似た意味を持つ「正確」(読み方:せいかく)と「的確」(読み方:てきかく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「正確」と「的確」という言葉は、どちらも「間違いのないさま」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
正確と的確の違い
正確と的確の意味の違い
正確と的確の違いを分かりやすく言うと、正確とは正しく間違いがないこと、的確とはぴったりと合っていて間違いがないことという違いです。
正確と的確の使い方の違い
一つ目の正確を使った分かりやすい例としては、「家具を購入するので正確な寸法が知りたいです」「ニュースをいち早く正確にお伝えします」「正確に分かりやすく伝えたい」「正確にデータ分析を行うようにする」などがあります。
二つ目の的確を使った分かりやすい例としては、「政治の動きを的確に捉えるべきです」「問題の的確な解決をはかる方法を究明する」「課長は的確に指示を出してくれません」「情報を的確に選び取るトレーニングが必要だ」などがあります。
正確と的確の使い分け方
正確と的確という言葉は、どちらも間違いのないことを表しますが、意味や使い方には違いがあります。
正確とは、正しく確かなことを意味し、事実あるいは基準となるものに合っていて間違いのないことを表します。「正確な寸法」「正確に計算する」のような使い方で、数値的な誤差が問題となるようなケースに使用されることが多い言葉です。
的確とは、的を外さずに確かなことを意味し、ぴったりと当てはまって間違いのないさまを表します。上記例文にある「的確な指示」とは、間違いのない指図のことであり、ポイントを押さえて過不足なく必要な事柄を伝える様子を表します。
つまり、正確とは事実にあっていて間違いがないことを表し、的確とはぴったり当てはまっていて間違いがないことを意味します。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。
正確と的確の英語表記の違い
正確も的確も英語にすると「accurate」「correct」「exact」となり、例えば上記の「正確な寸法」を英語にすると「accurate measurements」となります。
正確の意味
正確とは
正確とは、正しく確かなこと、事実と合っていて少しも間違いのないことを意味しています。
正確の読み方
正確の読み方は「せいかく」です。同じ読み方をする熟語に「精確」や「性格」がありますが、意味が異なるため書き間違いに注意しましょう。
正確の使い方
正確を使った分かりやすい例としては、「キーボード入力を正確に行う」「読書に正確さは重要ではありません」「この部屋には一つも正確な時計がありません」「アナログ時計では正確な時刻はわからないだろう」などがあります。
その他にも、「自己PRで正確性をアピールする」「運転の精確性を競うスポーツがあります」「英語で何て言うのか正確には分かりません」「今の気持ちを英語で正確に言い表すことはできますか」などがあります。
正確の「正」は訓読みで「ただしい」と読み、間違いがないことや事実に合っていることを表します。「確」は訓読みで「たしか」と読み、はっきりしていて間違いがないことを表す漢字です。正確とは、正しくて確実なことを意味し、実情にぴったりとあっているさまを表します。
表現方法は「正確性」
正確を用いた日本語には「正確性」があります。ビジネスシーンにおける正確性とは、与えられた業務に対してミスなく漏れなく遂行する力です。就職活動の自己PRの一つとして用いられることの多い言葉です。
正確の対義語
正確の対義語・反対語としては、正確でないことを意味する「不正確」などがあります。
正確の類語
正確の類語・類義語としては、はっきりしていて間違いのないことを意味する「明確」、たしかで間違いのないことを意味する「確実」、詳しくて間違いのないさまを意味する「精確」、たしかではっきりしたさまを意味するなどがあります。
的確の意味
的確とは
的確とは、的を外さないで、間違いがないことを意味しています。
的確の漢字表記
的確は「適確」とも書くことができますが、一般的には「的確」と表記されています。
的確の読み方
的確の読み方は二通りあり、「てきかく」のほかに「てっかく」とも読みます。ただし「てっかく」と読まれることは現代において少なくなっています。
的確の使い方
的確を使った分かりやすい例としては、「国民に的確な情報提供を行う」「業務の的確さを競うコンテストがあります」「最新のニュースを的確に伝える」「的確な判断が強く求められています」などがあります。
その他にも、「保育ニーズを的確に把握する」「除雪は的確に行うようにしてください」「英語の先生はいつも的確な助言をしてくれます」「日々変化する社会情勢に的確に対応する」「的確なアドバイスをありがとうございます」などがあります。
的確の「的」は訓読みで「まと」と読み、物事をするときの目標や対象、あるいは物事の核心を表します。間違いのないさまやハッキリとしている様子を表す「確」と結びつき、的確とは、間違いがなくぴったりであること、核心をついているさまを意味します。
「的確請求書発行事業者の登録申請書」は誤用
的確を用いた誤った表現には「的確請求書発行事業者の登録申請書」があります。正しくは「適格請求書発行事業者の登録申請書」であり、適格請求書発行事業者とは、インボイス制度の実施後において、税務署により適格請求書の発行の承認を得た事業者のことです。
的確の対義語
的確の対義語・反対語としては、大事な点をはずしていることや見当違いなことを意味する「的外れ」などがあります。
的確の類語
的確の類語・類義語としては、ある条件や要求などに上手くあてはまることを意味する「適当」、適当で正しいことを意味する「適正」、しっかりして動かないさまを意味する「確固」、ある条件や事情にぴったり当てはまることを意味する「適合」などがあります。
正確の例文
この言葉がよく使われる場面としては、事実あるいは基準となるものに合っていて間違いのないことを表現したい時などが挙げられます。
例文4にある「正確に行う」とは、 間違いなく行うことを意味し、「適切に遂行する」「厳格に進める」などと言い換えることができます。
例文5にある正確と精確の違いは、正確は正しいという意味合いがあり、精確は詳しいという意味合いを含む点にあります。
的確の例文
この言葉がよく使われる場面としては、的をはずれず確かなこと、真相を突いていて正確なことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、的確という言葉は、日常会話からビジネスシーンまで幅広い場面で使用されています。
正確と的確という言葉は、どちらも「間違いないこと」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、正しく間違いがないことを表現したい時は「正確」を、ぴったりと合っていて間違いがないことを表現したい時は「的確」を使うようにしましょう。