【サンキュー】と【サンクス】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「サンキュー」と「サンクス」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「サンキュー」と「サンクス」という言葉は、「ありがとう」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




サンキューとサンクスの違い

サンキューとサンクスの意味の違い

サンキューとサンクスの違いを分かりやすく言うと、サンキューよりもサンクスの方がカジュアルな表現であるという違いです。

サンキューとサンクスの使い方の違い

一つ目のサンキューを使った分かりやすい例としては、「道を譲ったらサンキュークラクションでお礼をしてもらった」「サンキューという言葉は商品名やサービス名に用いられることも多い」「サンキューは相手が親しい友人であれば使っている」などがあります。

二つ目のサンクスを使った分かりやすい例としては、「映画のスペシャルサンクス欄に友人の名前が記載されており誇らしくなった」「サンクスページは商品購入後に表示される画面だ」「サンクスとだけメッセージが送られてきた」などがあります。

サンキューとサンクスの使い分け方

サンキューとサンクスはどちらも、英語で「ありがとう」を意味する言葉です。日本ではカタカナ語として使われており、意味や使い方に特に大きな違いはありません。

サンキューは、英語の「Thank you」をカタカナ語として使用している言葉で、お礼を伝えるための基本的なフレーズです。あくまで「ありがとう」という意味であるため、日本語の「ありがとうございます」ほどの丁寧さはありません。

一方のサンクスは、英語の「thanks」をカタカナ語として使用している言葉で、身近の親しい人に対して感謝を伝える場合に用いられるフレーズです。サンキュー同様、丁寧さはなく、目上の人に対して使うには適していません。

つまり、サンキューよりもサンクスの方がさらにカジュアルな表現であるという違いがありますが、日本語として用いられる場合にはどちらの言葉もビジネスシーンなどフォーマルな場面には適していないため、「感謝いたします」など別の表現が用いられています。

サンキューとサンクスの英語表記の違い

サンキューを英語にすると「thank you」となり、例えば上記の「サンキュークラクション」を英語にすると「thank you horn」となります。

一方、サンクスを英語にすると「thanks」となり、例えば上記の「スペシャルサンクス」を英語にすると「special thanks」となります。

サンキューの意味

サンキューとは

サンキューとは、ありがとうを意味しています。

サンキューの使い方

サンキューを使った分かりやすい例としては、「ノーサンキューは結構ですという意味があるが、日本語での断り方として丁寧とは言えない」「購入完了後にサンキューページが表示された」「サンキューと書かれたカードとプレゼントを用意した」などがあります。

その他にも、「ネットスラングのサンガツはサンキューガッツの略だそうだ」「サンキューは子どもでも練習すれば英語で書けるだろう」「サンキューの返しとして英語で返すべきか日本語で返すべきか迷う」などがあります。

サンキューは英語で「thank you」と表記され、「ありがとう」を表します。「感謝する」「礼を言う」といった意味を持つ動詞「thank」と「あなた」を意味する「you」を組み合わせた慣用表現です。

日本語でも同じように使われ、「センキュー」とより英語発音に近い表記をすることもありますが、どちらも丁寧なお礼表現ではないため、目上の人に対してお礼を伝えるために用いる場合には適していません。

表現方法は「サンキュークラクション」

上記例文の「サンキュークラクション」とは、クラクションを軽く鳴らして相手のドライバーに礼を伝える行為を指します。本来は、危険防止のため以外にクラクションを鳴らすのは道路交通法で違反と定められているため、お礼にはハンドサインが適しています。

サンキューの対義語

サンキューの対義語・反対語としては、不必要なお節介を意味する「余計なお世話」があります。

サンキューの類語

サンキューの類語・類義語としては、厚く礼を述べることや深くお詫びすることを意味する「多謝」、受けた恩をありがたく思うことを意味する「恩に着る」、身に受けた恩に対して感謝の念でいっぱいである様子を意味する「かたじけない」などがあります。

