【シャットダウン】と【再起動】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「シャットダウン」(読み方:しゃっとだうん)と「再起動」(読み方:さいきどう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「シャットダウン」と「再起動」という言葉は、どちらもコンピュータの電源を切る動作のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「シャットダウン」と「再起動」の違い

「シャットダウン」と「再起動」の違いを分かりやすく言うと、「シャットダウン」は完全に電源を切ること、「再起動」は一度電源を切ってすぐ立ち上げ直すことという違いです。

一つ目の「シャットダウン」を使った分かりやすい例としては、「作業が終わったのでパソコンをシャットダウンしました」「停電に備えてすべての機器をシャットダウンしておきます」「仕事を終えたらきちんとシャットダウンして電源を切るようにしています」などがあります。

二つ目の「再起動」を使った分かりやすい例としては、「パソコンの動作が重くなったので再起動しました」「更新プログラムを適用するために一度再起動します」「スマートフォンの不具合を直すために再起動してみました」などがあります。

「シャットダウン」と「再起動」はどちらもコンピュータの電源を切る動作のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「シャットダウン」は「電源を完全に切る」という意味で、すべての動作を終了し、システムを停止させる行為を指します。たとえば、「一日の作業が終わったのでパソコンをシャットダウンした」のように、完全に電源を落とす場面で使われます。

一方、「再起動」は「一度電源を切ってすぐに立ち上げ直す」という意味で、システムをリフレッシュしたり、設定を反映させたりする目的で行う操作を指します。

たとえば、「動作が不安定だったので再起動したら直った」のように、電源を切ったあとすぐ再び起動させるニュアンスがあります。

つまり、完全に電源を切るのが「シャットダウン」、一度電源を切ってすぐ立ち上げ直すのが「再起動」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

「シャットダウン」を英語にすると「shutdown」となり、例えば「作業が終わったのでパソコンをシャットダウンしました」は英語で「I shut down my computer after finishing my work」となります。

一方、「再起動」を英語にすると「restart」または「reboot」となり、例えば「パソコンの動作が重くなったので再起動しました」は「I restarted my computer because it was running slowly」となります。

「シャットダウン」の意味

「シャットダウン」とは、コンピュータを使用した後にシステムを停止する操作のことを意味しています。

「シャットダウン」を使った分かりやすい例としては、「仕事が終わったのでパソコンをシャットダウンしました」「長時間使わないときはシャットダウンしておくのが安全です」「雷が近づいてきたので、念のため全ての機器をシャットダウンしました」などがあります。

「シャットダウン」は、コンピュータや電子機器の電源を完全に切ることを意味する言葉です。日常的にはパソコンやスマートフォンなどの機器を終了させる際に使われることが多く、「終了」や「電源オフ」とほぼ同じ意味を持ちます。

「シャットダウン」を使う上で注意しなければならないのは、単にスリープや休止状態とは異なり、すべての動作が停止するという点です。

スリープや休止状態は一時的に電力を抑えてすぐ再開できる状態ですが、シャットダウンは完全に電源が切れるため、再び起動するには時間がかかります。

また、「シャットダウン」は英語圏でも通じる正式な英単語ですが、英語では「機械を停止させる」「工場などを閉鎖する」といった意味でも使われる点に注意が必要です。たとえば、「工場を閉鎖する」は英語で 「shut down the factory」 と表現します。

「シャットダウン」の類語・類義語としては、電源を一時的に切らずに中断することを意味する「スリープ」、動作を一時的に停止させる「休止状態」などがあります。

「再起動」の意味

「再起動」とは、コンピュータなどの機器の電源を落とし再び起動させることを意味しています。

「再起動する」「再起動が必要」「再起動をかける」などが、「再起動」を使った一般的な言い回しになります。

「再起動」を使った分かりやすい例としては、「パソコンの動作が遅いので再起動しました」「更新を適用するためにシステムを再起動する必要があります」「スマートフォンを再起動したら不具合が直りました」などがあります。

「再起動」とは、一度電源を切ってから再び立ち上げることを意味する言葉です。コンピュータやスマートフォン、タブレットなどの電子機器をリフレッシュしたり、設定変更を反映させたりする際に使われます。

例えば、「アプリのインストール後は再起動してください」という表示が出る場合、それは新しいソフトや更新内容を正しく反映させるために、システムを一度リセットして立ち上げ直す必要があるというニュアンスです。

「再起動」は、システムが長時間稼働することで蓄積したエラーや一時データをリセットし、動作を安定させる効果があります。そのため、パソコンやスマートフォンの調子が悪いときに「まず再起動してみてください」と言われるのはこのためです。

ただし、保存していないデータがある状態で「再起動」すると、内容が失われる可能性があるため、事前に作業内容を保存しておくことが重要です。

「再起動」の類語・類義語としては、一時的に動作を止めてすぐ復帰できる「スリープ」などがあります。

「シャットダウン」の例文

1.今日の作業がすべて終わったので、忘れないうちにパソコンをシャットダウンしました。
2.外出前には必ずパソコンをシャットダウンして、電源を切るようにしています。
3.システム更新が完了した後は、自動的にシャットダウンされる設定にしています。
4.会議室のパソコンを使い終わったら、データを保存してからシャットダウンしてください。
5.雷の予報が出ていたので、万が一に備えてすべての機器をシャットダウンしました。

この言葉がよく使われる場面としては、コンピュータを使用した後にシステムを停止する操作のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「シャットダウン」は完全に電源を切る時に使う言葉です。

「再起動」の例文

1.パソコンの動作が重くなったので、一度再起動してシステムをリフレッシュしました。
2.更新プログラムを反映させるために、作業を中断して再起動する必要があります。
3.スマートフォンの通信が不安定なときは、再起動すると改善することが多いです。
4.エラーが頻発するため、トラブル解消の第一歩として再起動を試しました。
5.再起動を行うと一時的な不具合が解消されることが多いので、困ったときは試してみます。

この言葉がよく使われる場面としては、コンピュータなどの機器の電源を落とし再び起動させることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「再起動」は一度電源を切ってすぐ立ち上げ直す時に使う言葉です。

「シャットダウン」と「再起動」はどちらもコンピュータの電源を切る動作のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、完全に電源を切るのが「シャットダウン」、一度電源を切ってすぐ立ち上げ直すのが「再起動」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

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