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【改めて】と【改めまして】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「改めて」(読み方:あらためて)と「改めまして」(読み方:あらためまして)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「改めて」と「改めまして」という言葉は、どちらもを一度行ったことを再び行うこと意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「改めて」と「改めまして」の違い

「改めて」と「改めまして」の意味の違い

「改めて」と「改めまして」の違いを分かりやすく言うと、「改めて」とは再び新しく行うこと、「改めまして」とは「改めて」の敬語表記という違いです。

「改めて」と「改めまして」の使い方の違い

一つ目の「改めて」を使った分かりやすい例としては、「彼氏の大切さに改めて気づきました」「この件に関しては確認が取れ次第改めてご連絡申し上げます」「自分が間違っていることを改めて知りました」「私達は改めて事故の原因を調査した」などがあります。

二つ目の「改めまして」を使った分かりやすい例としては、「改めましてお誕生日おめでとうございます」「改めましてよろしくお願いいたします」「改めましてご挨拶申し上げます」などがあります。

「改めて」と「改めまして」の使い分け方

「改めて」と「改めまして」の違いは、敬語表現であるかそうでないかになります。「改めまして」は敬語表現であるためより丁寧な印象を与えることができます。ただし、「改めて」は敬語ではないものの目上の人に対して使っても問題ない言葉なので、使い分けが難しいです。

また、「改めて」には初めて経験するように感じることの意味でも使われるというのも違いの一つです。

「改めて」と「改めまして」の英語表記の違い

「改めて」も「改めまして」も英語にすると「again」「some other time」となり、例えば上記の「私達は改めて事故の原因を調査した」を英語にすると「We investigated the cause of the accident again」となります。

「改めて」の意味

「改めて」とは

「改めて」とは、再び新しく行うことを意味しています。その他にも、初めて経験するように感じることの意味も持っています。

「改めて」の使い方

「後日改めて書面を提出します」「また日を改めてご連絡いたします」「後ほど改めて電話差し上げます」「改めてよろしくお願いします」などの文中で使われている「改めて」は、「再び新しく行うこと」の意味で使われています。

一方、「友人と疎遠になり改めて彼のありがたさを知った」「彼女の歌声を聞いて改めて音楽の大切を知ることができた」などの文中で使われている「改めて」は、「初めて経験するように感じること」の意味で使われています。

「改めて」は複数の意味を持つ言葉ですが、どちらの意味でも使われています。

「改めて」は日常生活でもビジネスシーンでも使える言葉です。「改めて」自体は敬語ではないのですが、前後の言葉使いによって目上の人に対しても使っても問題ありません。

表現方法は「改めておめでとう」「改めて学ぶ」「改めて確認」

「改めておめでとう」「改めて学ぶ」「改めて確認」「改めて思う」などが、「改めて」を使った一般的な言い回しになります。

「改めて」の類語

「改めて」の類語・類義語としては、再びやることを意味する「再度」、一度引き返して改めて出かけることを意味する「出直す」、前にあったことがもう一度繰り返されることを意味する「又又」などがあります。

「改めまして」の意味

「改めまして」とは

「改めまして」とは、一度行ったことを再び行うことを意味しています。

「改めまして」の使い方

「改めまして」を使った分かりやすい例としては、「改めましてご結婚おめでとうございます」「改めまして感謝申し上げます」「改めましてありがとうございます」「改めましてここに心よりお詫び申し上げます」などがあります。

「改めまして」は再び新しく行うことを意味する「改めて」に丁寧語の「ます」で成り立っている敬語表現になります。

「改めまして」は敬語表現であるため、ビジネスシーンにおいて目上の人に対しても使うことが可能です。また、「改めして」という敬語は単体で使われることはなく他の敬語と一緒に使う言葉であるというのも特徴の一つです。

「改めまして」の類語

「改めまして」の類語・類義語としては、思い直して元気に振るまうことを意味する「気を取り直す」、物事を最初からやり直すことを意味する「仕切り直す」、何かをきっかけにして気持ちがすっかり変わることを意味する「心機一転」などがあります。

「改めて」の例文

1.彼女と距離を置くことによって、改めて彼女の大切さに気づいた、次会ったら謝ろうと思う。
2.怪我から復帰してボールが蹴れるようになったことで、改めてサッカーというスポーツの面白さ知ることができた。
3.本日はご参加ありがとうございました。後日改めてご挨拶させていただきます。
4.この件につきましては、十分な話し合いを行なった上で、改めてご返信させていただきます。
5.この件に関しては、社内で十分な検討を行った後、改めてご連絡させていただきます。
6.商談を断った会社の営業がしつこく来社するので、その度忙しいから日を改めてくれ、とやんわり断ってきたが、敵もさるもので、なかなか諦めない。
7.平仮名に見向きもしない息子だったが、先日好きな子に手紙を書きたいと言い出し、あれよあれよと言う間に平仮名を覚えた。何事もきっかけやタイミングって大事なんだと改めて感じた出来事だった。
8.カスタマーセンターに改めて連絡しますと言われたのだが、その後1週間経っても何の音沙汰もないのでこちらから再度連絡をした。
9.著者はこの書籍の出版イベントに際して、編集者の方々、大学の先生方、そして家族に改めて感謝の意を表明していた。
10.クライアントに後ほど改めてお電話を差し上げますと言ったことをうっかり忘れてしまい、後になって上司に叱責されて少し落ち込んでいる。
11.一部の心無い人達によるマスクの高額転売が横行することで、必要な人にちゃんと届かなくなったことは改めて言うまでもないだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、再び新しく行うことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、初めて経験するように感じることを表現したい時にも使います。

例文1と例文2は初めて経験するように感じることの意味で使っており、例文3から例文5は再び新しく行うことの意味で使っています。

「改めまして」の例文

1.改めまして皆様こんばんは、本日司会を務めさせていただく山田と申します。
2.改めまして、 この度のプロジェクト完遂にあたり、関係各位の皆様の尽力には心から感謝申し上げます。
3.この件に関しては、日を改めまして御礼にお伺い申し上げます。
4.この度は予選敗退という非常に残念な結果に終わってしまったことを、改めまして深くお詫び申し上げます。
5.その節はご利用いただいている皆様に大変ご迷惑をお掛けしていまい、大変申し訳ございません。今後はこのようなことが無いように務めますので、改めましてよろしくお願いいたします。
6.年賀状を出した人に年明けに会うたび、「改めましてあけましておめでとうございます」と挨拶するなら、もう年賀状なんて要らないんじゃないかと思う。
7.「ご紹介に預かりました鈴木です。改めまして、簡単ではありますが自己紹介させて頂きます」、と言う人の自己紹介は大概長い。
8.主賓の挨拶では上司が、改めましてご結婚おめでとうございますと挨拶をしたのはいいとして、そこからがとても長かったのでたまらなかった。
9.家には葬儀会社の上司の男が部下の段取りのミスについて、改めまして心よりお詫び申し上げますと菓子折りをもって来たのだった。
10.会議も終了時間が迫っておりますので、この件に関しましては各自検討してもらって日を改めまして再度会議を開きますのでどうぞよろしくお願いします。
11.この商品について聞いてみたところ、店員は、あいにく在庫がありませんので取り寄せ次第、改めましてご連絡差し上げますとのことだった。

この言葉がよく使われる場面としては、一度行ったことを再び行うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のようにビジネスシーンにおいても使える言葉です。

「改めて」と「改めまして」という言葉は、どちらも一度行ったことを再び行うことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、再び新しく行うことや初めて経験するように感じることを表現したい時は「改めて」を、よりかしこまった場面では「改めまして」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
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