サンクスの意味

サンクスとは

サンクスとは、感謝する時に用いる語を意味しています。

サンクスの使い方

サンクスを使った分かりやすい例としては、「式で流すムービーのスペシャルサンクスに友人の名前を書きたい」「今回サンクスバイトが行われ、新郎の兄がウェディングケーキを食べさせてもらっていた」などがあります。

その他にも、「サンクスギビングデーの文化は食べる料理についてしか知らない」「thxとだけ返事が来たが、サンクスを意味するネットスラングであることを知った」「サンクスと書かれている絵文字だけのためにスタンプを買った」などがあります。

サンクスは英語で「thanks」と表記され、「ありがとう」を表すフランクな表現です。「感謝」を意味する名詞「thank」の複数形であり、「thanks a lot」という表現で「大変感謝しています」「どうもありがとう」といった意味となります。

日本語でも同じように使われますが、英語同様に丁寧な表現ではないため、目上の人に対してお礼を伝えるために用いる場合には適しておらず、「感謝申し上げます」「お礼申し上げます」など別の表現が用いられます。

表現方法は「スペシャルサンクス」「サンクスギビング」

上記例文の「スペシャルサンクス」とは、映画やドラマ、ゲーム、動画作品などのクレジットに記載される、作品に大きな影響を与えた職名のない人たちを指す言葉です。直訳の通り、特別な感謝を伝えたい相手を掲載する欄として使われています。

また、「サンクスギビング」とは、収穫と祝福に感謝や犠牲をささげる日をされているアメリカやカナダの祝日です。七面鳥を食すことから「七面鳥の日」と呼ばれることもあり、日本では「収穫感謝日」「感謝祭」とも呼ばれています。

サンクスの類語

サンクスの類語・類義語としては、感謝や謝罪を意味する「どうも」、ありがとうございますを省略した若者言葉である「あざっす」、関西地方においてありがとうを意味する「おおきに」などがあります。

サンキューの例文

1.サンキューというお礼は様々な場面で使われており、メッセージアプリのスタンプなどにも書かれていることがある。
2.若者に人気の雑貨屋であるサンキューマートは取り扱い商品が390円であるのが特徴だ。
3.サンキューソーマッチを省略した「tysm」はSNSや親しい友人とのメールなどで用いられている表現だ。
4.車線変更時に行われることが多いサンキューハザードは日本独特の文化のようだ。
5.サンキュー事故は譲られた側の運転手の注意力が散漫になってしまうと起きやすい事故だと言える。

この言葉がよく使われる場面としては、ありがとうを意味する時などが挙げられます。

例文5の「サンキュー事故」とは、優先車両が非優先車両に道を譲ることで発生する事故を指す言葉で、優先車両と非優先車両とは全く別の車両や歩行者などが被害者となります。

サンクスの例文

1.後輩にもらったサンクスカードに、相談に乗ってもらえて助かったという旨が書かれており、余計なお世話にならず安心した。
2.目上の人に対してサンクスとお礼を言うなんてことできるはずがなかった。
3.決済されたという通知は来たが、未だにサンクスページが表示されないため若干不安になっている。
4.今年はサンクスギビングにあやかって家族で美味しいものを食べようという話になった。
5.コンビニエンスストアのサンクスを知っている人は身近にもうほとんどいない。

この言葉がよく使われる場面としては、感謝する時に用いる語を意味する時などが挙げられます。

例文1の「サンクスカード」とは、相手に感謝を伝えるためのカードであり、特に職場の従業員同士で送り合うものを指します。今日では、実際にメッセージカードを送るだけでなく、アプリで感謝を伝えるシステムも存在します。

サンキューとサンクスは、どちらも「ありがとう」を表します。どちらを使うか迷った場合は、「サンキュー」よりも「サンクス」の方がカジュアルな表現であると覚えておけば間違いありません。

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