部にある領域を表す場合は「ヘッダー」を、下部にある領域を表す場合は「フッター」を使うと覚えておけば間違いありません。

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