【平日】と【祝日】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「平日」(読み方:へいじつ)と「祝日」(読み方:しゅくじつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「平日」と「祝日」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




平日と祝日の違い

平日と祝日の意味の違い

平日と祝日の違いを分かりやすく言うと、平日とは普通の日、祝日とは国で定めた祝いの日という違いです。

平日と祝日の使い方の違い

一つ目の平日を使った分かりやすい例としては、「英語のレッスンは平日の夜にあります」「夫は平日休みの仕事をしています」「ETCの平日朝夕割引はお得です」「平日朝の通勤ラッシュが辛いです」などがあります。

二つ目の祝日を使った分かりやすい例としては、「カレンダーで次の祝日はいつなのかを確認する」「祝日に挟まれた平日が休日になります」「祝日法により2026年の9月は4連休があります」「国民の祝日に関する法律の一部が改正されました」などがあります。

平日と祝日の使い分け方

平日と祝日という言葉は、どちらも日付の種別に使用されていますが、意味や使い方には大きな違いがあります。

平日とは、日曜や祝祭日以外の普通の日を意味します。最近では土曜日も平日と呼ぶことがなくなり、一般的に平日は月曜日から金曜日までを言うようになっています。上記例文の「平日休み」とは、土曜日や日曜日に出勤し、月曜日から金曜日のいずれかが休日となることを表現する言い回しです。

祝日とは、祝いの日を意味し、日本では「国民の祝日」を指す言葉です。国民の祝日は、国民の祝日に関する法律に基づいて定められたもので、現在16の祝日があります。国民の祝日は休日になり、祝日と祝日の間に平日があった場合には「国民の休日」となり連休になります。

つまり、平日とは普通の日であり、祝日とは祝いの日を意味します。二つの言葉は似ていますが、意味は全く異なるので区別して使うようにしましょう。

平日と祝日の英語表記の違い

平日を英語にすると「weekday」「workday」となり、例えば上記の「平日の夜に」を英語にすると「on weekday evenings」となります。一方、祝日を英語にすると「national holiday」「public holiday」となり、例えば上記の「次の祝日」を英語にすると「next public holiday」となります。

平日の意味

平日とは

平日とは、ふだん、平素を意味しています。

その他にも、「日曜・祝祭日以外の日、最近は土曜日も除くことがある」の意味も持っています。

平日の読み方

平日の読み方は「へいじつ」の他に「ひらび」とも読みますが、「ひらび」と読む場合は「ふだん、平素」の意味を持ちません。

平日の使い方

「平日利用しているバスが運休になりました」「平日よりお世話になっております」「平日から食事に気を使っています」などの文中で使われている平日は、「ふだん、平素」の意味で使われています。

一方、「平日限定のランチビュッフェに行きました」「平日は英語を使って仕事をしています」「平日しかできないことをやりたい」「美容師は平日休みの仕事です」などの文中で使われている平日は、「日曜・祝祭日以外の日」の意味で使われています。

平日とは、上記の例文にあるように二つの意味を持ちますが、一般的には「日曜・祝祭日以外の日」の意味で用いられています。平日の「平」は訓読みで「たいら」と読み、 特別なことがないことを表す漢字です。

平日はいつか

平日とは何曜日から何曜日までのことかというと、一般的には月曜日から金曜日までのことを指します。かつては土曜日を平日としていましたが、週休二日制の導入によって土曜日を休みとする学校や企業が多くなったため、現在では土曜日を平日に含めなくなっています。

平日の対義語

平日の対義語・反対語としては、休みの日や国民の祝日を意味する「休日」、1週間の終わりころを意味する「週末」などがあります。

平日の類語

平日の類語・類義語としては、平素や日常を意味する「常日頃」、ふだんや常日頃を意味する「平生」、1週間のうち日曜や土曜を除いた日を意味する「週日」、日曜以外または土曜日曜以外の日を意味する「ウイークデー」などがあります。

祝日の意味

祝日とは

祝日とは、祝いの日、めでたい日、特に国が定めた祝いの日を意味しています。

祝日の読み方

祝日の読み方は二通りあり、「しゅくじつ」の他に「いわいび」とも読みます。ただし、国が定めた祝いの日のことは「しゅくじつ」と呼び、「いわいび」と言うことはありません。

祝日の使い方

祝日を使った分かりやすい例としては、「平成17年に祝日法が改正されました」「6月のカレンダーには祝日がありません」「祝日法に定める休日を除く」「日本の祝日を英語で説明する」などがあります。

その他にも、「祝日法適用で11年ぶりに4連休になります」「エクセルで祝日の一覧表を作成しました」「条件付き書式で祝日に色付けしてみよう」「振替休日は祝日法第3条第2項による休日です」などがあります。

祝日とは、祝いの日を意味し、祝い事のあるめでたい日を表します。特に国が定めた祝いの日を指す言葉になっており、日本の祝日は「国民の祝日に関する法律」によって定められています。

祝日に関する法律

国民の祝日に関する法律は、通称「祝日法」と言います。元旦、成人の日、建国記念日など年間に計16の日を「国民の祝日」と定め、この日を休日としています。国民の祝日が日曜日に当たるときは、翌日が休日となります。

祝日の対義語

祝日の対義語・反対語としては、ふだんの日を意味する「平日」などがあります。

祝日の類語

祝日の類語・類義語としては、神社などで祭りを行う日を意味する「祭日」、旧制で国が定めた祝日または祭日を意味する「祝祭日」、国民の祝日のことを意味する「旗日」、ある神仏に特定の由緒ある日を意味する「縁日」などがあります。

平日の例文

1.今日は平日なので、ショッピングセンターが空いていて買い物しやすいです。
2.平日ランチはお得ですが、それでも物価高で1,000円以内で食べられることが珍しくなりました。
3.法律で平日についての定義があるのか、弁護士の友人に尋ねてみました。
4.平日は英語の講師をしており、休日は時々ツアーガイドを副業でやっています。
5.私のなかでは土曜日は休日なのですが、平日に土曜日が入ると考える世代もあるようです。

この言葉がよく使われる場面としては、平生や平素、祝祭日など以外の普通の日を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、平日という言葉は、日常会話からビジネスシーンまで幅広い場面で使用されています。

祝日の例文

1.定年を終えていつも家にいるようになってから、今日が平日なのか祝日なのか全く気にしなくなりました。
2.今年の三連休はどれぐらいあるのかが気になって、2025年のカレンダーを確認しました。
3.日本の祝日を一覧にしてみると、季節や行事を大事にしている国民性であることがわかりました。
4.国民の祝日に関する法律制定により、明治節は廃止され11月3日は「文化の日」になりました。
5.2026年の9月は、敬老の日と秋分の日に挟まれた22日が祝日となるので4連休になります。

この言葉がよく使われる場面としては、祝いごとのある日、特に国で定めた祝いの日を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、祝日という言葉は、日常生活からビジネスシーンまで幅広い場面で使用されています。

平日と祝日という言葉は、似ていますが意味は異なります。どちらの言葉を使うか迷った場合、普通の日を表現したい時は「平日」を、国で定めた祝いの日を表現したい時は「祝日」を使うようにしましょう。

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