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【尊厳】と【尊重】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「尊厳」(読み方:そんげん)と「尊重」(読み方:そんちょう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「尊厳」と「尊重」という言葉は、どちらも「貴重で尊いもの」を表しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




尊厳と尊重の違い

尊厳と尊重の意味の違い

尊厳と尊重の違いを分かりやすく言うと、尊厳とは尊くおごそかであるという概念、尊重とは尊いものとして扱う行為という違いです。

尊厳と尊重の使い方の違い

一つ目の尊厳を使った分かりやすい例としては、「尊厳死が認められている国があります」「最期まで人としての尊厳を失いたくありません」「すべての人の尊厳は守られるべきです」「尊厳を踏みにじる行為は許されない」などがあります。

二つ目の尊重を使った分かりやすい例としては、「この件はあなたの意見を尊重しましょう」「人権尊重の取り組みを企業に求める」「多様性を尊重する社会であるべきです」「お互いを尊重し合うべきだろう」などがあります。

尊厳と尊重の使い分け方

尊厳と尊重という言葉は、どちらも価値が高く尊いものを表し、「個人の尊厳」「個人の尊重」のように同じような表現で用いられています。二つの言葉は、とてもよく似ていますが、厳密な意味や使い方には違いがあります。

尊厳とは、尊く厳かなこと、気高く犯しがたいことを意味します。「個人の尊厳」とは、民主主義の基本原理の一つでであり、個人それぞれが他人に支配されない、犯しがたい存在であることを表した概念です。「個人の尊厳を保障する」「個人の尊厳を失う」などと使います。

尊重とは、尊いものとして重んずること、価値あるものとして扱うことを意味します。「個人の尊重」とは、一人ひとりの存在を認め合い、すべての個人が互いを人間として重んじる行為を表します。尊重は「個人を尊重する」のように、動詞のように使われることが多い言葉です。

つまり、尊厳は尊くおごそかであるものという概念を表しますが、尊重とは尊いものとして扱うという行為を表す点に、二つの言葉の違いがあります。

尊厳と尊重の英語表記の違い

尊厳を英語にすると「dignity」「prestige」となり、例えば上記の「尊厳死」を英語にすると「death with dignity」となります。

一方、尊重を英語にすると「respect」「high regard」「esteem」となり、例えば上記の「あなたの意見を尊重する」を英語にすると「respect your opinion」となります。

尊厳の意味

尊厳とは

尊厳とは、尊く厳かなこと、気高く犯しがたいことを意味しています。

表現方法は「尊厳を傷つける」「尊厳を失う」「人間の尊厳」

「尊厳を傷つける」「尊厳を失う」「人間の尊厳」などが、尊厳を使った一般的な言い回しです。

尊厳の使い方

尊厳を使った分かりやすい例としては、「人の尊厳を傷つけるような誹謗中傷は許容できません」「尊厳が無くとも人は生きられるのか」「看護の対象となる人々の尊厳を擁護する」「尊厳を失うような介護はされたくありません」などがあります。

その他にも、「日本で尊厳死や安楽死は合法化されていません」「尊厳死協会は協力医師を募集しています」「尊厳死のデメリットは何だろう」「尊厳死と安楽死の違いをご存知ですか」「私は尊厳死に賛成です」などがあります。

尊厳の「尊」は訓読みで「とうとい」と読み、 きわめて価値が高いことや崇高で近寄りがたいことを表します。「厳」は訓読みで「おごそか」「きびしい」と読み、重々しく威厳があることを表します。尊厳とは、厳かで尊いことであり、気高く犯しがたいことを意味する言葉です。

「尊厳死」の意味

尊厳を用いた日本語には「尊厳死」があります。尊厳死とは、人間としての尊厳を保った状態での死であり、自らの意志で単なる延命のための治療を拒否することを表します。尊厳死と似た考え方に「安楽死」がありますが、安楽死は苦痛を少なくするために楽に死なせることの意味で用いられています。

