似た意味を持つ「それな」と「あーね」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「それな」と「あーね」という言葉は、どちらも相手の発言に共感を示すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「それな」と「あーね」の違い
「それな」と「あーね」の意味の違い
「それな」と「あーね」の違いを分かりやすく言うと、「それな」は相手の発言への共感が少し強い、「あーね」は相手の発言への共感が少し薄いという違いです。
「それな」と「あーね」の使い方の違い
一つ目の「それな」を使った分かりやすい例としては、「ここのカツ丼美味しいよね。それな」「それなという言葉をあまり好きではありません」「あなたって人の話聞かないよね。それな」などがあります。
二つ目の「あーね」を使った分かりやすい例としては、「返事するのが面倒だったのであーねと適当に相槌を打つ」「あーねはSNSでよく利用されている言葉だそうです」「最近筋トレにはまってるんだ。あーね」などがあります。
「それな」と「あーね」の使い分け方
「それな」と「あーね」はどちらも相手の発言に共感を示すことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「それな」より「あーね」の方が共感する意味合い少し薄く、ただの相槌をして使われていることが多いというのが違いです。また、「それな」と「あーね」は共感を示す場合に使うのが一般的ですが、相手の発言に共感していなくても使うことができます。
「それな」と「あーね」はどちらもの言葉もSNSや友人との日常会話で使っても問題ないですが、ビジネスシーンにおいては使えない言葉なので注意しましょう。
「それな」と「あーね」の英語表記の違い
「それな」も「あーね」も英語にすると「that’s it」「right」「ture」「exactly」となります。
「それな」の意味
「それな」とは
「それな」とは、相手の発言に共感を示すことを意味しています。
「それな」の使い方
「それな」を使った分かりやすい例としては、「明日6限まであるのめんどい。それな」「ネット上でそれなを多用しているせいで現実世界でも口走ってしまいました」「またみんなでこうやって集まりたいね。それな」「それなを使われるとなぜかイラッとする」などがあります。
「それな」は「そうだね」「その通り」の省略語
「それな」は「そうだね」や「その通り」などを省略した若者言葉です。主に、若者の間やSNSなどのネット上で使われています。
「それな」の由来
「それな」の由来は諸説あり、どれが正しいかははっきりしていません。
一つ目はネット掲示板の5ちゃんねるが発祥という説です。ただし、実際にそこまで使われていないという意見もあるので真相は謎のままになっています。
二つ目は関西弁で「本当その通り」のことを意味する「ほんまそれな」の「ほんま」の部分が省略した説です。こちらの説が最も有力と言われており、「それな」は関西弁と主張する人もいます。
「それな」は基本的に相手の発言に共感を示す場合に使う言葉ですが、返事が面倒だったり、大した意見や感想のない話に対して、相槌代わりに「それな」を使うこともできます。
「それな」の顔文字
「それな」はSNS上でよく使用されている言葉なので、顔文字で表現することも可能です。
(σ・ω・)σ
(╭☞・́・̀)╭☞
( ´-ω-)σ
(σ゚∀゚)σ
上記のような顔文字がよく使われています。
「それな」はSNSなどのプライベートのみでしか使えない
「それな」を使う上で注意しなければならいのは、ビジネスシーンでは使えな言葉ということです。「それな」を目上の人に対して使うにはとても失礼なので、日常生活やSNSなどのプライベートのみで使うようにしましょう。
また、「それな」という言葉自体を「うざい」「嫌い」と思っている人もいるため、使う相手も選ぶことが必要です。
「それな」の類語
「それな」の類語・類義語としては、相手の意見が正しく的を射ていることを意味する「その通り」、言われてみればその通りのことを意味する「確かに」、的を射た意見のことを意味する「言えてる」などがあります。
「あーね」の意味
「あーね」とは
「あーね」とは、相手の発言に共感を示すことを意味しています。
「あーね」の使い方
「あーね」を使った分かりやすい例としては、「昨日の日本代表戦凄かったね。あーね」「ビジネスシーンであーねを使うのは避けよう」「彼はあーねばかり多用するのであまり話したくありません」などがあります。
「あーね」は「あーなるほどね」「あーその通りだね」の省略語
「あーね」は「あーなるほどね」「あーその通りだね」を省略した言葉で、相手の発言に共感を示すことを意味しています。
「あーね」の由来
「あーね」の由来は福岡の方言と言われています。それがSNSを通じて広まり、若者言葉やSNS上で広く一般的に使われている言葉になりました。
「あーね」は基本的に相手の発言に共感を示す場合に使う言葉ですが、返事が面倒だったり、大した意見や感想のない話に対して、相槌代わりに「あーね」を使うこともできます。
「あーね」はSNSなどのプライベートのみでしか使えない
「あーね」を使う上で注意しなければならいのは、ビジネスシーンでは使えない言葉ということです。「あーね」を目上の人に対して使うにはとても失礼なので、日常生活やSNSなどのプライベートのみで使うようにしましょう。
また、「あーね」という言葉自体を「うざい」「嫌い」と思っている人もいるため、使う相手も選ぶことが必要です。
「あーね」の類語
「あーね」の類語・類義語としては、なるほどを略した言葉を意味する「なるほ」、了解を略した言葉を意味する「りょ」などがあります。
「それな」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手の発言に共感を示すことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「それな」はSNSや若者の間にで使われている言葉です。
「あーね」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手の発言に共感を示すことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「あーね」はSNSや若者の間にで使われている言葉です。
「それな」と「あーね」はどちらも相手の発言に共感を示すことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、相手の発言への共感が少し強いのが「それな」、相手の発言への共感が少し薄いのが「あーね」と覚えておきましょう。