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【いづれ】と【いずれ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ読み方の「いづれ」と「いずれ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「いづれ」と「いずれ」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「いづれ」と「いずれ」の違い

「いづれ」は「いずれ」の間違い

「いづれ」と「いずれ」の違いを分かりやすく言うと、「いづれ」とは「いずれ」の間違った使い方、「いずれ」とはどちらやどっちのことという意味です。

「いづれ」は誤字

一般的には「いづれ」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「いずれ」のことを間違えて「いづれ」として使っている人がほとんどです。

また、「いずれ」に似た「何れ」や「孰れ」という言葉があるのですが、どちらも「いずれ」を漢字にした言葉なので置き換えて使っても問題ありません。

「いずれ」は正しい日本語

正しい言葉である「いずれ」を使った分かりやすい例としては、「いずれバレてしまうので自分から犯人と名乗ろう」「来週の水曜日か木曜日いずれかの日程をお選びください」「いずれまたこの場所に帰ってきたい」などがあります。

「いずれ」という言葉はあっても「いづれ」という言葉は存在しないことを覚えておきましょう。同時に「いずれ」という単語の意味について「どちらやどっちのこと」と覚えておくようにしてください。

「いずれ」の英語表記

「いずれ」を英語にすると「someday」となり、例えば上記の「いずれまたこの場所に帰ってきたい」を英語にすると「I want to come back to this place someday」となります。

「いづれ」の意味

「いづれ」とは

「いづれ」とは、「いずれ」の間違った使い方を意味しています。

「いづれ」と間違える理由は発音

「いづれ」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。発音が同じなため、「いずれ」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けてください。

しかし、「いづれ」は現代の辞書には載っていない間違った言葉なのですが、古文などの過去の文献で歴史的仮名使いとして使われていました。昔は使われていた言葉ということを頭の片隅に入れておきましょう。

「いずれ」の意味

「いずれ」とは

「いずれ」とは、どちらやどっちのことを意味しています。

その他にも、色々な過程を経た上で結果を言うことや、あまり遠くない将来のことの意味も持っています。

「いずれ」の使い方

「いずれの品も名品揃いだ」「合格、不合格いずれの場合も結果を速達で郵送致します」「この商品の中からいずれか一つをお選びください」などの文中で使われているいずれは、「どちらやどっちのこと」の意味で使われています。

一方、「いずれ改めてお伺い致します」「その場は誤魔化せたとしてもいずれバレてしまうに決まっている」などの文中で使われているいずれは、「色々な過程を経た上で結果を言うことや、あまり遠くない将来のこと」の意味で使われています。

「いずれ」という言葉の品詞は、代名詞と副詞二つあります。「どちらやどっちのこと」の意味で使う場合は、不定称の指示代名詞となり、「色々な過程を経た上で結果を言うことや、あまり遠くない将来のこと」の意味で使う場合は、副詞になります。

表現方法は「いずれか」「いずれも」「いずれにしても」

「いずれ」は、様々な表現方法があります。よく使われる表現方法としては、「いずれか」「いずれも」「いずれにしても」「いずれにせよ」などです。

「いずれ」の類語

「いずれ」の類語・類義語としては、近いうちのことを意味する「近日」、それが実現するまでにそれほどのの時間を要しないことを意味する「そのうち」、あまり時間や日数が経たないうちにある事が起こることを意味する「やがて」などがあります。

その他にも、時間的に隔たらないことを意味する「近近」、時期に早い遅いはあってもいつかはということを意味する「遅かれ早かれ」、早いことと遅いことを意味する「早晩」、後ほどのことを意味する「追って」などがあります。

「いずれ」を漢字にした「何れ」の何の字を使った別の言葉としては、不定称の指示代名詞で時に関して不定や疑問の意を表すことを意味する「何時」(読み方:いつ)、不定称の指示代名詞で「どこ」を意味する「何処」(読み方:いずこ)などがあります。

「いづれ」の例文

1.いづれという言葉は存在しないので、おそらくいずれの言い間違いだろう。
2.いづれ会いに行くと言葉を使う人がいるが、正しくはいずれ会いに行くです。
3.いずれまた話そうという言葉はあるが、いづれまた話そうという言葉はない。
4.いづれという言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
5.いずれという言葉は、どちらやどっちのことを表現する言葉で、いづれという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「いずれ」という言葉を間違えて「いづれ」と表現している時などが挙げられます。

「いづれ」という言葉は、広く使われている言葉ではなく、「いずれ」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。「いづれ」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「いづれ」はなく、「いずれ」と表現するのが正しい使い方です。

「いずれ」の例文

1.サイドメニューはチキンナゲットかフライドポテトからいずれか一つを選んでください。
2.頂いた日程ですと、いずれの日も大丈夫です。よろしくお願いします。
3.来週の土日は予定がないのでいずれも出勤可能です。
4.海外でプレイしている日本のエースが、いずれまた日本に戻ってプレーしたいとインタビューで語っていた。
5.あと10年生きていたら、いずれ私が言いたかったことが分かるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、どちらやどっちのことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、色々な過程を経た上で結果を言うことや、あまり遠くない将来のことを表現したい時に使います。

「いずれ」という言葉は、複数の意味を持っているので様々な場面で使うことが出来るので、適切な使い方を覚えていきましょう。

例文1から例文3は、どちらやどっちのことの意味で使われています。また例文4は、あまり遠くない将来のことの意味で使われており、例文5は、色々な過程を経た上で結果を言うことの意味で使います。

「いづれ」と「いずれ」どちらを使うか迷った時には、「いづれ」は辞書にない言葉なので、「いずれ」を使うようにしてください。

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