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【一家言】と【総意】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「一家言」(読み方:いっかげん)と「総意」(読み方:そうい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一家言」と「総意」という言葉は、どちらも「意見や考え」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




一家言と総意の違い

一家言と総意の意味の違い

一家言と総意の違いを分かりやすく言うと、一家言とは個人の意見、総意とは全体の意見という違いです。

一家言と総意の使い方の違い

一つ目の一家言を使った分かりやすい例としては、「これは私だけの一家言ではありません」「彼はチョコレートの味に一家言ある甘党です」「叔母は古典芸能に一家言を持っている」「評論家の一家言に納得した」などがあります。

二つ目の総意を使った分かりやすい例としては、「ここに書いてあることは君たちの総意ですか」「寺の移転について檀家の総意を得るのに時間を要した」「メンバーの総意を踏まえて決定しました」「政治に国民の総意を反映させるべきです」などがあります。

一家言と総意の使い分け方

一家言と総意という言葉は、どちらも「意見や考え」を表しますが、意味や使い方には大きな違いがあります。

一家言とは、「チョコレートの味に一家言ある」のような使い方で、その人独自の意見や主張を意味する言葉です。また、「評論家の一家言」のように、ひとかどの見識のある意見も意味します。

総意とは、ある団体や組織を構成するメンバー全体の意見を意味します。「檀家の総意」とは、ある寺に属する檀家全員の共通する意見のことです。

つまり、一家言と総意という言葉は、個人的意見か全体の意見かの点において、相反する言葉だと言えるでしょう。

一家言と総意の英語表記の違い

一家言を英語にすると「personal view」「private opinion」となり、例えば上記の「これは一家言ではありません」を英語にすると「This is not my private opinion」となります。

一方、総意を英語にすると「general will」「collective opinion」「consensus」となり、例えば上記の「君たちの総意」を英語にすると「your collective opinion」となります。

一家言の意味

一家言とは

一家言とは、その人独特の意見や主張、ひとかどの見識のある意見を意味しています。

一家言の読み方

一家言の読み方は「いっかげん」です。誤って「いっかごん」などと読まないようにしましょう。

一家言の使い方

一家言を使った分かりやすい例としては、「文房具に一家言を持つ人が増えています」「ファッションに一家言持ちである娘は万年金欠のようです」「私は英語の学習方法に一家言もっています」などがあります。

その他にも、「教授は欧米文化にも一家言をお持ちである」「高砂市に一家言をもつ有名な家具職人がいます」「彼は株相場について一家言ある投資家だ」「ゴミ問題に一家言あるコメンテーターである」などがあります。

一家言とは、その人が持っている、ありきたりではない独特な意見を意味します。

「一家言持ち」の意味

「一家言持ち」とは、ある事柄について特別なこだわりを持っている人を意味する言い回しです。

「一家言をもつ職人」の意味

また、「一家言をもつ職人」のような使い方で、優れた見識のある意見も表します。

一家言の由来

一家言という言葉は、中国の歴史家である司馬遷が書いた「史記」の一文に由来します。そこには「以て遺を拾ひ芸を補ひ、一家の言と成す」と記されており、ここから「一家言」が引用されました。

一家言の対義語

一家言の対義語・反対語としては、ある社会の問題について世間の人々の持っている意見を意味する「世論」、世間一般の人々の意見を意味する「公論」などがあります。

一家言の類語

一家言の類語・類義語としては、かねてから主張している自分の意見や説を意味する「持論」、ふだんから主張している意見を意味する「持説」、主張したい事柄や言い訳を意味する「言い分」、自分一人の意見や見解を意味する「私見」などがあります。

総意の意味

総意とは

総意とは、全員の一致した意見や考えを意味しています。

表現方法は「総意に従う」「総意に基づく」「総意として」

「総意に従う」「総意に基づく」「総意として」などが、総意を使った一般的な言い回しです。

総意の使い方

総意を使った分かりやすい例としては、「規約改定には会員の総意をくむ必要があります」「決議をもって会員の総意を得る」「部会でまとめた総意を英語に訳す」「地域住民の総意として要望書を提出いたしました」などがあります。