尊厳の対義語

尊厳の対義語・反対語としては、むごい扱いをすることを意味する「虐待」、弱い立場の者などを追い詰めて苦しめることを意味する「迫害」などがあります。

尊厳の類語

尊厳の類語・類義語としては、近寄りがたいほど堂々としておごそかなことを意味する「威厳」、世間や周囲に対する体面や立場を意味する「面目」、社会的に認められている人格的価値を意味する「名誉」、人間的重みや風格あるいは身に備わった威厳を意味する「貫禄」などがあります。

尊重の意味

尊重とは

尊重とは、価値あるもの、尊いものとして大切に扱うことを意味しています。

尊重の読み方

尊重の読み方は「そんちょう」です。誤って「そんじゅう」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「尊重される」「尊重し合う」「相手を尊重」

「尊重される」「尊重し合う」「相手を尊重」などが、尊重を使った一般的な言い回しです。

尊重の使い方

尊重を使った分かりやすい例としては、「相手を尊重しながら自分の考えを主張する」「彼らはお互いを尊重し合う理想的なカップルです」「英語留学で異なった相手の宗教を尊重する大切さを知った」などがあります。

その他にも、「生徒の意見を尊重する先生を尊敬しています」「基本的人権の尊重とは何か簡単に説明してください」「相手を尊重することはビジネスの基本です」「こどもの感性を尊重して自由にイラストを描かせる」などがあります。

尊重とは、尊び重んじることであり、損なったり反したりしないように価値のあるものとして大事に扱うことを意味する言葉です。尊重という言葉の「重」は、訓読みで「おもい」と読み、大切にすることや重んじることを表す漢字です。

「個人的人権の尊重」の意味

尊重を用いた日本語には「個人的人権の尊重」があります。個人的人権の尊重とは、人が生まれながらにして持つ権利を尊いものとして大切に扱うことです。憲法第11条では、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」として規定しています。

尊重の対義語

尊重の対義語・反対語としては、存在価値を認めないことを意味する「無視」、軽く考えてその価値や影響力を認めないことを意味する「軽視」などがあります。

尊重の類語

尊重の類語・類義語としては、その人の人格を尊いものと認めて敬うことを意味する「尊敬」、敬い重んずることを意味する「敬重」、重要なものとして注目することを意味する「重視」、あがめ敬うことを意味する「崇敬」などがあります。

尊厳の例文

1.セクハラやパワハラなど様々なハラスメントは、個人の尊厳を傷つける重大な人権侵害です。
2.尊厳死の議論は、日本よりも英語圏の方が活発で具体的な話し合いがされています。
3.患者さまの尊厳を守るエンゼルケア用品の紹介と、使い方の説明をいたします。
4.罪を犯したり、道徳から大きく外れた行為をすれば、人間の尊厳を失うことになります。
5.絶対王政の時代、人々は個人の尊厳がない暮らしを強いられていました。

この言葉がよく使われる場面としては、尊くおごそかなこと、重々しくいかめしいことを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「尊厳を傷つける」の意味は、人のプライドを傷つけることであり、人間の権利を犯すことを表します。例文4の「尊厳を失う」とは、人間に基本的に備わっている尊厳がなくなってしまうことを表現しています。

尊重の例文

1.自分の気持ちを伝える時は、なるべく角を立てずに相手を尊重することを心掛けています。
2.日本国憲法において、ひとり一人が尊重される国家であることが定められています、
3.英語圏の文化を勉強していくうちに、異文化や他者を尊重する姿勢が身に付くでしょう。
4.インターネットは使い方次第で人を傷つける凶器になるので、人権尊重の意識をもって利用しましょう。
5.複数の意見をまとめる場では、お互いの意見をしっかり聴き、尊重し合うことが大切です。

この言葉がよく使われる場面としては、尊び重んじること、価値のあるものとして大切に扱うことを表現したい時などが挙げられます。

例文2にある「尊重される」とは、価値あるものや尊いものとして大切に扱われることを意味します。「される」は「する」の受け身を表します。

尊厳と尊重という言葉は、どちらも「貴重で尊いもの」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、尊くおごそかであるという概念を表現したい時は「尊厳」を、尊いものとして大切に扱う行為を表現したい時は「尊重」を使うようにしましょう。

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