【かつ】と【または】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「かつ」と「または」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「かつ」と「または」という言葉は、どちらも何かを選択する場合に使用される言葉であるという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。

かつとまたはの違い

かつとまたはの違いを分かりやすく言うと、記号の「&」で表現することが出来るものか、「or」で表現することが出来るものかの違いです。

また、「かつ」は接続詞や副詞として使われるものであり、「または」は接続詞としてのみ使用されるものであるという違いであると言うことも出来ます。

「かつ」というのは、なにか二つの事柄が同時に行われることを意味しています。または、物事が平行して行われている状態を示す場合もあります。「同時に」という言葉や、「その上」という言葉で言い換えることが出来るものです。

例えば「今回の旅行は楽しく、かつ学びの多いものだった」という文章で考えると、これは旅行が楽しかったと同時に学ぶことも出来た、という意味の言葉になります。「かつ」という言葉の前後に表現されている事柄の両方が実現されたということです。

一方の「または」という言葉は、接続詞です。こちらは副詞の役割は果たしません。「または」というのは、似通った二つ以上の事柄のうち、どれか一つを選ぶ場合に使用される接続詞です。この場合、どれを選んでも正解であるという意味を持ちます。

複数の事柄、物事のうち、どれを選んでも良いので、一つ選んでくださいという意味を持たせたい時に「または」という言葉を使います。「または」という言葉は、「あるいは」や「もしくは」などの言葉で言い換えることも出来ます。

「または」と「もしくは」などの接続詞を両方とも同じ文章で使う場合には、「または」という接続詞を一番大きい段落、つまり最初の接続詞として使用します。特に法律文などでは、この決まりを守る事が大切です。

最初に「または」を使って、次の選択肢を出す時に「もしくは」を使います。例えば「夏または秋、もしくは冬」というような使われ方をします。全てに「または」を使って「夏または秋、または冬」としても間違いではありません。

「かつ」と「または」の使い分けで迷った場合には、「かつ」というのは記号で示すところの「&」であり、「または」というのは簡単に表記するところの「or」であると区別をつけて、覚えておくようにしましょう。

かつの意味

かつとは、接続詞や副詞として使われる言葉で、ある事柄に他の事柄が加わったり、二つの行為が平行して行われていることを意味しています。記号で示すと「&」(アンド)と同じ意味であると言うことが出来るものです。

「かつ」という言葉を漢字で表記すると「且つ」となります。この言葉は、接続詞としても副詞としても使うことの出来る言葉です。意味としては「その上」「それに加えて」というようなもので、二つ以上の事柄が同時に行われていることを表します。

上記で記した「接続詞」というのは、文章と文章を繋ぐ役割をする言葉のことです。また、「副詞」というのは、その言葉だけで自立しているもので、語尾が変化しない言葉のことを言います。

副詞は、主語にはならない言葉であり、それだけでその言葉の後に来る言葉を説明するものです。物事の状態や性質、程度などを表現したりします。

接続詞として使われる「かつ」も、副詞として使われる「かつ」も、二つの事柄が並行して行われれていることを示すものです。「一方では」という言葉で言い換えることもできます。

例えば「青春時代は、大いに笑い、かつ大いに泣いた」という文章の場合、これは青春時代には沢山笑って一方では、沢山泣いたのだということを意味しています。このように同時に並行して起こったことの両方を意味するのが「かつ」という言葉です。

「かつ」というのは、どちらか一方ではなく、「かつ」という言葉で結ばれた前後の出来事の両方を意味するものであると覚えておくようにしましょう。「&」という記号で表現できるものであると考えると分かりやすいです。

またはの意味

またはとは、接続詞として使われるもので、二つ以上の似ている事柄のうち、どれか一つを選ぶ際に使われる言葉を意味しています。簡単な言葉で示すと「or」(オア)と同じ意味であると言うことが出来るものです。

「または」という言葉を漢字で表記すると「又は」となります。この言葉は接続詞として使われるもので、選択肢が複数あることを意味しています。二つ以上であれば、選択する事柄はいくつであっても問題ありません。

それら複数の事柄のうちの、どれを選んでも正解である場合に「または」という接続詞を使います。「または」という言葉は「あるいは」や「もしくは」という言葉で言い換えることも出来る物です。

例えば「AまたはBまたはC」という例文があったとすると、これは「AあるいはBもしくはC」という風に言い換えることが出来ます。

これらの接続詞を「または」と一緒に使う場合には、大きい段落に「または」を使い、小さい段落に「もしくは」などを使います。

具体的には、例えば「あなたはこの仕事を受ける、または後輩に任せる、もしくは辞退することが出来ます」というように、一番最初の選択をする際に「または」を使い、それでも選べない場合の次の選択肢を提示する時に「もしくは」を使うようにします。

「または」というのは、複数ある物事の中から、何かを一つ選択する際に使う接続詞であり、その意味については「or」という言葉と同じものであると覚えておくと分かりやすいでしょう。

かつの例文と使い方

1.私にとっての美術館巡りは、趣味かつ良い気分転換になっていますよ。
2.迅速かつ丁寧に対応をしていただき、ありがとうございました。
3.よく学び、かつ、よく遊ぶことが小学校教育の根幹だと私は思っている。
4.彼は人付き合いが上手く、かつ温和な性格なので、とても人望がある。
5.このカバンは機能性が高く、かつ色が良いので気に入っているのだ。

この言葉がよく使われる場面としては、二つの事柄が同時に行われていたり、二つの事柄を同時に表現したい時などが挙げられます。「かつ」という言葉を漢字で表記すると「且つ」という字で書き記します。

この「且つ」の「且」という字は、「更に」という意味を持つ漢字です。「かつ」というのは、「それに」「その上」「しかも」と似た意味を持つ言葉であり、記号で表すと「&」(アンド)の意味を持つものであると覚えておくようにしましょう。

「かつ」というのは、接続詞として使われる他に、副詞として使われることもあります。副詞として使われる際には「一方では」というような意味を持ちます。使われ方は接続詞と変わらず、二つの出来事が同時に行われているような様子を示すものです。

またはの例文と使い方

1.アイスクリーム、またはかき氷が食べたい季節になってきた。
2.進学または就職、どちらにするのか、そろそろ決めないといけないよ。
3.この試験では、鉛筆またはシャープペンシルを使用してください。
4.結果がわかったら、電話またはメールで知らせてもらえると助かります。
5.このプレゼント企画には、Webサイトの応募窓口、またはハガキでの応募が可能です。

この言葉がよく使われる場面としては、二つ以上の事柄について、どれを選んでも問題ないとされる場合や、二つ以上の事柄から一つだけを選択する場合などが挙げられます。「または」というのは、漢字で「又は」と表記するものです。

この「又は」の「又」という字は、「その上」「さらに」という意味を持つものです。このことから、「かつ」という言葉と区別が付きにくいとされていますが、記号で表すところの「or」(オア)というのが「または」の意味となります。

二つ以上の選択肢がある中で、選ぶのは一つだけである場合について「または」という言葉を使います。この「または」という言葉が使われている場合には、選択肢としてあがっているものの中に不正解はなく、どれを選んでも良い状態であると言えます。

「かつ」は「&」であり、「または」は「or」であると覚えておくと区別がつきやすく、分かりやすいでしょう。