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【白日の元に晒す】と【白日の下に晒す】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「はくじつのもとにさらす」という読み方の「白日の元に晒す」と「白日の下に晒す」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「白日の元に晒す」と「白日の下に晒す」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「白日の元に晒す」と「白日の下に晒す」の違い

「白日の元に晒す」は「白日の下に晒す」の間違い

「白日の元に晒す」と「白日の下に晒す」の違いを分かりやすく言うと、「白日の元に晒す」とは「白日の下に晒す」の間違った使い方、「白日の下に晒す」とは隠されていた物事を世間に公開することです。

「白日の元に晒す」は誤字

一般的には「白日の元に晒す」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「白日の下に晒す」のことを間違えて「白日の元に晒す」を使っている人がほとんどです。

「白日の下に晒す」は正しい日本語

正しい言葉である「白日の下に晒す」を使った分かりやすい例としては、「不正の事実を白日の下に晒す」「ついに共犯者の名前が白日の下に晒された」「その犯罪者の悪事を白日の下に晒すのを楽しみにしている」などがあります。

「白日の下に晒す」という言葉はあっても、「白日の元に晒す」という言葉は存在しません。同時に「白日の下に晒す」という単語の意味について「隠されていた物事を世間に公開すること」と覚えておきましょう。

「白日の下に晒す」の英語表記

「白日の下に晒す」を英語にすると「be brought to light」「shining the ligh」となり、例えば上記の「その犯罪者の悪事を白日の下に晒すのを楽しみにしている」を英語にすると「I’m looking forward to shining the light of day on that criminal’s bad deeds」となります。

「白日の元に晒す」の意味

「白日の元に晒す」とは

「白日の元に晒す」とは、「白日の下に晒す」の間違った使われ方です。

「白日の元に晒す」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「白日の下に晒す」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「白日の元に晒す」と間違えやすい理由

「白日の元に晒す」と「白日の下に晒す」を間違ってしまう理由としては、「元」と「下」の発音が同じことです。また、「もと」を漢字にすると「元」をイメージする人が多く、「下」は「もと」ではなく、「した」と読むことが多いのが誤用する原因になります。

ではなぜ「元」が間違った言葉かというと、「白日」とは照り輝く太陽のことを意味しており、太陽の下にいることを表現したいので「元」ではなく「下」が正しい漢字になります。

また、「元」は 物事の起こりや始まりのことを意味しており、「白日の元に晒す」としてまうと少し意味の通じない言葉になってしまうので、間違えないように注意しましょう。

「白日の下に晒す」の意味

「白日の下に晒す」とは

「白日の下に晒す」とは、隠されていた物事を世間に公開することを意味しています。

「白日の下に晒す」の読み方

「白日の下に晒す」の読み方は「はくじつのもとにさらす」です。誤って「はくじつのしたにさらす」などと読まないようにしましょう。

「白日の下に晒す」の使い方

「白日の下に晒す」を使った分かりやすい例としては、「彼の悪事を白日の下に晒すことにしました」「不正取引の証拠が白日の下に晒される」「真実を白日の下に晒すことにしました」「明日の正午に彼らの秘密が白日の下に晒されるだろう」などがあります。

「白日の下に晒す」は隠されていた物事を世間に公開することを意味することわざで、隠されていた物事なので悪事や不正をイメージする人が多いですが、実は自分の秘密や隠し事なのどのプライベートな物事に対しても使うことができます。

また、「白日の下に晒す」はただ知られてないことを公開するのではなく、意図的に隠されていたものを公開するというのが特徴です。

「白日の下に晒す」の由来

「白日の下に晒す」は太陽の下に出ることです。「白日」とは照り輝く太陽や身が潔白であることを意味しており、「晒す」とは広く人目に触れるようにすることを意味しています。これらの意味が転じて、隠されていた物事を世間に公開することを「白日の下に晒す」と言うようになりました。

「白日の下に晒す」の類語

「白日の下に晒す」の類語・類義語としては、悪事や秘密などをあばいて明るみに出すこを意味する「暴露する」、広く世間に発表することを意味する「公表する」、知られていなかったことや隠されていた事実が世間に広まることを意味する「明るみに出る」などがあります。

「白日の元に晒す」の例文

1.「白日の元に晒す」という言葉は存在しないので、おそらく「白日の下に晒す」の言い間違いだろう。
2.「白日の下に晒す」という言葉は隠されていた物事を世間に公開することで、「白日の元に晒す」という言葉はない。
3.「白日の元に晒す」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.今回の事件の主謀者が国王であることが白日の元に晒されましたという言葉を使う人はいるが、正しくは今回の事件の主謀者が国王であることが白日の下に晒されましたです。
5.ついに社長の悪事が白日の下に晒される日がきたという言葉はあるが、ついに社長の悪事が白日の元に晒される日がきたという言葉はあるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「白日の下に晒す」という言葉を間違えて「白日の元に晒す」と表現している時などが挙げられます。

「白日の元に晒す」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「白日の下に晒す」を間違えて使っている可能性が高いです。

「白日の元に晒す」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「白日の元に晒す」ではなく、「白日の下に晒す」と表現するのが正しい使い方になります。

「白日の下に晒す」の例文

1.内部告発によって、弊社の不正が白日の下に晒されることとなりました。
2.部長の不正が白日の下に晒され懲戒解雇を受けたことで、オフィスに平穏が訪れました。
3.心を入れ替えてもらうために、同僚の悪事を白日の下に晒すことにしました。
4.とあることがきっかけで、妻と離婚したことが白日の下に晒されることとなった。
5.彼らの悪事を白日の下に晒すことで、逮捕はできなくても社会的制裁を受けることになるだろう。
6.誤送信してしまったメールによって不正な取引が白日の下に晒されることとなり、これで自分は終わりだと思うと同時にほっとしている自分もいた。
7.彼女は夫の普段隠れている暴力性を引き摺りだし、白日の下に晒すことで、夫が真の加害者であることを証明しようとした。
8.インターネット社会によって、今まで泣き寝入りしていた私達が容易に証拠を白日の下に晒す手段を得たわけです。
9.私は会社の不正を白日の下に晒すことでたびたび嫌がらせや恫喝を受けたが、私は間違ったことはしていないので耐えることができた。
10.男から浮気の証拠を白日の下に晒すと言われてしぶしぶお金を支払ってしまったが、もしかしたら一生金づるにされるかもしれない。

この言葉がよく使われる場面としては、隠されていた物事を世間に公開することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「白日の下に晒す」は皆に知られたくないことを公にされた場合に使う言葉です。

「白日の元に晒す」と「白日の下に晒す」どちらを使うか迷った場合は、「白日の元に晒す」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「白日の下に晒す」を使うようにしましょう。

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