その他にも、「受賞者は審査員総意のもと該当者なしとなりました」「国民の総意を得ることは難しいだろう」「総意とは多数決ではありません」「議長には会議参加者の総意をまとめるスキルが必要です」などがあります。

総意とは、すべての人の意思や、全体に共通している意見を意味し、ある組織や団体を構成するメンバー全体の意思を指す言葉です。総意の「総」は多くの物事を一つに締めくくること、「意」は心の中の思いや考えを表します。

総意を用いた有名な一文には、日本国憲法第一条の「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」があります。天皇のあり方は、日本国民全体の意見に基づくものであることを表しています。

総意の対義語

総意の対義語・反対語としては、自分一人の考えや意見を意味する「私意」、自分一人の意見や見解を意味する「私見」などがあります。

総意の類語

総意の類語・類義語としては、互いの意思が一致することを意味する「合意」、目的や志などを同じくすることを意味する「同心」、意見の一致や合意を意味する「コンセンサス」などがあります。

一家言の例文

1.幼児教育に一家言ある彼女は、英語の早期教育には反対だそうです。
2.食通の彼は、カレーの作り方に関して一家言も二家言もあるようです。
3.その英語教師は学習法に一家言があり、生徒たちから信頼されていました。
4.祖母は多趣味な人で、歌舞伎や日本舞踊に造詣が深く、生け花にも一家言持ちです。
5.自分などは、いまだに一家言をなすには足らない半人前でございます。
6.優秀だが一家言を持つ彼は、保守的で前例を踏襲したい人たちばかりの部署に異動してきて、斬新なことを次々に提案するので変人扱いされている。
7.叔父は古典芸能に一家言ある人だから、生半可なお芝居に誘ったら何を言われるか分からない。
8.父親はわたしたちが説得しても聞く耳持たなかったが、評論家の一家言にはすぐに納得する。ようするに権威に弱いのだ。
9.わたしはこのジャンルは門外漢だったが、一家言あるマニアに聞いてみるといいのではと思い立った。
10.SNSで子育てに関してつぶやくと、一家言ある有象無象があちこちから湧いてきて、一方的な批判や人格否定さえもしてくるのだ。

この言葉がよく使われる場面としては、その人独自の意見や主張、ひとかどの見識のある意見や論説を表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4の文中にある一家言は、その人独自の意見や主張の意味で用いられています。例文5の一家言は、ひとかどの見識のある意見の意味で用いられています。例文2にある「二家言」自体に意味はありませんが、「一家言」にひっかけて、たくさんの意見があるさまを表しています。

総意の例文

1.地方行政は、市民の総意を確認しながら推し進められるべきであろう。
2.投票を棄権した人は、投票した人の総意に従うことになります。
3.臓器提供は一個人の判断ではなく、家族の総意として意思決定することが大切です。
4.小学校における早期の英語教育の充実には、教師の総意と覚悟が必要です。
5.国会の多数決で決められたことが、必ずしも国民の総意とは言えないだろう。
6.部の総意として従いますと本部に回答が提出されていたそうだが、私はそもそも設問事態を知らなかった。形だけ賛同者がいればいいのだろう。
7.総理大臣は憲法改正を掲げて選挙に勝ったのだから、憲法改正は国民の総意であると認識しているようだった。
8.上司は自分の意見が会社全体の総意と思っている節があるが、そんなことはないし、そのような認識ははっきり言って傲慢不遜である。
9.部下に意見を聞いてみても、上層部の総意に従いますというだけで、なんら主体性のない社員ばかりであった。
10.きみはその決定はメンバーの総意だというが、そのメンバーたちを黙らせているのをわたしはちゃんと知っているよ。

この言葉がよく使われる場面としては、すべての人の意思、全体の意見を表現したい時などが挙げられます。

総意という言葉は上記の例文にあるように、市民、家族、国民など、ある組織や団体に共通する意見を表します。

一家言と総意という言葉は、どちらも「意見や考え」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、一個人の意見を表現したい時は「一家言」を、すべての人の意見を表現したい時は「総意」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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