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【もちろん】と【もとより】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「もちろん」と「もとより」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「もちろん」と「もとより」という言葉は、どちらも言うまでもないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「もちろん」と「もとより」の違い

「もちろん」と「もとより」の意味の違い

「もちろん」と「もとより」の違いを分かりやすく言うと、「もちろん」とは話し言葉として使うことが多い、「もとより」とは書き言葉として使うことが多いという違いです。

「もちろん」と「もとより」の使い方の違い

一つ目の「もちろん」を使った分かりやすい例としては、「明日の飲み会はもちろん参加します」「彼女は顔はもちろん性格も完璧です」「もちろん私はサッカーに興味があります」「もちろんあなたは正しいと思います」などがあります。

二つ目の「もとより」を使った分かりやすい例としては、「彼女は英語はもとより韓国語も上手です」「もとより貸したお金が返ってくるとは思っていません」「そのことはもとより存じております」などがあります。

「もちろん」と「もとより」の使い分け方

「もちろん」と「もとより」はどちらも判断を下す以前に結論が決まっている様子を表現する時に使う言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「もちろん」は論じる必要のないほどはっきりしていることを意味しており、主に話し言葉として使います。一方、「もとより」は言うまでもないことや以前からのことを意味しており、書き言葉と話し言葉どちらでも使うことができますが、主に書き言葉として使用するというのが違いです。

話し言葉とは話したり聞いたり音声によって伝えれる言葉のことで、書き言葉とは日常会話ではあまり使われず主に文章を書くときに使われる言葉のことを意味しています。

「もちろん」と「もとより」の英語表記の違い

「もちろん」を英語にすると「of course」となり、例えば上記の「もちろんあなたは正しい」を英語にすると「Of course, you are right」となります。

一方、「もとより」を英語にすると「from the first」「of course」となり、例えば上記の「そのことはもとより存じております」を英語にすると「I have known that from the first」となります。

「もちろん」の意味

「もちろん」とは

「もちろん」とは、論じる必要のないほどはっきりしていることを意味しています。

「もちろん」の漢字表記

「勿論」を漢字にすると、「勿論」と表記することができますがあまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「もちろん」を使うようにしましょう。

表現方法は「もちろんです」「もちろん大丈夫」「もちろん参加」

「もちろんです」「もちろん大丈夫」「もちろん参加」などが、「もちろん」を使った一般的な言い回しになります。

「もちろん」の使い方

「もちろん」を使った分かりやすい例としては、「彼は英語はもちろんドイツ語も堪能です」「もちろんあなたは知っているものだと思っています」「週末の合コンはもちろん参加します」「彼はスポーツはもちろん勉強もできる人です」などがあります。

「もちろん」は論じる必要のないほどはっきりしていること、つまり、判断するまでもないという意味で使われている言葉です。したがって、具体的な論拠があってもなくても、話し手の主観的な判断だけで使用することができます。

「もちろん」は「こんな時間だしご飯食べてにいくよね?もちろん、お腹が空いてるからね」のように、質問や問いに対してワンクッション入れることで、会話をスムーズにするために用いることが多いです。

また、「娘にはピアノはもちろんのこと、茶道も習わせている」のように、言うまでもないというニュアンスで会話の途中にも使うことができます。

「もちろん」を上司の問いに対して使うと失礼となる

「もちろん」は言うまでもないや論じる必要がないという意味を持っているため、上司から「会議の資料は完成したか?もちろんです」「これを営業先に届けてくれないか?もちろんです」などのように上司の問いに対して使うのは、とても失礼なので適していません。

もし、ビジネスシーンで使いたいのであれば、「上司の提案にはもちろん全員が賛成です」のように、第三者視点での使うのが適しています。

以上のことから、「もちろん」をビジネスシーンで使う場合は、失礼に当たる場合もあるので注意して使うと覚えておきましょう。

「もちろん」の類語

「もちろん」の類語・類義語としては、そうなるのが当たり前であることを意味する「当然」、あれこれ言う必要のないほどわかりきったことであることを意味する「言うまでもない」、そうあるべきことを意味する「当たり前」などがあります。

「もとより」の意味

「もとより」とは

「もとより」とは、言うまでもないことを意味しています。その他にも、以前からのことの意味も持っています。

「もとより」の漢字表記

「もとより」を漢字にすると、「元より」「固より」「素より」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「もとより」を使うようにしましょう。

「もとより」の使い方

「人間はもとより動物である」「このアニメは子供はもとより大人も楽しめる作品です」「責任はもとより学校側にあると思います」などの文中で使われている「もとより」は、「言うまでもないこと」の意味で使われています。

一方、「私はもとより覚悟は失敗の上です」「僕はもとより賛成派です」などの文中で使われている「もとより」は、「以前からのこと」の意味で使われています。

「もとより」は言うまでもないこと、以前からや初めからのことという複数の意味を持つ副詞です。また、「もとより」は書き言葉と話し言葉のどちらでも使うことができますが、基本的には書き言葉として使うと覚えておきましょう。

「もとより」は「もとより失敗するのは覚悟の上だ」のように文頭に置くだけはなく、「彼女は韓国語もとより、スペイン語も上手です」のように、文中で使うことができるというのも特徴です。

「もとより」の類語

「もとより」の類語・類義語としては、行動を起こす前と変わらないことを意味する「元元」、最初からそういう状態や性質であることを意味する「元来」、とにもかくにものことを意味する「先ず以て」などがあります。

「もちろん」の例文

1.医者から止められてるのであれば、酒はもちろんのこと、タバコも吸ってはいけません。
2.このアニメは日本ではもちろん、海外でもとても人気があります。
3.週末の誕生日パーティーはもちろん参加します。プレゼント楽しみにしててくださいね。
4.私にスノーボードを教えてくれませんか。もちろんいいですよ。
5.ここは東大合格を目指す進学校なので、復習はもちろん、予習もしなければ勉強についていけません。

この言葉がよく使われる場面としては、論じる必要のないほどはっきりしていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「もちろん」は話し言葉として使うのが一般的です。

「もとより」の例文

1.この遊園地は日本最大なだけあって、子供はもとより大人も楽しめるようになっています。
2.プロスポーツ選手は技術力はもとより、豊富な経験も必要とされています。
3.この少女漫画は、女性はもとより男性も楽しめるのでオススメの作品です。
4.彼女に告白したとしても、もとより断れられるのは覚悟の上です。
5.このプロジェクトは、もとより成功するとは思っていませんでした。

この言葉がよく使われる場面としては、言うまでもないことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、以前からのことを表現したい時にも使います。

例文1から例文3の「もとより」は言うまでもないこと、例文4と例文5の「もとより」は以前からのことの意味で使っています。

「もちろん」と「もとより」はどちらも言うまでもないことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、話し言葉として使うことが多いのが「もちろん」、書き言葉として使うのが多いのが「もとより」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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