【お帰りになられる】と【お帰りになる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「お帰りになられる」と「お帰りになる」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お帰りになられる」と「お帰りになる」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「お帰りになられる」と「お帰りになる」の違い

「お帰りになられる」は「お帰りになる」の間違い

「お帰りになられる」と「お帰りになる」の違いを分かりやすく言うと、「お帰りになられる」とは「お帰りになる」の間違った使い方、「お帰りになる」とは帰るの尊敬語です。

「お帰りになられる」は誤字

一般的には「お帰りになられる」という言葉は存在しません。読み方が似ていることから、「お帰りになる」のことを間違えて「お帰りになられる」を使っている人がほとんどです。

「お帰りになる」は正しい日本語

正しい言葉である「お帰りになる」を使った分かりやすい例としては、「お客様がお帰りになるようなので送迎の準備をお願いします」「あなたがお帰りになるのであれば私も一緒に帰ります」「彼がお帰りになる」などがあります。

「お帰りになる」という言葉はあっても、「お帰りになられる」という言葉は存在しません。同時に「お帰りになる」という単語の意味について「帰るの尊敬語」と覚えておきましょう。

「お帰りになる」の英語表記

「お帰りになる」を直訳した英語はないのですが、帰るを英語にすると「go home」となり、例えば上記の「彼がお帰りになる」を英語にすると「He is going home」となります。

「お帰りになられる」の意味

「お帰りになられる」とは

「お帰りになられる」とは、「お帰りになる」の間違った使われ方です。

「お帰りになられる」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「お帰りになる」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「お帰りになられる」は二重敬語

「お帰りになられる」がなぜ間違った言葉かと言うと、二重敬語になるからです。二重敬語とは「尊敬語+尊敬語」や「謙譲語+謙譲語」のように同じ種類の敬語を重複させることを言います。

「お帰りになられる」の場合だと、「お帰りになる」が帰ることの尊敬語であり、「られる」が尊敬の気持ちを表わす助動詞になります。そのため、「尊敬語+尊敬語」の例に当てはまり、二重敬語となってしまうので注意が必要です。

「お帰りになられる」の他にも、二重敬語として間違って使われている日本語はたくさんあります。例を挙げると、「お話になられる」「ご覧になられる」「お休みになられる」「お越しになられる」「おっしゃられました」などがあります。

二重敬語はより丁寧な言い回しに聞こえますが、敬語の過剰表現であり、まわりくどい印象を与えてしまうため適切ではありません。特にビジネスシーンで使ってしまうと、相手に悪い印象を与える可能もあるので気を付けましょう。

「お帰りになる」の意味

「お帰りになる」とは

「お帰りになる」とは、帰るの尊敬語を意味しています。

「お帰りになる」の使い方

「お帰りになる」を使った分かりやすい例としては、「お嬢様がお帰りになるので車の手配をします」「お客様がお帰りになるそうなのでレジをお願いします」「これを持ってお帰りになるときっと幸せが訪れるでしょう」「社長がお帰りになるまでに資料を用意しておきます」などがあります。

「お帰りになる」は「帰る」の尊敬語

「お帰りになる」は、自分の家や元いた場所に戻ることを意味する「帰る」の尊敬語になります。また、「帰る」を丁寧語にすると「帰ります」となり、謙譲語にすると「お暇する」(読み方:おいとまする)と覚えておきましょう。

「お帰りになる」は尊敬語なので目上の人が帰る場合に使用する言葉で、ビジネスシーンにおいてよく使われています。

表現方法は「お帰りになるようです」「お帰りになるそうです」「お帰りになるまで」

「お帰りになる」の言い回しとしては、「お帰りになるようです」「お帰りになるそうです」があります。どちらも目上の人が帰宅することを第三者に伝える場合に使います。上記の例文を挙げると「お客様がお帰りになるそうなのでレジをお願いします」となります。

その他の言い回しとしては、「お帰りになるまで」があります。「お帰りになるまでは」は目上の人が帰ってくるまでの間ということを意味しています。上記の例文を挙げると「社長がお帰りになるまでに資料を用意しておきます」となります。

「お帰りになる」の類語

「お帰りになる」の類語・類義語としては、戻るの尊敬語を意味する「お戻りになる」、自分の家に帰ることを意味する「帰宅」などがあります。

「お帰りになられる」の例文

1.「お帰りになられる」という言葉は存在しないので、おそらく「お帰りになる」の言い間違いだろう。
2.「お帰りになる」という言葉は帰るの尊敬語で、「お帰りになられる」という言葉はない。
3.「お帰りになられる」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.お客様がお帰りになられるという言葉を使う人はいるが、正しくはお客様がお帰りになるです。
5.専務がお帰りになるという言葉はあるが、専務がお帰りになられるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「お帰りになる」という言葉を間違えて「お帰りになられる」と表現している時などが挙げられます。

「お帰りになられる」という言葉は二重敬語なので、「お帰りになる」を間違えて使っている可能性が高いです。

「お帰りになられる」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「お帰りになられる」ではなく、「お帰りになる」と表現するのが正しい使い方です。

「お帰りになる」の例文

1.講演会が終わって先生がお帰りになるので、お見送りお願いします。
2.家庭訪問が無事終わったので担任の先生がお帰りになる。
3.社長がお帰りになるので、すぐ車を出せる準備をしておいてください。
4.こちらの資料は課長がお帰りになるまでに、必ず完成させますのでご安心ください。
5.先方がお帰りになるようなので、タクシーを呼んでおいてください。

この言葉がよく使われる場面としては、帰るの尊敬語を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、目上の人が帰る場合に使う言葉になります。

「お帰りになられる」と「お帰りになる」どちらを使うか迷った場合は、「お帰りになられる」は間違った日本語なので、正しい日本語である「お帰りになる」を使うようにしましょう。

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