【味あわせる】と【味わわせる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「味あわせる」(読み方:あじあわせる)と「味わわせる」(読み方:あじわわせる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「味あわせる」と「味わわせる」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「味あわせる」と「味わわせる」の違い

「味あわせる」と「味わわせる」の違いを分かりやすく言うと、「味あわせる」とは「味わわせる」の間違った使い方、「味わわせる」とは旨みや面白みを感じ取らせたり体験させることです。

一般的には「味あわせる」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「味わわせる」のことを間違えて「味あわせる」を使っている人がほとんどです。

正しい言葉である「味わわせる」を使った分かりやすい例としては、「自分のような惨めな思いを誰かに味わわせるの嫌だった」「珍しい食べ物を味わわせてもらった」「彼女は彼に同じ苦しみを味わわせる」などがあります。

「味わわせる」という言葉はあっても、「味あわせる」という言葉は存在しません。同時に「味わわせる」という連語の意味について「旨みや面白みを感じ取らせたり体験させること」と覚えておきましょう。

「味わわせる」を英語にすると「put A through B」となり、例えば上記の「彼女は彼に同じ苦しみを味わわせる」を英語にすると「she put him through a lot of pain」となります。

「味あわせる」の意味

「味あわせる」とは、「味わわせる」の間違った使われ方です。

「味あわせる」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「味わわせる」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「味あわせる」と「味わわせる」を間違えてしまう理由としては、「味わわせる」が非常に発音しにくい言葉であり「味あわせる」と聞こえてしまうこともあるため、勘違いして覚えていることが原因になります。

ではなぜ「味あわせる」が間違った言葉かというと、「味わわせる」は動詞の「味わう」と助動詞の「せる」で成り立っているからです。そのため、「味わわせる」の「味わ」を「味あ」とするのは文法的に誤りになります。

しかし、「味わわせる」は同音を重ねており非常に発音しずらいので、「味あわせる」を使う人が増えてきています。そのため、一概に間違っている言えなくなっている難しい言葉の一つでしょう。

「味わわせる」の意味

「味わわせる」とは、旨みや面白みを感じ取らせたり体験させることを意味しています。

「味わわせる」を使った分かりやすい例としては、「あいつらにも私と同じ苦しみを味わわせてやりたい」「娘には同じ悲しみを味わわせたくはありません」「とても充実な時間を味わわせてもらった」「息子には学歴のことで劣等感を味わわせたくない」などがあります。

「味わわせる」は、身にしみて経験することを意味している動詞の「味わう」に、助動詞の「せる」がくっ付いた連語になります。連語とは、二つ以上の単語が連結して一つの単語と似たような働きを持つ言葉のことを意味しています。

「味わわせる」はプラスのイメージでもマイナスのイメージでも使うことができる言葉です。そのため、前後の言葉によってイメージが180度変わるので注意して使うようにしましょう。

例えば、「喜びを味わわせる」「楽しみを味わわせる」などと使う場合にはプラスの意味なりますが、「苦しみを味わわせる」「苦痛を味わわせる」「地獄を味わわせる」などと使う場合にはマイナスの意味になります。

「味わわせる」の類語・類義語としては、受け入れて自分のものとすることを意味する「享受する」、物事の味わい深い意味などを十分に感じ取ることを意味する「噛み締める」、自分で実際に経験することを意味する「体験する」などがあります。

「味あわせる」の例文

1.「味あわせる」という言葉は存在しないので、おそらく「味わわせる」の言い間違いだろう。
2.「味わわせる」という言葉は旨みや面白みを感じ取らせたり体験させることで、「味あわせる」という言葉はない。
3.「味あわせる」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.同じ苦しみを味あわせるという言葉を使う人はいるが、正しくは同じ苦しみを味わわせる。です。
5.我が子にも同じ喜びを味わわせるという言葉はあるが、我が子にも同じ喜びを味あわせるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「味わわせる」という言葉を間違えて「味あわせる」と表現している時などが挙げられます。

「味あわせる」という言葉は辞書に載っていない言葉なので、辞書に載っている「味わわせる」を間違えて使っている可能性が高いです。

「味あわせる」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「味あわせる」ではなく、「味わわせる」と表現するのが正しい使い方になります。

「味わわせる」の例文

1.自分を騙したこの男に同じ苦しみを味わわせなければ納得ができない。
2.余命が長くないと知り、彼女に自分と同じ苦しみを味わわせたくなかったので、彼女の前から姿を消すことにしました。
3.こんな辛い思いを自分以外の誰かに味わわせるようなことがあってはならない。
4.分かる、できるなどの喜びを味わわせる学習活動を展開することが、我が校の方針です。
5.せめてこの子にだけは、自分と同じ苦しみを味わわせたくはありません。

この言葉がよく使われる場面としては、旨みや面白みを感じ取らせたり体験させることを表現したい時などが挙げられます。

例文1はマイナスの意味で「味わわせる」を使っており、例文4はプラスの意味で「味わわせる」を使っています。

「味あわせる」と「味わわせる」どちらを使うか迷った場合は、「味あわせる」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「味わわせる」を使うようにしましょう。

しかし、「味わわせる」が非常に発音しにくい言葉であるため、「味あわせる」を使っている人が増えてきています。そのため、「味あわせる」が正しい日本語と認識される日も近いかもしれません。

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